1998-2000番外編【1】

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いつものごとくヒマだったので、自分の過去ブログを読み返してみた。

昔ブログに書いたのに消えてしまったのと、薄れゆく過去の記憶がまだ残っているうちに再び書いてみようかと。日本を出てからタイで働き始めた頃までの話。 プロローグ ...

1998年~2000年までのことを読んでみて改めて思ったんだけど…我ながらけっこう面白い経験してるね。

せっかくなので、この過去ブログに関係したことを何回か書いてみる。

数日前にEテレで「お父さんに会いたい~“じゃぱゆきさん”の子どもたち~」という番組を偶々観た。

かつてアジアから来日し「じゃぱゆきさん」と呼ばれた女性はおよそ百万人。日本人男性との間に生まれた子供は十万人とも二十万人とも言われる。そんなアジアで生まれ育った子どもたちが成人を迎える今、多くが日本を目指している。目的は父親を探すため。父親と自らのアイデンティティーを探し求める若者のまなざしから、日本社会を見つめる。

番組自体は途中までしか観ていないが、1998-2000【4】人間失格で書いたB子とのことが頭をよぎった。

ふむ…

オレも自らのアイデンティティーを探し求めるおっさんのまなざしで日本社会を見つめたい!!

逆にオレの方からB子の“その後”を探してみるというのも有りかな?と。

見付けてどうするか?までは考えていないが、もし…もし産んでいれば21才になっているはずだが、DNA鑑定して認知しちゃうという手もあるだろうし、皆に「どうして…どうして逃げたのよ!?」みたいに詰められて虚ろな眼になってみるとか、色々と選択肢は出てくるだろうから、それはその時に考えればいい。

だが、B子の名前も顔も全く覚えていない…

当時の日記を改めて読み返してみたが、やはり巧妙に隠されておりヒントが一切ない。

あれ?そういえば…

日記とは別にちょっとしたことをメモするノートを持っていた。出会った人と住所交換した時や、現地の言葉を覚えるために単語をそのノートに書いていた。

そのノートに何かヒントが書いてあるかもしれない。

きちんと読み返してみたところ…

ヒントがあった。

まず、当時オレも居候していたラチャダーピセク通りから少し入ったところにある住所が他人の筆跡で書かれていた。

ここチャイシリ・アパートの414号室に住んでいた。

Googleのストリートビューで見たがこのアパートで間違いない、覚えてる。

だが、この情報自体は正直言ってあまり意味がない。

なぜなら逃げた1~2年後に、オレはここを再び訪ねているからだ。

ただ再訪した時には414号室には別な人が住んでおり、管理人も1~2年前に住んでいた人のことは覚えていなかった。

タイの場合、出身地を知らないと追うことはほぼ不可能だ。

だが、ノートにはチャイシリ・アパートの住所と一緒に名前も書いてあった。

……

…………

誰?ぜんぜんピンとこない!!

タイ人はニックネームで呼び合うのが基本だから、オレは友達でも本名を知らない。聞けば普通に教えてくれるが難しく覚えられないうえに、そもそも知る必要性がないのだ。

B子のこともニックネームで呼んでいたわけで、そのニックネームを思い出せばピンとくるかもしれないが、本名からは何の思い出も湧いてこない。

だが待てよ…

“探す”ことを考えれば逆にニックネームより本名の方が遥かに有益な情報だ。

名前は英語アルファベットで書かれており、タイ文字ではない。

試しに Facebookで検索してみたが該当なし。

日本人の名前も英語アルファベットで書かれているのと漢字で書かれているのとでは特定できる精度が格段に違ってくるのと同じで、タイ人の名前もタイ文字で分かった方が絶対にいい。

下の名前として書かれているInthiraはインシラではなくインティラー(อินทิรา)でまず間違いないと思うが、苗字がどのタイ文字に置き換えるのが正解なのかさっぱり分からない。多分、英語アルファベットのスペルが間違っている可能性もある。

類似の苗字を見つけたが、南部の人が多かった。B子って北部の人じゃなかったっけ?それすらはっきり覚えていないが、南部の人と言われれば南部だったような気もする。

ダメだ、何も覚えてないな…

ノートには1998-2000【2】行方不明に書いたダウの住所と本名も英語アルファベットで書かれていた。バンコクからチェンマイ、チェンライと一緒に旅行して、彼女の故郷チェンマイではなぜか実家に行ってお母さんに挨拶している。

試しに Facebookで検索してみた。

名前が完全一致した人物が1名いて、居住地はチェンマイだった。

その女性の近影もアップされていたので見たのだが…

誰?このおばさん!!

全然ピンと来ない、ただのタイのおばちゃんの姿がそこにあった。

見なかったことにしてそっとログアウトした。

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