きんた マッサージ戦記~出陣~

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ジャップカサイとは

タイ古式マッサージの奥義ジャップカサイ(またはヌアットカサイ)。

要するに、きんたマッサージのことである。

ジャップカサイのwiki(タイ語ページのみ)にはこう書いてある。

ジャップカサイとは睾丸とその周辺を施術するマッサージである。血行をよくし、腎機能の改善や、腰椎の痛みだけでなく勃起機能に効果があり、赤血球と精子量を増やす。近年はジャップカサイの名を騙る性感マッサージビジネスもあるが、それらは伝統的なジャップカサイとは全く異なる。伝統的ジャップカサイは陰茎部分に施術者が触れることはない

フム、効果など正直どうでもいいわ!

オレが衝撃を受けたのは、動画でみたジャップカサイだ。

動画に出てきたマッサージ師は、長髪を後ろで束ねてポニーテールにしたむさ苦しいおっさんであった。

その見た目の胡散臭さも、裏を返せばジャップカサイの達人であることの証なのだろう。

そのおっさんの前でM字開脚させられ下半身むき出しにさせられている客。

ポニーテールおっさんは、躊躇することなく客のキンタマをビヨンビヨンとまるで機織りをしているかのような手つきで引っ張っておる。

オレ
こ、こえーーっ!!

すごい告白をしてしまうと、実はオレはどんなに心を許した大親友にも己のキンタマを引っ張らせたことがない。

ベッドの上で何かに取り憑かれたかのようにオレのキンタマを引っ張りまくるイカれた女に出会ったこともない。

つまり、今までの人生で誰にも引っ張られた経験のない童貞である。

もう大人だし、そろそろ引っ張られ童貞を捨てた方がいいかな?とは思いながらも、決心がなかなかつかない。

紛争地域に単身で乗り込むよりも遥かにこわい・・・

どこの馬の骨ともわからんような信用のおけない輩に、己の最大の急所であるキンタマを引っ張らせることを許せるだけの心の広さと勇気がオレにはないのだ。

だが、幸いなことにオレの周囲にもキンタマを赤の他人に引っ張られる大冒険をした勇者はまだいない。

ここはオレが先陣を切って突撃体験し「キンタマ界のヒッパラレ王子!」とか「ヨッ、この引っ張られ上手!」的な賞賛を浴びちゃうのも悪くないな・・・

伝統的ジャップカサイを受けられる店

ビビって決心は全然ついていないが・・・とりあえず、邪道なエロ系ではない伝統的ジャップカサイができる場所を調べておこう。

性的サービス目的の客NGの、正真正銘の正統派ジャップカサイをやってるお店がバンコクのバーンスー区にあった。

・・・どこだよ、バーンスーって?!

聞いたこともねーし!と、地図で調べてみるとノンタブリー県との県境沿いの区らしい。

バンコクに住んでいた6年の間でさえ一度も行ったことがない謎の場所、それがバーンスー。

ビビって決心が全然つかないが・・・とりあえず、行き方だけ調べておこう。

バンコク・メトロのブルーラインで終点のバーンスーまで行き、そこからはタクシーで行く方法が一番簡単だな。

ビビって決心が全然つかないが・・・とりあえず、メトロ駅の目の前まで行ってみた。

や、やっぱりこえー!!

駅前でタバコを3本も吸って落ち着こうとするが、全然落ち着かん。

ビビって決心が全然つかないが・・・とりあえず、メトロに乗るだけ乗ってバーンスー駅にだけは行ってみよう。

心臓をバクバクさせながらメトロに乗り込む。

車内で気がついちゃったのだが、今のオレは緊張のあまりキンタマがキュッとなっておる。

やっぱりジャップカサイを受けるにあたっては、野良犬のキンタマくらいにダラーっとした状態じゃないと物理的に引っ張りづらいんじゃないのかしら?

「相手の立場になって考える」って、こういうことを指すんだろうね。

今日のオレはキュッとなり過ぎてて、きっと引っ張りにくい男だよ。

そんなことを心配しているうちにバーンスー駅に着いてしまった。

駅から出てみたが、あまりにも何もない場所で・・・もうすべてがこわい。

バーンスー駅を降りてからも行くべきか引き返すべきか迷ってみたが、そのうちビビリ続けることに面倒くさくなってついに決心がついた。

オレ、引っ張られ童貞を捨てますっ!!

ついに入店

駅前からタクシーに乗り込み約10分。建ち並ぶ民家の一軒が目的地であった。

あ、あやしい・・・

事前に収集していた情報によれば、伝統的タイ式マッサージのトレーニングセンターということだったが、トレーニングセンター感ゼロのただの民家である。

だが、どんなに怪しくとも一度決心がついたオレには何の問題もない。

好きなだけ引っ張らせてやるっ!!

扉を開けると、中には40代後半から50代と思わしき女性が1人、受付に座っていた。

通じるのはタイ語のみ、さらにマッサージのメニューもタイ語のみだが、意思疎通に全く問題はない。

ジャップカサイ

この一言だけで全て分かり合えるのだ。

店員
1時間コースと2時間コースがあるけど?

1時間コースは1500バーツ(約4800円)、2時間コースは2500バーツ(約8000円)と通常のタイ古式マッサージと比較してもとんでもなくお高い料金設定だが、問題は料金の高さではない。

申し訳ないが2時間もキンタマを引っ張られる意味が分からない。引っ張られ過ぎて伸び切った野良犬のキンタマみたいになって困るのは、やられる側のオレなのだ。

だが、オレも引っ張られ童貞であることが相手に悟られないよう、少し迷う素振りも見せながらコースを選ぶ。

どうしよっかな~・・・今日は・・・1時間コースでいいや
ジャップカサイ、一丁はいりまーす!

おばちゃんが威勢よく奥に声をかけると、20代の女性が出て来てオレを2階へと案内する。

あれ、おばちゃんがやるんじゃねーの? 奥義というものはジジイかババアがやるもんだという先入観があったので、20代のお姉さんというのは意外であった。

どうせ引っ張られるなら小汚ねージジイに引っ張られた方がネタとしては面白いと思っていたのだが・・・どのみち選択肢がないので、ここは20代のお姉さんでも致し方あるまい。

8畳ほどの広さの個室に入ると、窓はすべてカーテンで覆われて真っ暗。

部屋にはぽつんと少し高さのある施術ベッドがあり、お姉さんはアロマキャンドルを焚きながらオレにシャワーを浴びるよう促した。

シャワーを浴びながら、緊張で文字通り萎縮しているキンタマを「引っ張りやすくなるように」と自分でちょっと伸ばしてみる気配りを忘れないオレ。

「女性がときめく男の気配り」って、結局こういうことでしょ?

シャワー後、キャンドルの僅かな灯りの中で施術ベッドに全裸で仰向けに寝る。

お姉さんがタオルでオレの目を覆い、タオルの両端を後頭部にギュッと押し込んだ。

目隠し、である。

続く

前回の続き モラルの高き男 いきなりだが、オレはフーゾクに一切行かない。 理由は至極簡単で、行っても意味がないからだ。 どういうことか?と言...
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