今回のお散歩ルートは、新宿区早稲田と高田馬場。
早稲田と高田馬場だけだと距離が短いので、牛込柳町とか言う「なにがあるの?」と思う町をスタート地点に。
昔、この辺りは牛の牧場だったから“牛込”という地名らしいが、今は牛も歩いてないし、特に興味は惹かれるような感じはなかった。
草間彌生美術館があったが、完全予約制だって!!
「おっ、こんなところに草間彌生美術館が」とフラッと立ち寄っても入れない美術館。
他に何かあるかな?
あれ?早稲田から少し文京区に越境すれば東京カテドラル聖マリア大聖堂があるな……
行ってみようかな?
と、思いつきから軽い気持ちで寄り道したのが失敗だった!!
神田川から北はいきなり急坂になってしんどい。
なんでも台地になってるらしく、ここら辺は坂が多いところらしい。
もう少し西の、学習院大学の方まで行くと都内で最も急な坂道・のぞき坂があるなんて知らなかった。間違ってお散歩ルートにしないように気をつけないと。
“都内最急”という売りがあるにもかかわらず、のぞき坂46がない謎。
秋元康プロデュースの坂道系アイドルグループって、麻布とか六本木辺りの坂道限定なの?
階段や坂道を「来なきゃよかった!」と思いながら登った先にあるのが、丹下健三が設計した東京カテドラル聖マリア大聖堂。

あれ?一回来たことがあるかもしれん。
昔、すぐ近くの永青文庫(熊本藩主細川さん家)で大英博物館所蔵の春画を集めた18禁展覧会をやったことがあって(日本初の春画展)、それを見に来たのは覚えているが……大聖堂に寄ったかは覚えていない。

そういえば、大聖堂の目の前の椿山荘も「つばきやまそう?ちんざんそうって読むのか……ちんざんそう?!なんか聞いたことがある有名なやつ?」と思ったが、その時も全く同じことを思った気がしてきた。
春画展以外の、大聖堂も椿山荘も記憶にない。
大聖堂の目の前がホテル椿山荘で、椿山荘の横は細川さん家。

早稲田側から神田川越しに見たホテル椿山荘の森。
早大正門近くのドラード和世陀。

日本のガウディ・梵寿綱(早大建築学科卒)デザインのマンション。

マンションのエントランスロビー。
空きがあれば家賃15万/月くらいで住めるっぽいが、“住みやすい”かどうかはわからない。
そもそもこういうところに住もうと思う人は、“住みやすさ”なんか求めていないかもしれん。
早稲田大学構内を横切り、早稲田通りを高田馬場へ。
早大構内から「おや?外国人が多いな」という印象。
知らなかったけど、日本で外国人留学生の“数”が一番多い大学は早大らしい。
南アジア系の学生もちらほら見かけた。
やっぱ早大に外国人留学生が多いからなのかな?
早稲田から高田馬場と、街行く人たちの外国人率が高く感じるのは。
ただ、皆さん日本で生活してる人たちって感じはする。
築地場外市場とか東京スカイツリーとか“観光地”にいるこういうタイプの外国人観光客は、早稲田や高田馬場辺りでは見かけない。

偽ヴィトン男!!
たぶんインドネシア人観光客だと思うが、マレー人かもしれない。アクセントや語彙の微妙な違いくらいだから、非ネイティブにはインドネシア語とマレー語は聞き分けが難しい。
立ち振る舞いの雰囲気がインドネシア人ぽいという、オレの独断と偏見。
ちなみに、常夏の国では謎に冬服に対する憧れがある。
灼熱のタイで、エアコンががんがんに効いたデパート内をモコモコの毛皮コート着て歩いてる金持ちババアとか偶にいるからな。ホント偶にだから、旅行くらいじゃ見ないと思うけど。
金は持ってるから高い毛皮のコートなんか余裕で買えるんだけど、あんな暑い国では着る機会というか必要が皆無だから着たくても着れない。だから、エアコンで寒いデパートをすっげー高そうな(動物愛護の人が見たら卒倒するような)毛皮のコートをムダに着て闊歩してる。
南国の人は冬服に対して我々とは少し違った感覚を持ってるから、恥ずかしげもなく偽ヴィトンのダウンを着れちゃったりするのだ。これはもう致し方がないこと。
まさかそれ着て税関を通れたの?と心配になったが、早稲田や高田馬場辺りではこういうタイプは見ない。
高田馬場は、多国籍な雰囲気の街って感じがした。

多国籍とは言いつつ、やや中華色強めだけど。

ファストフードチェーン「正新鶏排」とか、中国系チェーン店が色々ある。
行き交う人の話している言語も中国語が目立つ。
そんな高田馬場は「リトル・ヤンゴン」なんて呼ばれてるらしい。
お散歩した感想としては……
ちょっと大げさかな?
いや、ちょっとどころか“だいぶ”かも。
ロンジー巻いて、タナカを塗った人が行き交ってたらヤンゴン感も出るが、お散歩した限りではヤンゴン感はほぼゼロ。
JR高田馬場駅・早稲田口の目の前にあるタックイレブンというビルが“リトル・ヤンゴン”の中心らしいが、タックイレブンにも行ったうえで「どこがリトル・ヤンゴンなの?」とは思った。
タックイレブンの1階はこんな感じ。

こんなもんか……とは、正直思った。
お散歩なんて、旅行と一緒で基本的に表層的な部分を見ているだけ。
「実はミャンマー人がたくさん住んでいる」とか「実はミャンマー食材店がたくさんある」とか言われても知らねー!!ってなる。
目的があって、ネットで調べたりしたら色々とミャンマー系の店があるのかもしれないが、目的もなくただプラプラとお散歩しただけでは全然気づけない。
呼称から想像する期待と、実際の乖離パターン。
ちなみに、錦糸町は「リトル・バンコク」らしいが……
どこが?!とは思う。
「リトル・バンコク」を期待して錦糸町に降り立って歩き回ったとして、99%ただの錦糸町だからバンコク感なんか一切感じない。
ネットで調べたらタイ料理屋とかアジア食材店とか見つけられるけど、情報なしで歩き回っても「どこがリトル・バンコクなの?」としか思わない。
このアジアヤオショーなんか、“お散歩してたら偶然発見”の確率はめちゃくちゃ低いぞ。

たまたま通りかかったとしても「八百屋かな?」程度で気にも留めないけど、店内の奥に入っていけばタイとかベトナムとか中国とかインドの食材を揃えたスーパーになってる。

錦糸町も在住外国人が多いらしいが、お散歩目線で言えば錦糸町はただの錦糸町。高田馬場の方が「リトル・ヤンゴン」かどうかはさておき、ぜんぜん多国籍な感じがする街。
実際はどうかじゃなく、お散歩した時の印象だけの話。
そんなわけで、オレは高田馬場のリトル・ヤンゴンも、錦糸町のリトル・バンコクも認めない。
この日は、14km、16,000歩を歩いた。
