きんた マッサージ戦記~変わり身の術~

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前回の続き

天使と悪魔のせめぎ合い

ジャップカサイ with ホットストーンのコンボ技により、ついにオレのペーターがフルペーター化してしまったのは仕方がない。

だって、ムリヤリ血行を良くしたらその分だけ血液が最寄りの海綿体に流れちゃうのは自然の摂理。

相田みつをじゃないが、オレだって・・・

たったっていいじゃないか にんげんだもの!!

まぁ、正直にいうと・・・フルペタった後に、かなり自分の中で戦っていたのは事実だ。

フルペタるだけフルペタらされて、高校生だったらイッちゃってるじゃねーか?くらいことをされていると、天使と悪魔がささやき掛けてくるのだ。

悪魔
お姉さんにそこをもうちょっとそうして、ここをもうちょっとこうしてもらったら・・・イケんじゃね?!
天使
いやいや、ここはそういうお店じゃないですよぉ~
タイだからそんなもんどうにでもなるだろ?!
いやいや、20代から守り続けてきたビジネスインポはマジメな男アピールする時の唯一の根拠なのに・・・それを自ら捨てちゃうんですかぁ~!?
ついさっきビジネスインポじゃなくなったけどな
ハッ!! た、たしかに・・・

悪魔に丸め込まれそうになりつつも脳内の戦いで気が散ってしまい、気がつけばフルペタっていたオレのペーターもいつの間にかフニャペーター

・・・ただいま。

恥ずかしながら帰って参りました! (`・ω・´)ゞ

結果だけをみるとオレの道徳心の強さが欲望に打ち勝ったと言えなくもないし・・・このままビジネスインポの称号を名乗り続けることにしよう。

まさかの騙し討ち

そうこうしているうちに1時間が過ぎ、開始時に「ここに仰向けに寝てください」と言われて以来はじめて声をかけられた。

店員
終わったわよ

オレ
んっ?!

なんだ、この猛烈な違和感のある声は?!

ここではじめて目隠しのタオルを取ってみると・・・

だ、だれ?!

目の前にいたのは、見ず知らずの人。

オレにきんたマッサージをしていたはずの20代のお姉さんの姿はどこにもなく・・・

なぜか、そこにいたのはゴリゴリのオカマっ!!

しかもキレイなオカマだったらまだしも、目の前にいるのは男に寄り過ぎのオカマだし。

久しぶりに頭の中で除夜の鐘の音が聞こえましたわ。

オレに気付かれないように入れ替わるとかトリッキーなことしてんじゃねーよっ!!

あぶねー、悪魔が勝ってたら「ビジネスインポ卒業記念にオカマでヌク」という、確実にトラウマになりそうな事態になるとこだったわ!!

入れ替わっていた理由は不明だけど・・・思うにオカマはキンタマ専用要員で、最初のお姉さんは肩と首のマッサージが終わった後にキンタマ要員と入れ替わっていた可能性大。

湧き上がる疑問

ホントはマッサージが終わったらお姉さんに聞こうと思ってたことがあったんだけど、オカマショックもあったりして聞き損ねたことがある。

片タマ偏重

ジャップカサイの間、なぜか割合として右よりも左のタマを引っ張られたり押されたり転がされていることが多かったのが気になっていたのだ。

ねぇねぇ、オレって左タマが凝ってるの?

そもそも「タマが凝る」って何だよ!というのは置いておいて、オレは残念ながら「凝る」というタイ語を知らない。

肩が(凝って)「固い」という言い回しは日本語と一緒だから、「凝る」の代わりに「固い」を使うのはいいとして・・・

「睾丸」というタイ語も知らないから、ボディーランゲージとして股間を指さしながら「固かった?」と聞く方法しか思い浮かばなかったのだが・・・

もうそれって、ど下ネタみたいじゃん!!

こんなにも相手に誤解を与える気満々の質問だと分かっていながら、それをあえてオカマにぶつけてみるほどのチャレンジ精神はオレにはない。

よって、なぜ左タマばかりこねくり回されていたのか?の理由を聞けず、未だにモヤモヤしている。

この先、一生「オレって右タマは凝ってないけど、左タマがけっこう凝ってるっぽい」と思いながら死んでいくんだろな・・・

実は・・・左タマはビジネスをつかさどり、右タマはプライベートをつかさどってて、左タマが凝ってたからビジネスインポだったんだけど、ほぐされたせいで一時とはいえフルペタっちゃったとかなのか?

答えを見つけるには自分で診断するしかないのか?!

オレが行ったところはジャップカサイをやるだけではなく教えてもいて、7日間のトレーニングコースが外国人は29万円!!(ちなみにタイ人は6万5千円)

左タマの謎を解明するのに29万円は・・・ないな。

タマだけじゃなかった

あともうひとつ、伝統的ジャップカサイにも関わらずサオ部分を施術することもあるのか?という疑問も生じたので、色々調べてみた。

事前の情報収集ではタマ部分のみでサオ部分はノータッチだと思っていたのに、実際にはがっつりとサオ部分もされたからだ。

まず、一般的なタイ古式マッサージにはワットポー式とかチェンマイ式とか大きな流派が存在するけど、ジャップカサイには流派が存在せず先生によって違うのが実際のところのようだ。

つまり、これが正解!ってのは存在しないのかも。

某タイ語サイトの情報によると、とあるジャップカサイの先生は「一般的にジャップカサイは性機能改善のためのマッサージだと誤解されているが、実際には泌尿器系の機能改善のためのマッサージだ」と主張。

サオ部分の施術もするそうだが、どんな人に施術するか?というと・・・

排尿に問題があるおじいちゃんだそう。

おいっ!!

オレ、施術されてるっ!!

ただ、オレが行ったバーンスーの店は「ジャップカサイは性機能改善」派と思われ、排尿に問題のあるおじいちゃん扱いで施術されたわけではないと信じたい。

効果

最後に、一番気になるのがその効果

効果は・・・なんだろ?

ジャップカサイに行った日は「うぇ~い!オカマにキンタマ引っ張られてきたぜぃ!」つって友達と深夜2~3時くらいまで飲んで、後半の記憶がややおぼろげ。

ビール&ワイン&ウィスキーの組み合わせが理由なのか?ジャップカサイが理由なのか?はハッキリしないけど・・・

とにかく翌日は絶不調だった、これだけは確か。

それ以外は・・・特に何も思い当たる変化はない。

なんだか引っ張られ損である。

そして、次なる挑戦はジャップカサイと気功が合体したカルサイネイザンである!

カルサイネイザンの施術者は患者の性器に宿った感情とじっくりと会話をしながら、性器に溜まった毒素を排出し、不要なカルマを解放してくれる。それによって性エネルギーが...