ちょい盛り

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年末ということもあり、普段よりも飲む機会が増えた今日この頃。

何度か飲みに行って、あることに気が付いてしまった。

実は・・・タイでのジャップカサイ体験は、自分が思っていた以上に話しにくいのである。

オレがどんな奴なのか?をよく知っている友達が相手なら何の問題もない。

問題は、仲の良い友達以外だ。

年末というのもあって、中途半端な知り合い(例えば仕事関係とか)と飲んでこんな質問をされたとしよう。

「1週間タイに行ってたみたいですけど、何してたんですか?」

いつもと変わらずバンコクから出ることもなく、毎晩のように昔からの友達と飲みに行くくらいしかしていないので・・・

「毎晩飲みに行ってました」

と答えても、どうやら正解じゃなかったようで「それだけ?」みたいな反応をされる。

仕方がないので・・・

「『君の名は。』を映画館で観てきました」

と答えても、これも正解じゃなかったようで「なぜタイで?」という反応だ。

仕方がないので・・・

きっとこれが正解なのであろうと、ジャップカサイの話をする。

ところが、ブログでは3日に分けて書いた話も、飲みの席で話をするとなると別だ。

あんなもん、ギュッと要約するとオレが「わざわざ郊外まで遠出し、しかもお金を払ってまでしてオカマにキンタマをこねくり回してもらった」ただそれだけの話であって、下手するととんでもなくクセの強い性癖をいきなり告白し出すのと同じ結果になる恐れがある。

しかも、バンコクにいる友達ですら知らなかったジャップカサイというタイ古式マッサージの奥義の存在をいちいち説明して、「いやらしいやつじゃないんです!あまり知られてないけど伝統的なちゃんとしたやつなんです!」アピールするのも面倒くさい。

それに・・・

あんなもん、ギュギュッと要約すると「キンタマをこねくり回されてみたら地味に痛かった」ただそれだけの話であって、案外に話としても地味なのだ。

そこで気が付いてしまったのだ。

話を盛った方がいいんじゃないか?ということに。

そのうえで、いやらしい下品な話だと勘違いされないのが一番いい。

左タマと右タマをムリヤリ回そうとされたあの痛いやつがあったが、この際だからいっそのこと・・・

左タマと右タマを入れ替えちゃったことにしておこう。

左タマにはLマーク、右タマにはRマークが入ってるわけでもないし、しかも肝心のタマは袋の中で見えない。

フフフ、誰にも検証できないからこれなら話を盛っていることは絶対にバレない。

「1週間タイに行ってたみたいですけど、何してたんですか?」

こう聞かれたら真顔でこう答えてやるのだ。

「実はワタクシ、タイ伝統医学で身体のバランスを整えるために毎年タイに行っています」

もうこの時点で、ただの身体に気を遣う健康オタクの話なのである。

「タイヤって前輪と後輪で摩耗具合が違ってきたりするので、定期的にローテーションしたりしますよね?

キンタマも一緒です。

左と右で摩耗具合が違うのでローテーションするんです。

ワタクシの場合、1年ごとのキンタマ定期点検で左タマと右タマをローテーションして身体のバランスを整えています」

お分かりだろうか?

話が全然いやらしくないのである!!

いやらしくはないが、ほぼ何を言っているのか分からない状態にはなってしまうが、そこは・・・

「それが2500年の歴史をもつタイ伝統医学の奥義ジャップカサイですっ!」

とたたみかければ、海外だし・・・歴史あるし・・・奥義だし・・・ホントかも・・・みたいな感じで、実は話を盛ってるってことはバレない。

しかも、目的が「身体バランスを整える」ことで、その手段がたまたまタマ(ややこしい)周りの話だったという話になるので好都合だ。

これがもし、目的が「面白半分でキンタマを引っ張られてみる」ことだと、(経験上)オレという人間が悪い方向に誤解されてしまう可能性が高まる。

あと、ホットストーンね。

あんなもん、温度さえ言わなければ訳し方次第でしょ?

ホットストーンを熱石と訳しても言葉としては間違っていない。

「あと・・・タマ袋に熱石をジュゥ~っと押し当ててもらいました」

ちょっと盛ってるだけだ。

タマをホットストーンですりすりされてペーターがフルペーターになっちゃった話は、どんなに伝統的マッサージの上での話だったとしてもあまりしない方がいい・・・とは、経験から学習したことである。

「服装の乱れは心の乱れと申しますが、大人の身だしなみとしてシワシワになったシャツにはアイロンをかけますよね?

キンタマも一緒です。

キンタマの乱れは心の乱れ!

心の乱れは大病の元!

ワタクシの場合、男の身だしなみとしてだけでなく心を整えるために、熱石でキンタマにアイロンがけをしてシワシワを伸ばしています」

お分かりだろうか?

話が全然いやらしくないのである。

しかも、言ってることが“ちょいワルオヤジ向けファッション雑誌”LE○Nに載っていそうで説得力すらある。

読んだことないけど、イメージね。

どう話を盛ろうか?考えて、以上のところまで盛ってみたはいいが・・・

根本的な問題が発生。

オレ・・・

ジャップカサイの話、もう飽きちゃった・・・

仕方がないので、

「1週間タイに行ってたみたいですけど、何してたんですか?」

こう聞かれたら、メークローン市場に行ってみた話をする。

バンコクから国鉄マハチャイ線とメークローン線を乗り継ぎ、いよいよ列車は終点メークローン駅に。

メークローン駅の手前が市場なので、持ってきたGoProをセットし「迫力満点の動画を撮ってやるぜ!!」とボタンをピッ。

すると液晶にNo SDという表示が。

あっ・・・

SDカードを日本に忘れてきた・・・

思いっきしテンションが下がって滞在30分で帰ってきたメークローン市場。

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