カルサイネイザンとは
中国古来の気功や陰陽五行思想とタイ古式マッサージの奥義ジャップカサイが出会って誕生したのがカルサイネイザン。
考案したのは、道教の師範である中華系タイ人のマンタック・チア(謝明徳)老師。
施術者は患者の性器に宿った感情とじっくりと会話をしながら、性器に溜まった毒素を排出し、不要なカルマを解放してくれる。それによって性エネルギーが高まることで、生命エネルギーをも高めることが出来、結果として霊性エネルギーまでもが高まるという画期的な療法なのだ。
や、やべぇ…ほぼ意味不明でぜんぜん頭に入ってこない!!
だが、カルサイネイザンとは何なのか?を知るために必ずしも自分で体験してみる必要はない。
秘術を実際に考案された老師の動画を見てカルサイネイザンの説明を聞くだけで十分だろう。
う、うむ…
老師の隣に立って無表情で己のタイコっ腹をプニプニしてるおっさんが気になって…
肝心な老師の話がぜんぜん頭に入ってこない!!
正直、おっさんの腹しか見ていなかったから老師の説明を全く聞いていなかった。
もうこうなったら致し方あるまい…
自らが実験台となり、カルサイネイザンをやられてみるしかない。
達人を調べてみたところMrs.クンニーが“カルサイネイザンの女王”として超有名らしいが、有名どうこう以前に達人の名前が気になる…
「クンニーに性器に溜まった毒素を排出してもらう」とか、妙な誤解を与える気満々でかなり危険だ!
なお、タイ語で『クン(คุณ)』は日本語の敬称『さん』と同じで、日本語にきちんと直せば「クンニー」は「ニーさん」であり、やらしい意味は全くない。
全くないが…
「ニーさんに性器に溜まった毒素を排出してもらう」と言い換えても「に、兄さんに?!」と、別ジャンルの誤解を与える危険性が高まって八方ふさがりである。
空白地帯
問題が、バンコクでカルサイネイザンをやっているところが全く見つけられないことだ。
チネイザンの発展型ということもあり、秘術を習得した達人の数がそもそも少ないようだ。
オレの諜報活動によると、達人たちは総本山タオ・ガーデンも含めて北部チェンマイに集中しており、それ以外だと南部のプーケットと、コ・パンガンにしか存在を確認できなかった。
カルサイネイザンの女王ことMrs.クンニーもチェンマイ在住だ。
まさか…何でもあると思っていたバンコクにもないものがあったなんて…
中部のバンコクを飛び越えて、南部のマレーシアとの国境近くに達人が分布しているのは、“ウルット・バティン”の存在と関係があるんだろうか?
(本来は)マレーシアの伝統マッサージで、別名ピンポン・マッサージ。
まるでピンポン玉のようにタマを扱うからそんな別名が付いているらしいが、それって…
「シャー!!」とシャウトしながらラケットでスマッシュされるんだろか?
(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
「下回転かけまーす!」と、ラケットで思いっきりピンポン玉を垂直にこすられて「ギャフン!」と言わされるんだろか?
(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
「おまえもピンポン玉のとこにくっ付いてる自前のバットで打ち返して来いよ!」とか言われて、ラリーさせられるんだろか?
(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
心配は尽きないが、実際のところ現在のウルット・バティンは露出高めの若いお姉さん方による“邪道系”にほぼ侵略されてしまっているらしい。
伝統と、卓球の愛ちゃんに対する甚だしき冒涜である!!
そんな邪道ウルット・バティンのマレー半島北上を食い止めるタイ防衛の砦として、南部国境近くにカルサイネイザンの達人たちを配置している可能性は大いにある。
タマタマをロミロミ
今回、諸事情によりチェンマイ訪問は叶わぬこととなり、総本山に乗り込んでのカルサイネイザン体験は不可能になってしまった。
諜報活動で発見できたのは、バンコクはラムカムヘン地区のタウン・イン・タウンというよく分からない場所にあるกายาไทยสปา(ガヤタイスパ)という店で、ここはカルサイネイザンではなく、タイ伝統の秘技ジャップカサイとハワイ伝統医療ロミロミを合体させた独自の術を使う店であった。
なんでもタマタマをロミロミされると、失禁癖のある男性諸君に絶大な効果があるらしい。
そういえば…電流爆破デスマッチで知られる某プロレスラーが、数日前にタイ人のお姉ちゃんを連れてアソーク通りを歩いているのを見かけたが、彼もそのムキムキというよりボロボロの体に付いているタマタマをロミロミするためにタイに来ているのだろうか?
ロミロミも若干気にはなるが、さすがにオレもまだ失禁に悩む年頃ではない。
それに、風や波と同じリズムで性器をロミロミされるより、どうせならカルサイネイザンの達人にオレの性器に宿った感情と会話してもらいたい。
だって『性器に宿った感情と会話する』って、よく考えたら物凄いことよ?!
プライベートに応用しても楽しそうだし。
スポーン!とパンツを下ろして股間を剥き出しにして…
女にオレの性器に宿った感情とただただ会話させるという新ジャンルの“プレイ”がついに実現。
それ以外はなし。
ただ純粋に会話してもらうの。
だが待てよ…
無言で見つめ合い心の中で会話を楽しむオレの性器と女を、オレ自身はただ見つめるだけという疎外感に耐えられるだろうか?
寂しいからオレも会話に参加したいっ!!ってなるだろうな、きっと。
ここは思い切って、オレ自身が性器になりすまして腹話術で女に話しかけてみるというのはどうだろう?

尿道をパクパクさせたら、口に見えないかな?
腹話術が上手になってきたら、急にいっこく堂さんみたいに『千の風になって』を歌いだす、とかサプライズ演出も入れたりして。
性器の感情が爆発して千の風になった!と、感動の嵐を呼ぶこと必至。
や、やばい…
考えてたら、ちょっと興奮してきた…
今から腹話術を習おっかな?
チネイザン(気内臓)は、施術者が内臓に宿った感情と会話をしながら不要なカルマを排出するマッサージで、バンコクでもシャングリラホテルなどで受けることが出来る。
カルサイネイザンは、会話相手が内臓ではなく性器に限定されたものだ。
仕方がないからチネイザンを体験して由とするか…
それを『妥協』と呼ぶのかは知らないが、バンコクでカルサイネイザンが受けられないのならチネイザンで…と思っていたオレ。
「いや、ダメでしょ?」
自分はビビって行けないくせに、なぜかオレには他人事だから強気に出る友達。
結局、カルサイネイザンは次回チェンマイ訪問まで持ち越し…つまり、今回は何も体験していない(タマタマをロミロミ体験すらしていない)。
じゃあ一体、何のブログ記事なんだ?!って話にはなるが…「腹話術で自分の性器の声を演じ女と会話を楽しむという新ジャンルのプレイを思いついた話」と受け取ってもらって結構。