東京散歩11-2(上野・鶯谷)

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前回からの続きで、今回は上野鶯谷

そういえば、前回書いた御徒町にあるオリエント工業のショールームの写真を友だちに見せた。

「ひとりで行ったの?!」とか「よくひとりで行けるね」などという反応をされたが……

いやいや、こういうのは複数人で行くよりも、ひとりで行く方が絶対にいい。

まず、複数人で行く時点で冷やかしであることがバレバレである。オレも冷やかし100%だが、口にさえ出さなければ冷やかしなのか本気客なのかは他人にはわからない。

よく考えてみてほしい。

おじさんが、ひとりで、ダッチワイフを見にくる

こんな怖いことあります?

しかも、「人肌との違いはなんだろ?わずかな粘着感か?」と考え込みながらダッチワイフのおっぱいを揉んでいる己の姿を客観視すると……

おじさんが、小難しい顔しながら、おっぱいを揉み比べている

こんなの、世の中でいっちばん怖い!

ニタニタしながら揉んでたらそれはそれでキショいが、わかりやすい。一方、小難しい顔しておっぱい揉んでるやつは、何を考えてるかわからないだけに怖い。

“怖い”と思われることに対するアプローチが違うだけで、もはやヤクザと一緒である。

そう、オレが怖がる必要はなくて、どちらかと言えばオレが怖がられる方。

「オレはダッチワイフおっぱいヤクザなんだ!」という自覚さえあれば、ひとりでも余裕で行ける。

さて、現在の上野だが、1947年に浅草区と合併して台東区になるまで下谷(したや)区だったそうだ。

高台の上野に対して、谷の下の低地にあるから下谷。

LPガスと同じで胡散臭さは空気より重いため、下へ下へ集まって、やがてアンダーグラウンドへ。

国立博物館がある(真の)上野に行こうと思ったら、写真の両大師橋を登らないといけないくらいの高低差があるから、行かない。

高台は胡散臭さ濃度が低い。

低地の上野二丁目~六丁目あたりをウロウロとお散歩。

好きなエリアと言っておきながら、何気に上野に来るのは久しぶり。

JR上野駅の広小路口前も道路がいつしかキレイになっていて、右翼も街宣しやすそうだ。

本来ならこんな人混みは毛嫌いするので、絶対に避けるのだが……

珍しく気分が乗ってアメ横を歩いてみた。

やっぱ上野って面白いな!

アジア特有の活気と猥雑さが同居したこのカオスな感じ、日本で唯一無二と言っていいんじゃないか? 歌舞伎町の雰囲気ともまた違っていて、ここは闇市のDNAを感じる。

人が多いから、また当分来ることはないけど。

行き交う人たちは外国人観光客の比率が多いものの、日本人もそれなりに多い。

オレの場合、何人かどうかは話している言語で判断しているので、言葉を発していないと判断できないが……中国人が優勢だが、東南アジアや南米、ヨーロッパからの観光客もいて、カオスに拍車をかけている。

歩いている日本人を見て、上野の良さを再確認してしまった。

「それって何て種類の色なの~?!」と思うような色したベロア生地の上下スウェットを着た子連れヤンキーもどきカップル(しかも2人して謎色に髪を染めてる)とか、正直言って東京ではそうそうお見かけしない。

だが、上野にはいる。オレの目の前を歩いていた。

「東京さ行ってくんべ!」と常磐線に乗って茨城から来てんだろ?と心の中では思ったが、完全なる偏見である自覚はあるので自戒。

宇都宮線で栃木から来てる可能性だってあるのに、茨城からだと決めつけるのはよくない。

ちなみに、ベロア生地のスウェットセットアップ&髪を謎色に染めているヤンキーもどきをお散歩中に見かけたのは、上野と……蒲田の女3人衆だけである。

麻布では、普通に生活していたら出会わない股下の長さをした美女がピッチピチのレギンスを履いて歩いておった。モデルかな?と二度見したことは認めよう。

下北沢では、「どこで売ってるんですか?!」と思うような見たことない形のサングラスをした男が歩いておった。オレが着けたらギャグにしかならないのに、なんかお洒落であった。

おわかりだろか、上野の良さが?

恥ずかしげもなくスウェットのセットアップで歩けちゃう……しかも街自体がカオスだから周囲から浮かない安心感……どんな格好をした下層民だろうが受け入れる包容力の高さは上野だからこそである。

これが麻布だったら「次に行くときはピッチピチのレギンスを履いて行った方がいいかしら?」とオレも迷うが、上野に行くときは何も迷う必要がない。

“お出かけ”に気取る必要がない街、それが上野。

上野なら、最悪全裸でも行けそうな気さえする。

アメ横に限らず、JR上野駅から御徒町駅の間には飲食店がたくさんある。

上野より飲食店の数が多い街は他にあれど、繁華街“感”は都内屈指だろうな。

上野の場合、ビルにテナントとして入っている店より、自己主張の強い路面店が密集しているせいで視覚的に繁華街感の圧が強いのかもしれん。

せんべろの聖地として赤羽、小岩、蒲田を巡ったのは何だったのか?と思うほど、上野でいいっていうか……上野の方がよくね?

朝7時から営業している立ち飲み『たきおか』。おつまみは160円から高くても300円というコスパの高さで有名。目の前にはやはり有名な立ち飲み屋『カドクラ』もあるが、オレはお散歩中だから前を素通り。

上野の飲み屋街と言えば、もうひとつ不忍池の南側にも大きな歓楽街がある。

仲町通りが有名だが、一帯が下谷花街だったこともあってか?大人な店が多い。

ノーブラカフェ?!

オレもノーブラっちゃノーブラだから働ける資格はある。

仲町通りから小路に入って行っても店はたくさんあるし、上野側から奥へ(湯島側へ)行けばラブホがいっぱいある。

店舗型ヘルスの看板「したい、されたい、してあげたい」。

こういうのを見ると、何を?!って思う。

わざと目的語を省略してるんじゃねーのか?実際には「守護霊を召喚したい、されたい、してあげたい」だったらどうしよう!と、こっちも不安になる。

さらに南、大通り(春日通り)を渡った文京区湯島側も下谷花街一帯だったのか?夜のお店が多い。

春日通りの一本裏手にあるおばけ横丁(下写真)まで歩いてみたが、不忍池の南に広がる一大繫華街はここら辺が南端だと思われる。

さて、最後は上野から北上して鶯谷(うぐいすだに)へ。

鶯谷と言えば、基本的にラブホ。

JR鶯谷駅の北口を出れば、狭いエリアに50~60軒のラブホが密集している。

軒数で比較すれば歌舞伎町の方が多いかもしれないが、鶯谷は半径300mほどのエリアに高密度で集まっているのでインパクトは強く、主観的には歌舞伎町より鶯谷の方が「日本一のラブホ街」の称号にふさわしいと思っている。

上野から歩いていくと、まずあるのが『東京キネマ倶楽部』と『ダンスホール新世紀』が入った昭和感たっぷりの建物。

右が東京キネマ倶楽部で、左にダンスホール新世紀の入り口。

潰れてそうな見た目だが、今も現役である。

ダンスホール新世紀は都内最古のダンスホールで、映画「Shall Weダンス?」の舞台モデルになったとこらしいが、外観はどちらかと言えば新世紀というより旧世紀。

ダンスホール新世紀は入ったことがないが、東京キネマ倶楽部は一度だけ入ったことがある。

もう10年以上前だが、全身タトゥー&ボディピアスの女に誘われて行った。

「あなた、私と同じニオイがする」

と言われて連れて行かれたのが、ここ東京キネマ俱楽部で開催していたイベント『デパートメントH』。

行ってみたら、変態たちの集まるイベントで、舞台上では背中や太ももなどに極太の金属製フックを突き刺して身体を吊り下げるボディサスペンションをやっておった。

ボディサスペンションで画像検索すると色々出てくる。

きゃーっ!痛くないんか?!と思ったが、それ以前の問題に気づいて「ちょっと待てよ」と。

同じニオイがするって……オレって変態と誤解されてる?!

当時から「ダッチワイフおっぱいヤクザ」の素質があったのか?誤解されやすいタイプなのかもしれないが、実際のオレは正常位しかしたことがない清純派である。

なお、今でも東京キネマ倶楽部で毎月第一土曜日にデパートメントHが開催されているようだが、オレは行かない。なぜなら、オレは変態ではないから。

鶯谷公園で「オレを変態と誤解した失礼なあの全身タトゥー女ってなんて名前だっけな?」と過去の思い出に浸った後は、ラブホ街へ。

狭い路地に入って行ってもラブホだらけ。

ラブホの隣には、ED薬の個人輸入代行という謎の店まである。

個人輸入でしか手に入らないED薬ってどんだけ強力なのよ!?

でも、なんとなくだが以前よりも鶯谷全体がさっぱりしているような気がする。もちろん昼間に来ているからというのもあるだろうが、以前見かけたようなこんな看板はどこにもなかった。

この写真、鶯谷のラブホ街で撮ったんだけど、これに類するような文言の看板は見つけられなかった。

追い出したのかな?

この日は、20km、24,000歩を歩いた。

投げ銭Doneru

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