南ア音楽クラシック

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今から13年前の2005年、自分のサイトに『南アフリカのポピュラーミュージック』というページを掲載していた。

ケープタウンに住んでいた頃で、行きつけのウォーターフロントのMUSICAに通ってCDを購入しては紹介していた。南アフリカの某掲示板にリンクを貼られて、「オレより南アフリカの音楽に詳しい謎の海外サイト」として紹介されていたこともある。

紹介していたのはBlk Sonshineとか、Brown Dash、TK、Lebo Mathosa、Jolene、Hip Hop Pantsula、Zulu Mobbから、Louise Carverや16Stitch、The Finkelstiens、Fokofpolisiekarなどなどジャンルを問わず幅広かった。

今は公開していないが、久しぶりに当時のページを開いてみるとPurityというクワイト・アーティストのデビューアルバム『Orlando』を「曲名を連呼するサビが単純なのかキャッチーなのか分からない曲に始まり、聴こうと思えば聴けないこともない凡作クワイト・アルバム」などと酷評していたりなんかして…

今や懐メロ化した2000年代のアルバムを敢えて2018年に再紹介。

Malaika – Malaika (2003)

掲載していたアルバムの中で最高評価だったうちの一つが、Malaikaのデビューアルバム『Malaika』だ。

今も“2000年代アフロポップの名盤として押さえておくべき1枚”と思ってる。

当時はクワイトとアフロポップの境目がけっこう曖昧で、Malaikaの音楽もクワイトの括りに入れられていて、CDショップでもクワイトのコーナーに売られていたりしたけど、今にして思えば普通にアフロポップだけどね…

Bongani、Tshedi、Ndabaの3人組のデビューアルバム。CDデビューする以前から『S’bong’ Abazali』(CD11曲目)がラジオでロングヒットを記録していた期待の超新人。プロ歌手の家族に生まれたNdaba、クワイト・グループ“Stouters”のメンバーだったBongani、ジャズバンドのボーカルだったTshediの3人がソウェトの教会で知り合った時、Bongani、Ndabaは聖歌隊の指揮者、Tshediは聖歌隊のメンバーだった。ちなみにTshediは現役のアートの先生。CD2曲目の『Mhla’uphel’ Amandla』と10曲目の英語曲『Destiny』が大ヒットした。2005年3月にはロンドンでライブをするなど絶好調。

ちなみにマライカのアルバムは4枚とも持っているが、デビューアルバムの出来が良過ぎて徐々に尻すぼみ的に消えていった印象。

2005年当時は“第2のMafikizolo”も狙えるんじゃないか?と思ったくらい絶好調だった。Mafikizoloと同じ男性2人女性1人のユニットだったし、途中で男性メンバーの1人が死んで男女デュオになるところまで一緒というね…

大ヒットを飛ばしたファーストアルバムに続くプレッシャーの中でセカンドアルバム『Vuthelani』はコケたけど、サードアルバム『Sekunjalo』でコンゴの“クワサ・クワサ”を取り入れたりした実験的な音で「おっ?」と復活を期待したものの、その後メンバーのNdabaが死亡。デュオになった4枚目のフルアルバム『Mmatswale』を発表した後、メンバー同士が修復不可能なほどの仲違いをしてMalaikaは活動停止。

仲違いの原因は、残った男性メンバーのBonganiが精神的に病んでキレ気味になったためとも言われている。

多分、サードアルバムに収録の『Never Change My Mind』が最後のヒット曲になったはず。

2000年代に彗星のように現れて、彗星のように消えって行ったマライカ…

Revolution – Another Level (2004)

双子DJのメジャーデビュー3枚目。

今も第一線で活躍しているが、Black Coffeeと比べちゃうと…「もっと南ア国外でも評価されていいんじゃないか?」と個人的には思ってる。

T J Mothibaと、T G Mothibaの双子ユニットの3作目は「今までと違うレベルに達した」と自負して付けられたアルバム・タイトル『Another Level』。このアルバムで、2005年度南アフリカ・ミュージック・アワードの「ベスト・デュオ」を受賞した。打ち込み系サウンドと、アフリカン・メロディーがミックスした音がカッコいい。1曲目の『The anthem』は、オーケストラと憂愁を漂わせるアフリカン・メロディーのコーラスとのコラボレーションで、壮大な感じの曲。

このサードアルバムを出した翌年2005年、4枚目となる『Roots』でタイトル通り“よりアフリカン・メロディーを強調”した原点回帰を果たした。

ヒットした曲は全然アフリカン・メロディーじゃなかったけど。

彼らのアルバムにはハズレがない。

Jamali – Jamali (2004)

2000年代のアイドル・グループJamali。

Jacqui、Mariechan、Lieslの3人組R&Bグループのデビューアルバム。グループ名は、各メンバーの名前の最初の2文字を取っている。音は少しハウス色が強いけど、南アフリカのTLCとか、Destiny Childと言ったポジションか? 全曲15曲中14曲は英語で歌っている。すでにダーバン、ポートエリザベス、イーストロンドンなどのライブは成功を収め、南アフリカR&B界期待の星。5曲目の『Love Me For Me』が2005年度南アフリカ・ミュージック・アワードにノミネート。

今も活動してるのかな? よく分からないけど。

Jerusha – Got To Have It (2003)

24才のR&B歌手。ダーバン生まれの彼女は、医者の肩書きも持つ“歌って踊れるインド系女医”。大学在学中に、R&Bグループ“Essential”のメンバーとしてデビューし、解散後はソロで活動中。5曲目の『Are U The One?』のTrance Mixはヨーロッパの数カ国でリリースされ、UKクラブチャートで3位になった。

そういえばJerushaとかいたな…と、彼女のその後を調べてみた。

一応、アルバムは全部で2枚出していて、どちらかというと“歌って踊れる女医”の女医の方で活躍しているようで、国連平和維持軍の軍医としてリベリアに派遣されたりもしていたらしい。

LeAnne – Simply Luvlee (2004)

彼女の音楽キャリアは、聖歌隊にいた時から始まる。その後、多数の有名歌手のバックコーラスを務めるなど、歌手としての才能を開花させる。さらに音楽業界では、LoyisoやダニーKなど人気歌手たちのアルバム制作に関わり、Staggaのニューアルバムではデュエット曲を発表。その彼女のデビューアルバムが2004年発売の本作。なぜかポーランドのコカ・コーラ社が、このアルバムを10万枚注文したらしい。2曲目の『Got Me Going Crazy』がヒット。

全然知らなかった…オレの持ってるアルバムのLeAnneが、あのLeAnne Dlaminiだったとは。

今や南アR&B界のスターになってる…

っていうか、名前にドラミニが付いてるってことは玉の輿か?! ドラミニ家と言えば、エスワティニ(スワジランド)の王族の苗字じゃねーか。王族に嫁いだっぽいな。

Pam Andrews – Here We Go (2004)

SABC1の番組『コカコーラ・Popstars』で発掘されたポップグループ“101”の元メンバーだった彼女のデビュー・アルバム。“101”を脱退して2年、長期休養を経て、現在E-TVのドラマ『Backstage』でFrankie役を演じる。7ヶ月間掛けてレコーディングされたこのアルバムでは、全16曲中15曲で彼女自身が作曲に携わっている。ビートの効いたアップテンポな曲と彼女の歌唱力が合わさって、それなりに良いアルバムだと思うけど、すぐ飽きそう。どうでもいいけど、自主制作CDみたいなジャケの安っぽさはどうにかならないもんかな?

どうやら、このファーストアルバムが現段階では彼女の最初で最後のアルバムのようだ。

2015年になって急に『Yeah』という曲を出したらしく、YouTubeではその曲しか見つけられなかった。2004年当時の曲は黒歴史なんだろか?アルバムジャケットがダサかったしな。

歌手より女優としての活躍が忙しいようだ。

Jo Day – The Truth (2003)

最後はロック。

女性ボーカリストJoが、2003年にリリースしたアルバム。バンドとしてのJo Dayが最初のアルバムを出したのは90年初頭だが、当時はポップ色の強い音楽で、アルバムがOKTVアワードで賞を受賞するも、売上は振るわず、彼女は表舞台から姿を消す。その後、広告会社でコピーライターとして働いたりした後、2001年にアルバム『Icon』で音楽シーンに復帰し、アルバム内の数曲がラジオでヒットを記録する。その後のアルバム『No Warning』と、この『The Truth』からバンドメンバーを固定して活動している。音もヘビーでカッコいいロック。

南アフリカを代表するロックバンドになるのか?と言われながら、この2003年のアルバムを最後に消えた。

その後どうなったのかは謎。

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