今日は重要なことを書いてみる。
今はまだぎりぎり許されているが、近い将来に口にすることすら良しとされなくなる可能性があり、書くにもかなりの勇気がいる。
それは…米中ヘゲモニー(覇権)争いの狭間で焦るロシアのことである。
ヘゲモニーという言葉は政治経済学とか国際関係論などで使われるが、一般的には使わない。
だからと言って看過できない。
ソ連が全盛期だったような過去の時代には許されていたかもしれないが、今はもはや時代が違うのだ。
現在の情勢を考えると、将来的には不適切で忌まわしきものとしてタブーになってしまうかもしれない。
将来的に文中の言葉尻を捕らえられて問題にならないように、あえてタブーになりそうな部分には一切“直接的には”触れずに書いてみる。
ヘゲは、本人だってヘゲたくてヘゲたわけじゃない。
本人にヘゲる気なんてさらさらなくともヘゲちゃうんだもん、勝手に。
ヘゲ歴がそこそこ長ければ本人もある程度は慣れていそうだが、“ヘゲかけ”とか“ヘゲ気味”とか“薄らヘゲ”とかはけっこう微妙で、本人がものすごく気にしている可能性は高い。
また一般的には老化現象にジャンル分けされるにもかかわらず、若ヘゲになってしまった人の心中は察するに余りある。
そんなヘゲてる人を目の前にしても言えるんですか?!
ヘゲ散らかっちゃてる人を前にしても言えるんですか?!っていう話である。
「ヘゲモニー」って。
オレ自身はまだ試したことがないが、相手の立場になって考えることが得意なオレから言わせれば確実にムッとすること間違いなしだ。
容姿いじりが問題になっている昨今、一般的な会話には出てこないからまだスルーされているだけであって、いずれやり玉に上げられ…皆が不快感を覚えるようになり…使っちゃいけない言葉として認められてゆくだろう。
当然「本来のヘゲモニーの意味は全然違う!そんなの言葉狩りだ!」という意見も出てくるであろうことは重々承知だ。
問題は…ヘゲモニーという言葉を聞いた時のヘゲの気持ちであって、使われた側の立場で考えろということである。
ヘゲは被害者である。
被害者が気になっちゃうんだから、ヘゲてない奴がとやかく言う筋合いはない。
ヘゲが嫌って言ったら、もう何が何でもダメなのだ!
使われ方の問題だとしても、かつての反抗期の少年少女たちの常套句「おいっ、ズル剥けにヘゲモニらせてんじゃねーよ、ヘゲジジイ!」のようにストレートな使い方は一発アウトであることは明白だが…
仮に21世紀初頭に一世を風靡したアイドルユニットみたいな感じでヘゲモニ。と表記したら許されるのだろうか?
え?この人は一体何を長々と書いてるのだろう?アホなのかな?
と思うかもしれないが、そういうことはあまり口に出さない方がいい。
よくよく考えたら、これってあれと全く同じで、これがアホならあちらもアホであることになり、下手をすると民族対立に火をつける恐れがある。
数年前、韓国釜山にある国連記念公園の国連軍参戦記念塔を“上から見ると”旭日旗のデザインを連想させるとして、いい年した大人たちが騒いで撤去・移転が決まった。
誰が上から見るんだ?というツッコミは、誰がヘゲモニーを日常会話で使うんだ?というくらい邪悪な発想である。
視覚的な情報から連想することと、音の響きから連想することの違いだけで、ヘゲモニー問題もロジックは全く同じである。
今回はコンプライアンスを気にしてヘゲモニーにしておいたが、本来ならばもっと『連想で吊し上げ』になってもおかしくない言葉は沢山ある。
ハーゲンダッツ…とか。
もはや完全に「へーゲ!」「んだっす(そうです)…」という山形弁での屈辱的な会話を連想させ、ヘゲにヘゲであることを強制認知させている戦犯アイスである。
なお、この記事は「ヘゲモニーとは?」と検索した人が誤って流れてこないよう、記事自体が検索エンジンに引っ掛からないようにメタタグを設定します。
また、不本意ながら商標として使わざるを得なかったハーゲンダッツ以外でハゲという言葉は一度も使用していません。