遠隔でも繋がるカップル

新型コロナ封じ込めのために移動が厳しく制限されているような国々では、会いたくても会えないカップルが相当数いることだろう。

日本のように制限はなくとも外出“自粛要請”レベルで自己判断に任せられている場合だとしても、特に遠距離の場合には会いづらい状況下にあることは間違いない。

以前から毛生え系・ダイエット系・エロ系は景気の動向にあまり影響を受けない手堅い需要があると思っていたのだが、実際にアダルトグッズの売り上げが急増しているというニュースをみた。

CNN「性的な玩具販売が急増、感染阻止の封鎖が原因か」

単純に考えれば「セルフプレジャーのため」に売り上げが急増しているのだろうが、カップルでお互いに繋がりを求めたくなった場合はどうするんだろ?

オレは経験がないが…昭和の時代から続くテレフォンセ○クスをしながらの併用?

う~ん、今の時代の技術を応用したもっといい方法はないんだろか?

真剣に考えてしまった。

ヒマだとこういうことも真剣に考えられるのである。

例えば…海外のアダルトライブチャットでカムガールが使っているOhMiBodとかLovenseなどに代表される音に反応するバイブはどうだろう?

仕組みに興味を持って調べたことがある。

元Appleのマーケティングエグゼクティブが設立したOhMiBodが約14年前に出した初期型は、iPodやMP3プレーヤーに接続することを目的としたバイブだったらしい。音楽の音量やビートに連動して振動するタイプということで、間違っても『涙そうそう』を流してはいけなさそうだ。

で、この音に反応して振動する機能をカムガールが視聴者の投げ銭(時の音)と連動させるようになったと。バイブをあそこに入れたままライブチャットをしてチャリーン!と視聴者から投げ銭されたら5秒間振動する、チャリンチャリーン!と高額投げ銭されたら10秒振動するとか。

話は逸れたが、カップルの場合はわざわざ投げ銭をする必要もないだろうから、繋がりを求める場合は彼氏が電話口で大音量でビートボックスすればいいんじゃね? 音量とビートと連動した振動らしいから、振動をコントロールするのは彼氏次第ということで一方向ではあるが繋がりが出来る。

1 MINUTE TRAP BEATBOX INSANITY

きっと…こうやって彼女の中のバイブを一生懸命に動かそうとする彼氏の血のにじむような努力がビートボックスの発展を支えてきたんだろうなぁ~

だが(オレも含めて)世の男性皆がビートボックスを出来るわけではない。

じゃあどうする?っていうことで最新モデルでは、スマホとBluetoothで連携させて遠隔での操作が可能になっている。

Lush – Remote Control Bullet Vibrator Demo

動画では目の前(Bluetoothの通信距離範囲内)の操作のみだが、[彼氏のスマホ→(ネット接続)→彼女のスマホ→(Bluetooth接続)→バイブ]という感じで遠隔操作も可能なようだ。

実際に使ったことがないので、あくまでイメージだが…彼女からLINEで「今、バイブをBluetoothと接続してあそこに入れたよぉ」ってメッセージがきて…「じゃあ」と暗い部屋で独り缶ビールを飲みながらケンシロウの北斗百裂拳よろしくあたたたたたたたたたーっ!!とスマホの画面をタップする…

え?何が楽しいの?!

その前に例えが分かりにくいか…空条承太郎のスタープラチナよろしくオラオラオラオラオラオラオラ!!とスマホの画面をタップして本当に振動しているかどうかすら分からない遠くのバイブを振動させようとする。

え?何が楽しいの?!

画面をタップするだけじゃない、もっとお互いに繋がりを感じられた方が意味あるんじゃないか?

考えて、考え抜いて思い付いちゃったわけ。

男性のオナホールと女性のバイブの動きを同期させたら遠隔でもタップ以上の繋がりが出来るんじゃねえか?って。

要するに、画面をオラオラオラオラオラ!ってタップしても享受できるのは片方だけど、オナホールにオラオラオラオラオラ!って出し入れする速度が遠隔のバイブの出入りと連動してたら両方が享受できる。

シンプルに直線的な単軸性の動きだから、Bluetoothで接続させたスマホの加速度センサーを使って、ネット接続でお互いの動きを同期させられそうだけどな。

もしかしてこれがテレイグジスタンスってやつなんだろうか?(多分違う)

オレって天才じゃね?!

と思ったが…やはりオレが考え付くことくらい既に考え付いている人がいた。

2年半前にノルウェーでプロジェクト化されているが、残念ながらクラウドファンディングでの資金調達に失敗している。

プロジェクト自体はその後どうなったのか?調べてみたのだが、Mimiateというプロジェクト名で検索しても恐ろしい数の『耳あて』がヒットしただけだったので諦めた。

実際のところは分からないが、多分まだ製品化はされていないであろう。

プロトタイプはこんな感じであった。

これは男性側で、スイッチで一定のリズムで動かすことも出来るが、Bluetoothと接続して遠隔で動き(=速さ)を操作出来る。

女性側も同様にBluetoothと接続して動きを操作出来る。

ただ…見てお気付きかとは思うが、ボックスがデカいというのと、出てくるキュウリみたいなのがイマイチ! まぁ、まだプロトタイプだから仕方ないんだけど。

アイデア自体はものすごく今の状況にマッチしているけど、時代を先取りし過ぎてタイミングのせいで消えたパターンだな。

ちょっと詳細までは分からないけど、もしかしたらこのMimiateプロジェクトで目指していたのはあくまでお互いの遠隔操作であって、お互いの動きが連動するものではないかもしれない。

5G時代が本格化する中では“遠隔操作”じゃなくて連動しないと面白くないんだけどなぁ。

ただ、動きの連動を考えた時に女性側を固定(例:正常位)した動きの操作はイメージできるんだけど、男性側を固定(例:騎乗位)した動きの操作は難しい気がする。動きの主導が男性にしかない商品はプロトタイプとしてはいいだろうが完璧とは言えないからな…

女性側でウェラブル端末を腰の辺りに装着してもらって加速度センサーとペアリングさせるとか…何か良い方法はあるだろうか?

みたいなことを考えて過ごしています。

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