こんばんは、自称国家ソマリランドの首都ハルゲイサでブログを書いてます。
沿ドニエストル共和国、南オセチア共和国、ナゴルノ・カラバフ共和国・・・そして今回のソマリランドと、新婚旅行で訪れてみたい国ランキングで上位を占める魅惑の自称国家たちを制覇してきたワタクシ。
魅惑の国々に興味をお持ちの紳士淑女の皆さんに、大人気のソマリランドへのアクセス方法をご紹介。
本当は、ソマリランドのビザをエチオピアの首都アディスアベバで取る予定だったのですが、イスラームの祝日やらエチオピア正教の祝日が重なってしまいタイミングが合わなかったというのと・・・
風の噂で、ソマリランド・ビザが国境で取れるようになったというので・・・
真相を確かめるべく、事前にビザを取らずに国境に突っ込んでみました。
結論から言えば、国境でビザは取れます。
まず、エチオピアのハラールという町から、ジジガという町までバス(40ブル:200円)で行きます。
ジジガで、「ウチャレ」とか「ワジャーレ」と適当に連呼すれば、そこらへんにいるやつらが国境行きのバスに乗せてくれます。
ジジガから国境までのバス(30ブル:150円)は、ソマリランダー満載で乗車率200%くらいですが我慢しましょう。
バス停でボーっとしていれば、誰かしらがイミグレの場所を指差してくるので、2~3分ほど歩いてエチオピア側のイミグレで出国手続きをしましょう。
イミグレの見分け方は・・・エチオピアの国旗が掲げてある小屋です。
どうせ国境には汚ねぇロープが張ってあるので、ロープの手前左側と覚えておけば分かります。
出国手続きが済んだら、歩いてソマリランドに入国。
ソマリランド側のイミグレは目立つのですぐ分かります。
それに、見落としたとしてもどうせそこらへんにいるやつらが指摘してくると思うので心配無用。
イミグレで、写真1枚と30USドルでその場でビザを発給してくれます。
ビザの発給に2時間かかることもあるらしいですが、オレは30分くらいでした。
あとは、首都ハルゲイサまでの乗合タクシーですが、イミグレの係員が助けてくれます。
ちなみに運賃は7USドル。
まぁ、大体6USドルとか7USドルが相場みたいです。
ドルでも、ブルでも、どちらでも払えます。
国境から首都ハルゲイサまでの道中、計8回検問がありましたが、パスポートをチェックするだけなので特に問題はありません。
と言われたりします。
ソマリランドは、USドルとソマリランド・シリングの両通貨が流通しているので無理に両替する必要もないでしょう。
ちなみに、両替レートは国境で1USドルが6500シリング、道中の村で6700シリング、ハルゲイサで7000シリングでした。
ハルゲイサでは、Oriental Hotelに泊まっていますが1泊15USドル(朝食付)で、トイレ&ホットシャワー、冷蔵庫、テレビにソファーと中々コストパフォーマンスの良いビジネスホテル。
Wi-Fiも飛んでて、計測してみたところ上り下りともアディスアベバの倍ほどのスピードが出てます。
ちょっと驚いたのが、コカ・コーラのラベルを見たら「Bottled by Somaliland Beverage」と書かれてました。
ソマリランドに工場があるんですねぇ~
コカ・コーラZeroもあるよ。
ハルゲイサの雰囲気といい、自称国家とは思えぬ繁栄。
ただし、イスラーム色が強くお酒はなし。
明日、護衛付きで(付けなくてもいいと思うんだけど、セットになってる)日帰りトリップに行って来ます。
その他の詳しいソマリランド情報は、また後ほど・・・
コメント
ほかでは絶対知りえない貴重な情報、ありがとうございます!!!ところでコカコーラは原液を集中生産し、その濃い濃い原液を各地で水で希釈・ボトリングしてます。水物は単価の割りに輸送コストがかかるので・・・。某飲料会社出身の私からの余計な情報でした。
>amidamianさん
なるほど、情報ありがとうございます。
ただ…ボトリングするだけにしても不思議だな、と思いまして。
どう考えてもソマリランドの市場が大きいとは思えない(wiki情報で国家人口350万)わけで、わざわざここでボトリングするよりも人口1億近いエチオピアでボトリングして持ってきた方が輸送コストを考えてもメリットありそうな気がするんですが…
もしくは、ソマリランドの工場にはコカ・コーラの資本は入ってなくて、ライセンス料を取ってここの工場に原液を卸してるとか?
ちょっと謎です。