友人から、「こんなニュースがあるよ」とBBCのニュースを教えてもらいました。
「へ~、知らなかったぜ」と、BBCの他に南アフリカのサイトを見たら確かに載ってました。
首絞め強盗:後ろから近付いてきていきなり首を絞め、意識が朦朧とした被害者から財布を盗む。特に夜行性というわけでもなく、昼間からヨハネスブルグのバスターミナルとか駅周辺に生息しているとされる生き物。
羽交い絞め強盗:数人で群れを作って活動。ターゲットを見付けると1人が後ろから羽交い絞めにし、身動きが取れなくなったところを群れの他の構成員が持ち物を奪う習性がある。こちらも特に夜行性というわけでもなく、日中の人通りのあるところでも堂々と活動をする。ヨハネスブルグに限らず、ダーバンなどの都会にも生息。
↑ここら辺の強盗は前から知ってましたが、今はニュータイプが人気(?)だそうです。
ドレッド泥棒
が、最近は流行ってるそうです。
記事でtheft(泥棒)と書いてあるとポップな感じがするんですが、内容を見たら完全に強盗ですけどね・・・
もともとはヨハネスブルグのCBD地区であったタイプの犯罪らしいんですが・・・
まず、ドレッドにした人が道を歩いているとします。
ドレッドの人が通り過ぎる時にエクステではなく地毛なのか?を確認します。
地毛だったら、ナイフか拳銃を突き付けます。
あとは、枝切りばさみでドレッドをバッサリと切り取ったら逃げます。
This is ドレッド泥棒。
最近は、ヨハネスブルグに限らずガウテン州全体で流行ってるみたいで、特にクラブがホットスポットになってきているそうですが、やはり一番危険なのはヨハネスのCBD地区だそうで。
切った髪はどうするかって?
闇市場で大体2000円~8000円で売れるそうです。
長い髪のセットだったら3万円は稼げるとか。
そして、売られた髪はエクステとなって他の人の頭にくっつきます。
南アフリカのTimes Liveというニュースサイトの記事によると・・・
南アフリカ第3の都市ダーバンで2012年に報告されたドレッド泥棒の被害例はたったの1件だそうですが、スタイリストたちに言わせるとドレッドをちょん切るのは一般的なことになってるそうです。
ヨハネスブルグ警察の報道官は、「被害者たちは恥ずかしくて被害届を出さないのではないか」と被害報告が少ない理由を説明しています。
ジンバブエから南アフリカに遊びに来たある旅行者は、ヨハネスブルグのクラブでパーティーをしていました。
酔いつぶれた彼を友達が発見した時には、彼が10年かけて伸ばしたドレッドは切られてなくなっていましたとさ。
なお、彼の携帯電話も財布もそのままだったそうです。
あるスタイリストはこう言っています。
「もしCBDの辺りを歩いたら、かっこうのターゲットになって髪を失うことになるよ。奴らはあんたの財布とか携帯電話なんか気にしないの。奴らが狙ってるのはあなたの髪の毛、それだけ」
レゲエ好きはヨハネスブルグ行けません。