どうでもいい話をいくつか書きます。
ほぼ意味のない内容過ぎて、文字にしないと確実に忘れ去るようなことばかりです。
果たして文字にする意味があるのか?すら分かりませんが、とりあえず書いてみることにしました。
ブランドのスーツには、ジャケットの袖部分にそのブランドのタグが縫い付けられていることがあります。
まぁ、その時点でオーダーメイドではなく既製品なわけですが、例えば『なんちゃらアルマーニ』と書かれた布地のタグが縫い付けられてると。
本来、そのタグは買ったらハサミで取るもんです。
ただ、途上国では取らずにそのまま付けて着用している人をよく見かけます。
全員にアンケート調査をしたわけではないので、他にも理由があるのかもしれませんが、オレが聞いたことのある理由としては二つ。
一つは、袖のタグは外すものだということをそもそも知らない。
もう一つは、「オレはブランド物を着てるんだぜ!」と見せびらかすため。
ただ、自慢気な割に大抵は聞いたこともないブランドか、「えっ、プラダでそんなダセぇジャケット作ってたっけ?」と確実にニセモノである場合が多いわけです。
昨日、ソマリランドの国境から乗ったバスで、オレの隣に座ったおっさんもジャケットの袖に布地のタグが縫い付けられたままになっていました。
思わず、二度見しちゃいました。
だって…
iPhone
って書いてんだもん。
えっ、も、もしかしてiPhone7?
ソマリランド限定販売のジャケット型iPhone?
疑問は尽きませんでしたか、おっさんはiPhoneジャケットを違和感なく着こなしておりました。
それだけ。
今日、エチオピア人のおっさんが小枝みたいのを頭にくっつけて歩いてました。
黒人の髪はパーマがかかっていて、触らせて貰うとプラスチック製の玄関マットみたいな弾力ですよね。
ヤクザのパンチパーマをポンポンさせてもらったことがないので、あくまで憶測ですがヤクザのパンチパーマよりも剛性と弾力性は勝っていると思われます。
そんなわけで、「モノが引っかかりやすいのかしら?」と心配になったわけです。
で、おっさんに「頭に何かくっついてるよ」って教えてあげたんです。
そしたら、わざとくっつけてるんだってさ。
頭のチリチリに、爪楊枝を差してるんだって。
いつでも好きな時にシーシーできるように。
それを聞いて、「へ~、すごく便利~!」とは思わなかったオレ。
なんか…汚くね?
としか思わなかったのは、オレが日本人だからと勝手に解釈しております。
黒柳徹子だって剥き出しの飴を頭に備蓄してるわけじゃないでしょ?
舐めてる途中の飴を「また後で舐めよっと」とか言って、また頭に戻したりしないでしょ?
ベトベトするからね。
…髪に爪楊枝を引っ付けて歩いてるおっさんに出会った話でした。
ソマリランドの首都ハルゲイサと港町ベルベラで、それぞれ「日本からわざわざやってきたオレに、これは見ておいた方がいい!というオススメは?」と現地人に質問してみました。
ハルゲイサの高校で英語教師をしているという男性は、「経済成長の活気を見て行ってくれ。ハルゲイサには電気店がいっぱいあるぞ」と。
アキバのヨドバシカメラよりすごかったら別だけどさ、日本から来たオレに自慢するレベルじゃないんですよねぇ~
活気があるって言っても、大体どこもこんなもんだぜ…とは言えないし。
ただ、沿ドニエストルとか、南オセチア、ナゴルノ・カラバフよりは全然活気があるのは認めましょう。
想像してたよりも、全然自称国家っぽくない活気はあるね。
ベルベラのビーチで会ったお兄さんは、「ソマリランドの経済と、ビーチ」と言ってました。
経済ね…いちおうオレも先進国から来てるからね。過去と比較して経済成長とかいうにしても、過去を知らない以上は「へ~」としか言えないという。
あと、彼に「日本にもビーチっていっぱいあるんだよ」つって。
すっげーキレイな海とかなら別にして、もうホントびっくりしちゃうくらい普通。
ま、でもこの海岸沿いにあと何百キロ東に行ったらソマリア海賊の基地ボサッソに着くんだろ?と思うと、不思議な気分にはなりますけど。
これで分かったことが二つ。
一つは、旅行者が求めているものと、現地人が外人に見てもらいたいと思っているものは必ずしも一致しないってこと。
何が観光資源になるのか?ホスト国の人が観光客視点で考えないと、アピールに弱いですね。
友達で、ソマリランドに来たことがある人は何人かいるんですが、その内の一人が「ソマリア内戦の時の戦車の残骸がある」と言ってたのを思い出しまして…聞いてみたんですが、ベルベラ近郊にあった3台、ラス・ギール近くにあった2台とも鉄くずとしてエチオピアに売り払われたらしいです。
もう一つは、ソマリランドはホントに見るものがないってこと。
バードウォッチング天国らしいですけど、バードウォッチング自体に興味ねーしな…