かつてタイのビールといえばビア・シン、ビア・チャーン、ビア・レオくらいだった。まぁ、実際に飲んでいたのはハイネケンやカールスバーグで、ビア・シンとかほとんど飲むことはなかったけど。
それが今では、ファミマでオリオンビールが売られていたりと、昔に比べて飲めるビールの選択肢が格段に増えているタイ。

今回、バンコク(というかスクムビット)でタイのクラフトビールが飲めるバーに行ってみた。
クラフトビールと言っても、タイの法律で小規模なブルワリーがビールを生産・販売するのは事実上不可能なため、タイのブルワリーがカンボジアで作って輸入する形を取っている。
そのため、メイド・イン・カンボジアだけどタイのクラフトビールという若干面倒くさいことになっていて、70%前後の輸入関税が掛かるので決して安くはない。
Wishbeer Home Bar
住所:Sukhumvit 67, Phra Khanong Nuea, Watthana, Bangkok 10110
URL:https://www.wishbeerhomebar.com/
店の住所がスクムビット・ソイ67ということで「ほぼプラカノンじゃん!」と、タクシーで行ってみた。
これがパクソイ(小路の入り口)から撮った写真。

こんなソイ(小路)に本当にクラフトビールが飲めるバーなんかあるのか?
グーグルマップ上ではパクソイからすぐの左手に存在しているはずのバーだが、古いタウンハウスしかなく、バーがある雰囲気ゼロ。

その古臭いタウンハウスが店の入り口だった。
写真の真ん中、ホワイトボードが置かれている入り口を入っていくと…

中はこんなで、まさに真の隠れ家バー!!
入り口は怪し過ぎたが、中は活気が溢れておった。
各国のクラフトビールが飲めるバーで、六本木にも店を出しているブリュードッグのパンクIPAとかも置いてある。
タイのクラフトビールを飲みに行ったのに、ベトナムのクラフトビールばっかり飲んでしまった。
ホーチミンのブルワリーHeart Of DarknessのKurtz’s Insane IPAが美味しかったぁー
なお、お値段は銘柄やサイズによって違うけど1杯300バーツ前後(約1000円)が基準になるかと。
Bottles Of Beer
住所:2/7 Sukhumvit 34, Klongton, Klongtoey, Bangkok 10110
URL:https://www.bottlesofbeer.co/
こちらはスクムビット・ソイ34で偶数ソイを入ってすぐの右手にある。バーの隣は、下北沢に本店があるという居酒屋『陶板ダイニング18』。
トンローまで歩いてすぐだし、こっちの店の方が立地的には来やすい。
すでに酔っ払っていて、コンビニの写真みたいのしか撮っていないが…

瓶や缶のクラフトビールがコンビニの冷蔵庫みたいのに入って並んでいて、カウンターで飲む小さいバー。
1階は15人も入ればいっぱいになる感じだが、2階もあるようだ。

これはタイのビールを集めた棚で、マハナコーン(大都会)やチェンマイ、クワイ(水牛)などなどあり、1本200バーツ代(約700円~)だ。
ラベラーなので、店員に「瓶から剥がしてラベルをちょーだい!」とお願いしたら、「瓶ごと持って帰って」と言われ、「え…重いからイヤ…」と思いながらも空き瓶6本をお持ち帰り。
タイのクラフトビールのくせに、カンボジア製のくせに、やたらとしっかりした糊付けのラベルに超絶苦労した。
もっと簡単に剥がれるようにしとけよ!!