次の旅行先が決定

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海外旅行でカンボジアに行こうと思っている。

オレの方はいつでも行けるのだが、カンボジアの方がまだのようで、実際に行くのはもう少し先の話になりそうだ。

絶対に行けないというわけではないのだが…今のところはコロナで入国制限をしていて、色々と面倒くさそう。

2000米ドル(約22万円)のデポジットを入国時に払う必要があり、カンボジア保健省が指定するホテル(マリオットとかソフィテルとかラッフルズなど)で14日間隔離され、ホテル代はデポジットから差っ引かれると。

デポジットと言いながら、実質は『2000米ドル支払って14日間隔離』してもらいに行くようなもん。

それに、そもそも入国したところで…というのもある。

例えばシェムリアップ州の規制をみたら「現在の居住地からの移動・外出は禁止。屋外のスポーツも禁止。村・地区の境界線を越える移動を禁止する。これらの措置に従わなかった者は、移動手段の差し押さえを含む関連法令の定める罰則を適用される」らしい。

もしかしたら10月に入って多少は緩和されている可能性はあるが、わざわざ行く時期ではないのは確か。

なぜにカンボジアに行こうと思っているか?というところだが…

正直「カンボジアに行きたーい!」というテンションではない。

どちらかと言うと、行きたいから行くというより、行っておいた方がいい気がするから行くみたいな感覚。

もしカンボジアに行けば、オレにとっては3回目になる。

1回目が1997年、2回目が1999年である。

1回目は高校生という身分だったし…2回とも20年以上も大昔のことである。

あの頃からほぼ全くと言ってよいほどアップデートされていないので、オレの中のカンボジア観は正直言って古い。

ほぼおじいちゃんである。

自分の中のカンボジアをアップデートするためにも、20年以上ぶりに行っておいた方がいい気がする。

カンボジア現代史的にはどうなのか知らないけど…個人的には1997年&1999年って今のカンボジアのちょっとした境目だったんじゃないか?と思ってる。

我ながらなかなか面白いタイミングで旅行している。

よく「独裁色を強めるフン・セン首相が権力の座に就いて36年」という説明がされてるけど、実際は36年間ずっとフン・センの一強だったわけじゃなく、1997年まではラナリット王子(当時のシハヌーク王の次男)という政治的ライバルがいたから、実際には今のフン・セン独裁体制の始まりって1997年以降なんじゃないかな。

ちょうどオレが1回目に行った頃には既にきな臭いことになっていて、ラナリット支持派の集会にフン・セン派の兵士が手榴弾を投げ込んで一般市民が多数死傷したりしていたが、行った時期があと数か月ずれていたら面倒なことになっていた。

カンボジアの首都プノンペンで1997年7月5日、フン・セン第二首相派とラナリット第一首相派との間で武力衝突が起き、日本人を含む100人以上が死傷した。武力衝突は首都中心部と外で同時に発生し、プノンペンのポチェントン国際空港も被弾して閉鎖され、民間航空機の離発着は不可能となり、多数の外国人は武力衝突が続くカンボジアに足止めを余儀なくされた。市内では銃撃戦と略奪行為が横行し、大半の外国人はホテル・カンボジアーナなどの主要ホテルに避難せざるをえない状況であった。一方、カンボジア国民は内戦の再発と受けとめた者も多く、カンボジア西部や北部では多数のカンボジア人が、タイに安全地帯を求めて陸路で移動し始めた。【日本の外交・安全保障オプション】

日本人も1人が砲撃で犠牲になっている。

そもそも当時のカンボジア国内は(ほんの一部を除けば)高確率で武装集団に襲われるので外国人の陸路移動はムリだったことを考えれば、空港が閉鎖されたらアウト。

今も昔も何ら変わっていないが、各国政府が自国民救出のために軍の輸送機を派遣する中、日本政府は1週間も迷った挙句に隣国タイに自衛隊の輸送機を派遣したものの、結局誰ひとり運ばずに撤収している。

この1997年の武力衝突で、フン・センはライバルだったラナリットを排除し…

翌1998年にはポル・ポトが死去、タイとの国境近くにいたポル・ポト派の残党が帰順し…

これでようやく今のフン・セン独裁体制がスタートしたと。まぁ、当時はフン・センがこんなにも長期政権になるとは思っていなかったし、独裁色を強めるとは分からなかったけど。

というわけで、混乱期の最後(1997年)と、フン・センによるカンボジア平定直後(1999年)に旅行したことがあるオレだが、たった2年の違いだけで「こ、こんなにも変わるもんなのか!?」と驚愕した覚えがあるので、あれから20年以上経った今やどんだけ変わってるのか?

当時、変化に驚愕したことは…

  1. ポル・ポト派がいなくなっていて、タイとの陸路国境越えが出来るようになった!
  2. ポル・ポト派がいなくなっていて、アンコール遺跡バンテアイ・スレイに行くために「道中で狙撃される恐れがある」という理由で護衛の兵士を雇わなくてもよくなっていたうえに、バイクをレンタルして自分で行けるようになった!
  3. 武装集団の出現率が下がっていて、カンボジア国内の陸路移動が出来るようになった!
  4. 夜のプノンペンで普通に聞こえていた銃声が聞こえなくなっていた!

どちらかといえば、治安関係の改善が劇的でビックリしたと。

今はどうなんだろ?

予想だが…まず恐ろしい数の中国人観光客がいるんじゃねーか?

当時のアンコール遺跡の人出なんてこんなもんだったけど、今はめちゃくちゃ混んでそう。

どれだけ経済発展してるのか?も分からんな。

こんな写真のイメージのまま止まってしまっているが、すんごい経済発展してたらビックリ。

昨年、カンボジア中央銀行の主導でデジタル通貨システム「バコン」が運用を開始したらしいが、どこまでキャッシュレス社会が進んでるんだろ?

ソマリランドくらい進んでたらビビるな。

特に具体的な計画は練っていないが…

なんとなーく、あえて空路は使わずに20年ぶりに陸路国境越えで色々と見ていきたいとは思ってる。

ベトナムも高校生で行って以来行ってないからな…ベトナムもついでに…と迷い中。

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