最近、バカみたいに歩いている。
平日ですら1万歩に迫る勢いで歩き、そのうち足が棒になって寝たきりになっちゃうんじゃないか?と心配になるほど歩いている。
より正確に言えば、1万歩に“迫る勢い”であって1万歩には届いていないが、四捨五入すれば同じことだ。
そう、やっちゃってます。
ポケモンGOには見向きもしなかった男が、日ごと夜ごとはぐれメタルを追い求めて町を徘徊。
ゲーム内では体力が減ってきたら回復の呪文を唱えるだけでいいのに、リアル世界では回復の呪文すら唱えることが出来ず、ただただ体力を減らしてゆくだけ。
それなのに、ついつい歩いちゃうという謎の自分。
混乱させる呪文メダパニを唱えられたわけでもないのに…
回復の呪文のようなものを唱えたいが、リアル世界ではいくら大声で「ホイミ!」と叫んだところで喉が潰れるだけ。
回復の呪文のようなものは何かないかな?
あ…
そういえば…
氣功とタイ古式マッサージの奥義ジャップカサイが出会って誕生したカルサイネイザン。
これこそリアル世界における回復の呪文なんじゃねーか?
DQウォークで疲れた体に、オレはリアル世界で回復の呪文を唱えよう!
飛行機のチケットはすでに取った。
来月、バンコク経由でチェンマイに飛び、オレはリアル世界でも勇者になる!!
だが…
正直なところ…
めちゃくちゃ怖ぇーーっ!!
だが、勇者というのは恐怖を乗り越えてチェンマイで回復の呪文カルサイネイザンを唱え、経験値を上げてレベルアップするものなのだ。
それこそが真の勇者なのだ。
ただ、前回を覚えていないくらいチェンマイに行くこと自体が久しぶりで緊張している。
かつてのオレって、どうやって知らない町を旅してたんだっけ?
旅の仕方すら忘れてきた今日この頃。
チェンマイって何があるんだっけ?とググってみた。
ドラクエの呪文風に叫ぶターペー門。
このドットフォントをみて「ドラクエ風フォント」と思ってしまう時点で、ファミコンを知っている世代。