宿泊先
首都ハルゲイサで3泊したのはオリエンタル・ホテル。
料金は1人15USドルで、ハルゲイサの中では安い方の部類に入る宿です。
テレビやクローゼット、ソファーもあり、もちろんトイレ・シャワー付き。
ホテルの真ん中は吹き抜けになっていて、レストランがあります。
宿泊代には朝食込みなので、1階のレストランで食べることになります。
ホテル内にはWi-Fiが飛んでおり、エチオピアの倍以上の速度で快適!!
ちなみにホテルにはランドリー・サービスもあり、オレはハルゲイサに到着してすぐにシャツや靴下・下着をお願いしました。
翌朝には出来ているという話だったんだけど・・・
翌日も、翌々日もランドリーは返って来ず。
ランドリーに出して4日目、出発の朝にもまだ出来ていなかったのでさすがに温厚なオレも強硬にクレーム。
10分ほど待つと、ようやく返ってきました。
ビッチャビチャな状態で・・・
「お金は要らない」と言われたが、そりゃそうだろ!!
ただの嫌がらせじゃねーか!?
エチオピアとの国境までの乗車率220%の乗合タクシーの中で、ソマリ人たちに「なんだ、こいつ?」という顔をされながらも車内にパンツを干していたのは何を隠そうこのオレです。
旅立ちの日にビチャビチャの衣服を渡してくるなんて最低ですよ!!
ランドリー以外は、シャワーの水圧が異様に悪い(そうめんくらいの太さの出)ことと・・
目の前がモスクということさえ除けば特に不満はなかったです。
いやぁ、久しぶりにイスラーム世界を旅したもんだから、モスクの近所に宿を取った時の大変さを忘れてましたよ。
スピーカーから大音量で流れるアザーン。
早朝5時からは勘弁して欲しい・・・と、異教徒からしたら思うわけです。
宿の前の景色はこんな感じ。
ハルゲイサの中心部は徒歩で十分なコンパクトさ。
市内の見所
歩いて、ハルゲイサの見どころに行ってみました。
これが、ハルゲイサの見どころだ!!
ミグ戦闘機のモニュメント。
ソマリア内戦(ソマリランド的には独立戦争)の時にハルゲイサを爆撃するために飛来したソマリア空軍のミグを撃墜してモニュメントにしたらしいです。
ハルゲイサの最大の見どころはこんな感じです。
モニュメントの台座は、なんだかすごいクオリティになっております。
右の男性なんて、内戦で左足を失ってしまったのだろうか?
きっと忠実に再現したのでしょう。
・・・えーっと
ハルゲイサの見どころはこんなもんかな?
あとは街中で撮った写真でも。
ハルゲイサの目抜き通りを走るロバ車。
チャット(噛むと軽く覚醒する葉っぱ)を売るお店のお姉さん。
ソマリランドでは、お店の壁に「ここが何のお店か?」分かるように絵が描いてあります。
これは・・・たぶん歯医者。違ったら逆に怖い絵です。
ここはシャンプーとか売ってる日用品ショップ。
このおじいさんは、一眼レフをぶら下げてハルゲイサをウロウロしたら「オレの写真を撮れ」と声をかけてきました。
ヒゲの先端をオレンジに染めている、なかなかファンキーなおじいさん。
国際的にはどこからも認められていないソマリランドは自称国家から脱却すべく、より多くの外国人旅行者に来てもらうために自国をアピールしたい思惑があるようで・・・
基本的にウェルカム政策を採っています。
その影響もあるのか?は知りませんが、みんなも「ソマリランドいいだろ?」的なウェルカム・モードでした。
国内の移動に武装警官を必ず帯同させないといけないのも、「外国人旅行者に万が一のことがあったらソマリランドの国家としてのメンツにかかわる」という理由からのようです。
実際には、東部を除けば武装警官を付けるほどの危険はないんじゃないか?と。