ジンバブエ「日本車を排除せよ」

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久しぶりにジンバブエに関するニュースを。

ムガベ大統領が病気治療のためにシンガポールに来ているらしいですが、まぁそんなのはどうでもいいので・・・

今、ジンバブエで中古日本車が禁止されるかもと知れないという問題が騒ぎになっている件を。

ジンバブエに限らない話ですが、アフリカでは中古日本車は大きな役割を持っています。

トロトロとか、ダラダラとか、マタトゥとか、コンビとか、タクシーとか、地域によって呼び名は違えど全部同じです。

中古ワゴン車を使ったミニバスのこと。

一般的な大型バスは長距離移動ですが、市内とか近中距離はワゴン車(ミニバス)が移動手段。

本来は7人乗りのワゴン車を改造して20人乗りにした上に、荷物を鬼積みして走る不快極まりない公共の乗り物です。

チャリンコタクシーバイクタクシー車タクシーミニバス大型バスの順に遠方感を感じます。

ミニバスに使用されるのは、ハイエースなどの日本から輸入された中古ワゴン車。

昔、『あいのり』という恋愛バラエティ番組がありましたが、あれはラブワゴンと呼ばれるトロトロに乗って世界一周をしながら恋愛をするとかいう設定でした。

あれ、訪れる国それぞれでワゴン車を買い替えていたようです。

こちら、マラウィで使われていたラブワゴン↓

あいのりメンバーがマラウィを出た後、このラブワゴンはミニバスとして第2の人生を送り、リロングェ⇔ブランタイヤ間を乗客を乗せ爆走していました↓

『あいのり』よりも真の意味であいのり出来ます。

ケツが異様に発達したママ・アフリカたちに挟まれて座らされた時には、ときめきよりも殺意を覚えますけどね。

さて・・・ジンバブエでもミニバスには日本の中古ワゴン車が使われているわけです。

そんなジンバブエで、警察の報道官であるポール・ニャチ警視の発言が波紋を広げています。

「トヨタのグランビア、ノア、イプサム、エルグランドなどの日本の中古車を、公共交通手段として使用することを即時禁止する必要がある」

と、具体的な車種まで出して発言。

発言の背景にあるのは、ここ最近頻発しているミニバスの死亡事故にあります。

ついこの前もブラワヨ郊外でミニバス(車種:トヨタ・グランビア)が事故って6人が死亡しました。

この警視の発言に対して・・・

「ドライバーの未熟な運転技術のせいでは?」

「穴だらけの道路状態の悪さのせいでは?」

「そもそも日本車かどうかは関係ないのでは?」

という意見も出ている模様です。

一方、警察の発表を全面的に支持する人たちもいます。

「彼らは交通規則を破ることで悪名高いから、ジンバブエの道路上から日本製中古車を全て排除すべきだ」

という意見も出ています。

これに対して、プロフェッショナル・ドライバー協会のアルバート・シバンダ会長は・・・

「それって、車ではなくて運転手の問題では?」

と疑問を呈しています。

その他の意見としては・・・

「ジンバブエの道路を走るのにオフロード車じゃないことが問題だ」

というのも。

ミニバス=日本製中古ワゴン車というイメージが強過ぎて、ずいぶんと不毛な議論で戦っているようでございます。

くだらねぇー!!

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