ツイッターでハッシュタグ #下着売ります で検索してみたところ…
日本は安いっ!!
1000円とか…3000円とか…
(゚Ω゚;)ハッ!! ビ、ビジネスチャンスですか?!
使い古しのパンティをたくさん買い取って、グヒヒヒ
濡れ手に粟じゃね?!
ヤフーボーイズ(Yahoo Boys)
ナイジェリアのニュースを見ていると『ヤフーボーイズ』とか『ヤフープラスボーイズ』なる聞きなれない単語が出てくることがある。
ヤフーとは、あのYahoo!のことだ。
以前、オレもメールのやり取りをしたことがある419詐欺は、主にインターネットを使ったナイジェリア発祥の国際的詐欺で、ナイジェリア刑法第419条に抵触することからそう呼ばれている。
だが、419詐欺の母国ナイジェリアでは単に『ヤフーヤフー』、もしくは『ヤフーヤフービジネス』と呼ばれている。
かつて詐欺犯のほとんどがYahoo!アカウントを使っていたことからナイジェリアで勝手にそう呼ばれているだけであって、名前を使われている側のYahoo!からしたらいい迷惑だ。
フェイスブックやツイッターなどのSNS、ティンダーなどの出会い系アプリを使って言葉巧みに近づき、チャットで甘い言葉をささやいて相手に恋愛感情を抱かせて、最終的にお金を振り込ませる別名ロマンス詐欺も419詐欺の一種だ。
そんな419詐欺に手を染める若者たちのことをナイジェリアでは『ヤフーボーイズ』、もしくは『ヤフーヤフーボーイズ』と呼ぶ。
こちらは、ヤフーヤフービジネスで起業した通称ヤフーボーイズが集うシェアオフィスの様子。クリエイティビティがアップするように洗練された広々とした空間で、起業家たちが人脈を広げるのにも役立つ。
こちらは、世界中のノマドワーカーと犯罪者が交差する街バンコクで警察に捕まったノマドなロマンス詐欺系ヤフーボーイズ。
「大人になったらボクもヤフーボーイになりたい!」という子供もいるほど、ナイジェリアでは“憧れの職業”にすらなっているヤフーボーイズ。
ヤフーボーイズになったきっかけを「母親に勧められたから」と語る者もいる。
憧れの的であるヤフーヤフー成功者の自慢はインスタで見ることが出来る。
写真にさりげなくブランド品を入れ込むとか、しみったれた自慢ではなく、ポルシェのエンブレムに被り気味でガッツリと現金を見せびらかし。
まぁ、持ってるのが所詮ナイラ札だから一束1万5千円分くらいだけどな…
自分の子供を札束で囲むという成金感がすごい演出だが、こちらは米ドル札が交じっているから少なくとも数百万円分はある。彼は、生後8カ月の娘にロレックスを買い与えたり、6才の息子にドバイに家を買い与えたりしている。
こういう自慢投稿を見て、若者たちはヤフーボーイズに憧れるのだ。
元ヤフーボーイが伝授する『ヤフーボーイになって成功する方法』(英語)では“クライアント”と呼ぶ先進国のカモからいかに金を振り込ませるか?ノウハウが披露されていて、ビギナーでも詐欺の手法を一から学ぶことが出来る。
ただ、これも情報販売ビジネスの臭いがプンプンしてる…
ヤフープラスボーイズ(Yahoo Plus Boys)
問題が、ヤフーヤフービジネスに限ったことではないが「誰しもが成功者になれるわけではない」ということ。
憧れのヤフーボーイズになったものの、全然稼げない(上手く騙せない)人も当然出てくる。
そこで登場したのが、ヤフーボーイズの進化形『ヤフープラスボーイズ』である。
ヤフーボーイズとの違いは簡単だ。
ヤフーボーイズは、インターネットという現代の利器を駆使するだけの詐欺師だが…
ヤフープラスボーイズは、詐欺をするにあたって精霊信仰の魔術の助けを借りて、超自然的な力で被害者を洗脳するために祈りの儀式をしちゃうよ!という…現代の利器と伝統が融合を果たしたハイブリッド詐欺師なのだっ!!
つまり「己の才能に限界を感じて神頼みに走る」のがヤフープラスボーイズ。
「ただのヤフーボーイだった時は全然儲からなかったけど、ヤフープラスボーイになったおかげで家を建てることができました!」など、今の流行りはヤフープラスボーイズである。
そのヤフープラスボーイズがナイジェリア国内で色々と問題を引き起こしている。
オソレ(Oshole)と呼ばれる魔術の儀式で、どうしても女性の使い古したパンティを使う必要があるためだ。
中古パンティを使う理由?
それは知らん!!
ちなみに14~35才の女性が履いたパンティ限定じゃないと魔術の効力がないらしい。
そのため最近は「外に洗濯した下着を干しておくと、ヤフープラスボーイズが盗む」という下着泥棒被害のニュースをよく目にする。
デルタ州アサバや、アブラカ、ワリ辺りがヤフープラスボーイズによる下着泥棒の被害が多いようだ。特にアサバのヤフープラスボーイズは狂っていて、拳銃を突き付けて履いているパンティを強奪するパンティ狩りも起こっているらしい。
一方、女性側も下着は外に干さないとか、外出時は襲われるかも知れないからパンティ自体を履かない(ノーパンで出歩く)という対策をとっているそうだ。
もちろん、中古パンティを手に入れる方法は他にもある。
いわゆる #下着買います である。
相場は20万ナイラ(約6万円)~35万ナイラ(約10万5千円)でヤフープラスボーイズが買ってくれるらしい。体液が付着しているとさらに高価買い取りっ!!
高価買い取りには理由があるようで、自分の中古パンティを儀式で使われると災いが降りかかって、元持ち主は血を吐いて死ぬこともある(らしい)。
(゚Ω゚;)ハッ!! ビ、ビジネスチャンスですか?
名刺に「履いているパンティ買い取ります」と印刷して…
「中古パンティ高価買取に自信があります!」とチラシを配って…
「パンティ売ってちょうだ~い!みんなまあるく♪」とCMして。
え? 魔術の呪いで血を吐いて死ぬかもしれないことは伝えるかって?
日本ではお客様は神様です!!
神様が魔術の呪いに負けるわけねーだろ!ってことで、伝えない。
これまで使い古しのパンティに何の興味も抱いたことがなかったので、相場を知ろうと日本の中古パンティ市場を調べまくっていたらブラウザの閲覧履歴がやばいことになった。
これだけ見られたら、オレもヤフープラスボーイズの一味だと勘違いされちゃう!!
なお使い古しのパンティ以外にも、殺して切断した“人体の部位”を使ったり、
捕まって吊し上げられているこいつみたいに…
ウ○コを食うヤフープラスボーイズも出てくる始末。
魔術師に指示されたから食ったらしいよ。
ウ○コ食った上に、捕まって棒で叩かれて、「デルタ州ワリから来たジュニア・クレメンスです」と名乗らされた動画をネットに晒され、それを遥か遠く離れた日本でオレに取り上げられるという散々な仕打ち。
ウ○コは買取不可だな…食いたいなら拾って食え!!
参考:Gistmania、NigerianFinder、CKN News、Nigerian Monitor、legit.ng、Daily Trust、The Nigerian Voice