今注目の話題はこれ

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昨年から始めたストックフォトを、いちおう今も継続中である。

正直言ってお小遣い稼ぎとしての下心はほぼ失いつつあるが、その時々の売れ筋で世の中の関心事を知れることが面白いと感じることくらいがモチベーション。

まぁ、売れ筋と言ってもオレのコレクション内の話なのでだいぶ偏りはあるけど。

さて、売れ筋とまでは言えないが非常に地味ながらもなぜかコンスタントに売れている写真がこちら。

南アフリカはヨハネスブルグにあるサンゴマ&イニャンガ御用達のムティ原料ショップの店内写真。

サンゴマは呪術師、イニャンガは伝統治療師で、祈祷師(イタコ系)と漢方医みたいな違いだが、最近は区別も曖昧らしい。ムティは生薬を配合した伝統医薬。

写真は、サンゴマやイニャンガがオリジナルなムティを調合するために原料を買い求めにやってくる店。

ムティは植物性(ハーブ的なやつ)を多用するみたいだが、拡大してみると…写真上は動物性の原料が多いな。

下段左端の瓶に入ってるのって、シマウマの皮をブツ切りにしたやつじゃね? その隣の瓶は何だろ?もつ煮込みに入ってそうなウネウネ感がある。どうやらオレは植物性原料コーナーではなく動物性原料コーナーを撮ったっぽい。

どんな需要があるのか知らんが、アフリカやヨーロッパの他、最近だとイスラエルやフィリピンからダウンロードされている。

もしかして…今、ムティが世界的にジワジワ来てるの?!全然流行りに乗っかれてなかった…エチオピア情勢に注目してる場合じゃねーな。

ナゴルノ・カラバフ戦争で通称タティク・パピク像(我らの山像)の写真が大ヒットしたことに続き、ティグレ州の内戦でエチオピア兵の写真がプチヒットしたが…

今やタティク・パピクは一切ダウンロードされなくなり、エチオピア兵も全然ダウンロードされなくなった。

代わりに目を引くのが、これらの写真の売れ行きである。

どちらの写真にも共通しているのが…新疆ウイグル自治区で撮った写真ということ。

去年アップした写真だが、ここ最近になって急にダウンロードされ出した。

天山南路南道を細かく刻みながらタクラマカン砂漠をぐるっと旅した時に撮ったやつで…上の写真は、ヤルカンド(莎車)という町のアルトゥンルクの前に集結して祈りを捧げるウイグル・ムスリム

ウイグルの場合(例え報道目的用途のエディトリアル画像であっても)個人が特定できるような写真は避けているが、この写真は“かつて”のウイグル・ムスリムを表現するには良い後ろ姿かと。

もはやこんな光景も幻だろうからな。

下の写真は、つい数日前にユニクロの柳井氏が「(使っているかどうかは)ノーコメント」と言っていた(柳井氏いわく)“政治的な”新疆綿。トルファンという町で撮っている。

この2枚のダウンロードが目立つということは、以前よりもウイグル問題の注目度が上がっているということか。

さらにオレの新疆コレクションを放出するか!と見直してみるが、かなりの割合で写真の品質に問題があり、売り物にならん… イスタンブールでスリを一眼レフで殴って以来、カメラの調子が日を追うごとに悪くなってゆき、そのうちシャッターを切る度にカメラ内部のミラーが弾け飛ぶようになり、仕方ないからボンドでミラーをくっつけたら、ファインダーを覗いてピントが合っていると写真のピントが合っていなくて、ファインダーを覗いてピントが合っていないと実際の写真はピントが合っている状態になり、旅の最後を締めくくる中国の写真が一番ひどい。

いちおうアップできそうな写真に付ける説明に間違いがないように再確認していると…

こちら、かつてはウイグル系のクムル・ハン国があったクムル(哈密)という町にあるモスクで、歴代の王が眠るクムル王陵の中(同じ敷地内に霊廟もある)のモスクなのだが…

ネット情報なので信憑性は不明だ(かつ、あまり旅行者が行かないところだからそもそも情報量が少ない)が、どうやら数年前から無期限で閉鎖されているようだ。

そうなってくると、中国イスラームの聖地である吐峪溝(メッカ巡礼の前に巡礼するような場所)も色々とアウトだろうな…巡礼なんかしたら目を付けられて「再教育」されちゃいそう。

本当は今だったらミャンマーだろうな。

ミャンマーは高校生の時に行った1度しか行っていないが、当時は奇しくも軍事政権時代だった。アウンサンスーチー女史がまだ自宅軟禁されていた頃だ。

当時も軍事政権ということは、今の状況に通ずるような写真を撮っていてもよさそうだが…

こんなのしかない!!

軍事政権が観光促進キャンペーンで推してた謎のキモキャラ(名前不詳)。当時発行の切手とかテレホンカードにもこのキャラがバンバンに使われていた、今やレアなキャラ。

正確に言うと、オレが行ったのは1997年なので写真のキャラクターは前年の残滓。

よく見たら邪悪そうな顔してるし、こんなキャラを作る感性してるから一般市民にロケット砲を撃てるんじゃね? 当時アウンサンスーチー女史を筆頭にした民主化運動では「(軍を利するだけだから)ミャンマーに来ないで」と、観光促進キャンペーンのボイコット運動をしていた。それにもかかわらずミャンマーに行ったオレの行動が今の軍の横暴へと繋がっているとか、繋がっていないとか。入国時の300USドル強制両替を逃れようとして捕まって、仕方ないからゴネまくって80USドルだけ両替してやったのは、オレのささやかな軍事政権への抗議行動だったとか、全然関係ないとか。

これはアップして4カ月ほど経つが、1枚もダウンロードされていない。

タイトルを『右手を上げて威嚇するミャンマー兵』に替えようかな?

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