そういえば、飯をデリバリーで頼んだことあったっけ?
ピザも頼んだことないしな…
あれ?もしかしてオレってデリバリー使ったことない?!
と一瞬思ったが、よくよく思い返してみたら昔バンコクに住んでいた頃によく使ってたけど、それくらいか。
当然のことながらUber Eatsなんか使ったことがない。
使うのに抵抗があるとか、そういう次元の話ではなくて…オレの場合は基本的に食に関してあまり興味がないから「どこどこのあれが食べたい!」という欲求が皆無なのだ。
だが、何事も経験である。
ちょっと、どんな感じか自分で試してみよう!
早速アプリでポチッとしたらすぐに届いた。

届いたデリバリー用バッグを見た嫁は「え?」
デリバリー用バッグを買ってしまったからにはやるもんね!
さて…問題は、足である。
愛車と呼べるほど愛でていないが、我が愛車は13年前にネットオークションでたった6千円で買った折りたたみ自転車だ。
13年間で1度もタイヤ交換をしていないので、歩道の点字ブロック程度の段差でも滑ってこけそうになるくらい大切に使ってきた。

下が前輪で、上が後輪。
後輪に至っては…チューブで走ってたんですか?レベルのツルツル具合である。
せっかくの機会なので、両輪のタイヤ交換をしてみた。
レンチなんか持っていないので、キャンプ用に2万円で買ったが一度も使っていないレザーマンのWAVEだけで交換したが、恐ろしく時間がかかった。
くそっ…タイヤ交換にレザーマンはむちゃくちゃ不便だからレンチを揃えたい…
13年に1度の出番があるかないかのレンチが無性に欲しくなったが、デリバリー用バッグとタイヤ&チューブセットで既に7千円以上を使ってしまっている。
Uber Eatsをやってみようかな?レベルの初期投資にこれ以上はかけられん。
7千円も初期投資したから、最低でもその分はやらなければ!
これがモチベーションになり、本当にやってみた。
やってみて思ったんだけど、「自転車を漕ぐ」という体力的な大変さを別にすればむちゃくちゃ楽!
やりたい時にやって、やめたい時にやめる、時間的拘束が一切ないし…
店で受け取って、配達先の玄関に置くことが多いから、人とほぼ接しなくていいし…
ピザのデリバリーみたいに「30分以内にお届け出来なかったら…」的なペナルティもない。Uber Eatsのドライバーが急いでいるのは経済的インセンティブを理由に自発的に急いでるだけであって、早く配達して同じ時間でより多くの件数をこなすことでお金を稼ごうとしているからで、そこを気にしなければ別に急がなくてもいい。そもそもオレのボロボロ折りたたみ自転車ではスピードも出せないし、急いだらその分疲れるから頑張って漕ぎたくない。
もちろん、届くのを待ってる方からしたら早いに越したことはないだろうから、もし「早く持ってこい」って言うなら良いチャリかバイクをくれ。
あと、意外と楽しかった。
ものすごく変な言い方だけど、オフィスでディスプレイを3台も並べて意味分からん仕事をするのと比べて、なんだか労働感があって楽しいと思っちゃった。
まぁ、何事も楽しいと思うのなんて最初だけだろうけど。
お金に関しては、都心部でやって時給換算で1000円~1500円(1時間2~3件)くらいかな? 早い人はもっと稼ぐんだろうね。
とりあえず何回かやって初期投資分は無事に回収したことをご報告させていただくと共に、「2時間もやるとオレは疲れる」という事実に気付いたこともお伝えしたい。
回収しちゃったから、もういつやめても赤字ではない。