普段は全くと言っていいほど行かない街、池袋。
そもそも行く用事がないので行かないのだが、今回は友人たちとの待ち合わせ場所が池袋になり、何年ぶり?ってくらい久しぶりに池袋に行ってみた。
久しぶりに行った感想は、
わざわざ飛行機に乗らなくても疑似海外旅行が出来ちゃう街
それが池袋であった。
北口にある友諠商店は、中国人向けスーパーマーケットである。

ビルの4階にあるのだが、3階にはパンダカラオケもある。

店内には、カニなのに亀甲縛りされた上海ガニが1杯単位で売られていたり、丸ごとドリアンが売られていたり、加工食品以外に生鮮食品も置いてある。

この友諠商店の一角に友諠食府というフードコートがあるのだが、座席数が少なく、写真に写っているのがほぼ全席。

3人は座れなかったので、友諠食府での食事は諦めて…
と、ウロウロしていると友諠商店のすぐ近くの雑居ビルに張亮麻辣湯なる看板を発見。
麻辣湯ってことは麻辣スープって意味だけど、麻辣スープの何の店なんだ?!と、試しに行ってみることに。

池袋の、キャバクラも入っている雑居ビルの、7階という“怪しさ”しかない最高の立地に店舗を構える謎の店。
もし自分1人だったら絶対に行かない。
エレベーターに乗って7階まで行くと、ドアが開いた瞬間に店。

後になって気が付いたのだが、入り口のドアに日本語が書いてあった…
せめてこれに気が付いていれば必要な情報量のほとんどを補えたというのに、全く気が付かないまま店内に入ったためシステムが分からず困惑。
客は全員中国人だし、店員は誰も日本語を話さないという完全アウェーな店内で「あれ?ここ日本?」と思うこと必至。
とりあえず席に座って「この店、メニューなくね?」と話していると、中国語で「こっちにこい」と店員に促されるまま謎のコーナーに。

具材を自分で選ぶシステムのようなのだが…
どれくらい選んだらちょうどいいのか?の加減が分からないし、具材に値段も書いていないのでビクビクしながら適当に選んだ4品をプラスチックかごに入れてレジに持参。
レジで4種類の麺から選ばされて、ようやく「鍋じゃなくて麺の店なのね」と気付く有様。
レジで紙を渡されると「54番は具材4品を注文」的なことが書いてある。
紙を握りしめたまま席でボーっと待っていると…「54番!」と番号で呼ばれる。
もちろん中国語でね!
呼ばれたら、レジに行って自分の麺を受け取るセルフサービスであった。
出てきたのがこちら。

麻辣湯ってくらいだから、ちょい辛。
麻辣スープのベースが何のか?分からんが、どんなに頑張っても山椒が入ってくることくらいしか分からず…やっぱ山椒って最強だな、味を全部持ってっちゃう。
でも、ちょっとクセになる味で、珍しくスープを飲み干してしまった。
池袋にある雑居ビルの7階にある、中国人の中国人による中国人のためのレストラン。
店内の雰囲気的にどう考えても個人経営の食堂なのだが、店のロゴと店内に貼られていたポスターが気になっていた。
個人経営ぽくないデザインのロゴとポスターに若干の違和感があったのだ。
後で店名でググってみたら、こんなものを見つけてしまった。
(自称)全世界に4800店舗を展開している黒竜江省が本店のチェーン店!
まぁ、池袋のはFC店だから個人経営の食堂的な垢抜けなさがあったんだろうけど。
日本だけで名古屋や大阪など少なくとも7店舗あるようだ。
麺だけでは足りないので、酒を飲みながら何か食べようとラム肉の串焼き押しの中国東北料理のレストランに入ったのだが、ここも客は全員中国人&店員は誰も日本語通じず。
池袋すげーな。