3次元青ヶ島
先月から、国土地理院が『地理院地図Globe』という3次元でみれる日本地図を試験公開中。
専用プラグイン不要でブラウザ上で地図をグリグリ回せちゃったり、他のデータを重ね合わせて表示できちゃったり、とっても素敵なサービス
そんな『地理院地図Globe』を使って、色別標高図で青ヶ島を3次元にしてみました。
これは、それをスクリーンショットで切り取っただけのタダの画像です。
改めて、すんごい形の島だ・・・
『地理院地図Globe』ではこの状態の青ヶ島をグリグリ回すことができて、横から上から好きな角度で、俯瞰したり拡大したり見れます。
人が住んでいる集落があるのは、上の画像では左上にちょっと広く見えるカルデラの外の部分。
丸い穴の中(カルデラ)には人が住んでいないはず・・・そもそも活火山の火口だし。
で、カルデラの外にヘリポートとか宿とか居酒屋とか色々あるわけです。
こんな感じで。
えーっと・・・ワタクシ、これでもまだ一歩も『東京都内』から出てませんよ。
カルデラ内
宿に荷物を置いた後、まずはカルデラをぐるっと囲んでいる山のてっぺんまで登ってみました。
青ヶ島の最高峰である大凸部(423m)から、カルデラ内を覗き込もうというわけです。
その時の動画がこちら。
穴の中が池之沢という地区で、ここ自体が火口。
その真ん中にある丘、これが中央火口丘の丸山。
火口の中にある火口と。
丸山が縦ストライプな感じになっているのはツバキを植林してるから、らしいです。
人工的な模様です。
丸山の手前に見える斜面だけハゲてますが、ここら辺にサウナとかキャンプ場があります。
『ひんぎゃ』という火山噴気孔から、火山の水蒸気が出てるとこだからハゲてるんですかね?
まぁ、よく見ると丸山以外の外輪山の崖からもけっこう水蒸気が出てる場所があったりしますけど。
丸山の奥の崖の裏には三宝港があります。
丸山から視線をちょっと左にずらしてみると・・・
集落から池之沢に繋がる唯一の道路が。
天気が良かったので歩いて池之沢まで行ってみました。
本土では『峠の走り屋』気取りでも、ここではスピードが出せないであろうオニのような山道。
これが、池之沢を一周するメイン道路。
火口の中は他と比べるとまだ平坦なんですね。
池之沢はシダ科の植物だらけの森になっています。
活火山の火口とは思えないほどうっそうと緑が茂っているのでした。