『イスラーム国』に参加しようとして、24才の日本人男性がトルコで捕まり国外退去になったとされるニュース。
トルコの報道をみると、警察がM・Mさんの携帯電話の履歴に『イスラーム国』メンバーとのやり取りを見付けたとされているけど、本当のところはまだ分かってません。
一応本人は否定しているようですけど。
シリアとの国境に近い、トルコのガズィアンテプ県ニジプという町で捕まったそうで。
そのまま東に進んでシャンルウルファの町で南に曲がればシリアとの国境アクチャカレまでは、あと2時間くらいで着いたのに。
ただ「トルコからシリアへの密入国を試みた」的な報道されてるけど、国境で捕まったならまだしも、2時間も離れた場所で「密入国を試みた」とか言われてもちょっと強引な気が。
「試みれる」ほど近い距離でもなかろうに。
国境警備隊にタックルして国境を突破しようとして捕まったとか、鉄条網をくぐって国境を突破しようとして捕まったなら、まだ「試みた」って言えるけど。
まぁ、今トルコ政府はクルド問題とかテロで相当神経を尖らせてるとこだから、トルコ政府の気に障ってしまったんでしょうけど。
そんなことより・・・彼、荷物が少ないよね。
ここまで軽装で海外旅行できちゃう彼って、そうとう旅慣れてるのかしら?
「日本での生活に嫌気がさして」的な話をしているみたいで、それはそれでいいんだけど・・・
仮にですよ、仮に、彼が本当に日本での生活に嫌気がさして『イスラーム国』に行くつもりだったとしたら、オレは大反対するね。
その理由を列挙すると、
まず・・・
1.豚骨ラーメンが食べられなくなる!!
豚しゃぶでもいいんですけど、豚が食えなくなるのに行くのか?!っていうね。
日本での生活に嫌気がさすのと、日本食に嫌気がさすのは別ものでしょう。
1~2カ月は別にチキンばかりでもいいんですよ。
でもそのうちに「あー、豚食いてぇ!」ってなっても絶対に食えない。
イスラーム圏に入っている時点でアウトなうえに、さらに原理主義勢力の支配下になったら豚骨ラーメンなんて夢のまた夢。
2.酒が飲めなくなる!!
ホントは中東って簡単にビールが買えるんですよ。アラビア半島の一部のゴリゴリなイスラームの国々を除けば。
シリアだって、ヨルダンだって、エジプトだって、住民の大多数はムスリムだけど、ユダヤ教徒だっているし、コプト教なども含むキリスト教徒だっていて、ビールだって買って飲めるんです。
シリアのビールはあんま美味しくないけど。
それをわざわざイスラーム原理主義の勢力下に入って行ったら絶対に飲めなくなるじゃん!!
まぁ酒とか手に入れることは不可能だろうけど、もし手に入れられたとしても飲んだのがバレたら間違いなく処刑されるだろうな・・・
「喉ごし爽快、プハァ~!!」とか言えなくなるんですよ。
3.タバコが吸えなくなる!!
なぜか『イスラーム国』はタバコ吸っても処刑したりするらしいじゃないですかぁ?
酒だめ、タバコだめって・・・もう何すんの?!
女なんて、全員黒装束で顔が見えないうえに外を出歩いてないだろうから、必然的にむさ苦しい男臭のハンパない戦闘員野郎どもとシラフな状態で四六時中一緒にいる羽目になること確実。
誘拐してきたヤジディー教徒の女性を妻として与えられて・・・とか、そんなのはプロの戦闘員であるチェチェン人の義勇兵とかの話であって、ど素人のヒョロヒョロの日本人が行ったところで重宝されるわけがない。
もう何すんの?!
水タバコ吸いながらバックギャモン(ボードゲーム)かな?
すぐ飽きるわ!!
まぁ、世俗的なオレと違ってM・Mさんは酒も飲まない、タバコも吸わない、豚アレルギーとかだったら・・・もうぐうの音も出ないですけどね。
そうなると・・・
どうぞ、いってらっしゃい
と言うしかないけど。
ただ、勢いがある時ならまだしも勢いに陰りが出てきている状態の勢力に今から参加するのはタイミング的にどうか?とは思うけど。
オレなら日本での生活に嫌気がさしたとしてもゴリゴリのイスラーム圏は選ばないけどな・・・
タバコは止めるとしても、せめて・・・せめて酒は飲みたい・・・
あの辺りで日本での生活に嫌気がさして行くとしたら・・・最寄りの国でブルガリアかな?
酒飲める、タバコ吸える、ギャンブルできる(カジノがある)、物価安い、豚も食べれる、東欧美女。
『イスラーム国』入りするとしたらどうせイスタンブールが中継地点になるだろうから、ブルガリアならイスタンブールからの距離で考えても『イスラーム国』より近くて便利!!
こう考えると、M・Mさんはなぜブルガリアじゃなくて『イスラーム国』により近い方に行ったのかは謎だ。
オレと違って修行僧みたいにストイックな人なのかな?