ホーム&アウェイ

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前は海外で知り合った友達ばかりだったのが、最近は日本に帰国してから知り合った友達が割合としてだいぶ増えてきました。

海外にいたころ、「あんたは日本で住めないよ」と言われていたにも関わらず、適応能力の高さを存分に見せつけ、夜に歩くときにも常に『誰かに付けられていないか』気にすることもなくなったほど安全ボケ日本人に成り上がってきました。

ただ、日本に帰国してから知り合った友達に『物の考え方がおかしい』というご指摘をよく受けるのが気になるところであります。

実際「あぁ、オレってダメだ・・・」などと、自分自身に対してネガティブになることなどほとんど皆無に近く、将来に対しても楽観的なんですけど。

指摘されたので、ちょっと自分で己の思考回路を分析してみたんですが・・・

どうやら、オレは基本的に物を『ホーム&アウェイ方式』で考えているようです。

アウェイにいた時期が長かったせいで、ネガティブになろうと思えばいくらでもネガティブになる要素はあるわけです。

具体的に例を挙げて説明しましょう。

アウェイだと、こんな↓顔した奴に「男のくせに長髪って・・・変態かっ!!」とゲラゲラ笑われたりするような洗礼を受けるわけです。

完全にイジメの部類ですよっ!!

まぁ、一度や二度ならまだいいですけどね、アウェイにいる間には常に変態扱いされちゃうわけですよ。

ただ・・・笑われている基準が世界基準なら致し方がないとしても、完全にローカル基準ですからね・・・

世界規模で考えるとオレとババアで比べたらぜってぇーにババアの方がアウェイなんですけどねっ!!

マジックを使ってまでして、まゆげを繋げることに美意識を見出しているおまえらの方がマイノリティだぜっ!!

と思っても、この土地ではやつらがマジョリティであって、オレがマイノリティ。

他にも・・・

垂直跳びで高く飛べる奴がかっこいい

みたいなハンサム基準の族に、「おまえ、かっこわり~」とブサイク扱いを受けるハンパないアウェイの洗礼。

ちょっとは助走させろよっ!!

と思っても、やつらのハンサム基準では垂直跳びで固定されているので、垂直跳びが低いとブサイクに決定。

こんなアウェイの洗礼を浴び続けると、そもそもの基準を相手に合わせないというか、相手の土俵で思考しないという『ホーム&アウェイ方式』の思考回路が出来上がってきます。

この前、友達が会社で上司に必要以上に怒られて凹んでいました。

どうやら、自分の単純なミスに対する反省や、怒られたことに対する凹みや、必要以上に怒られたことに対する怒りやら、もともと自分の上司が理不尽な人だとか、色々な感情があってトータルで凹んだらしいのですが、「どう思う?」と聞かれたのでオレの考えを言ってみました。

まず、過ぎたミスに対していちいち感情を起伏させるのはエネルギーのムダ。

学習能力があるんだったら、次に同じミスをしないようにすればいいだけの話。

上司に怒られたってのも、部下のマネジメントが彼らの仕事であって、彼らの基準でいえば怒るのも選択肢のひとつだろうから、あり得る話であって別にどうでもいい。

「へぇ~、この人はこういうスタイルで部下を牽引するタイプなのね」と思っていれば、別に凹むこともないでしょう。

「そこまで怒らなくもいいじゃない?」ってくらい怒られたことが、凹んだ一番の要因だったらしいのですが、そんなのもアウェイに引きずり込まれたから凹むだけであって、ホームで考えればいいわけです。

たとえばオレなら・・・

説教を聞きながらだんだん腹が立ってきたら「こいつをどうやって某国に連れ出そうか」を考えます。

某国だったら、”それを生業にしている人”に4~5万円も出せば、この目の前で一生懸命しゃべってる奴も二度と口がきけなくなっちゃうってか、地球上からいなくなっちゃうことも可能なわけですね。

もっと安い国もあるけど、ちょっと遠いから連れていくのが大変そう。

そう考えると「生きている内に、彼が話したいだけ話させてあげよう」という慈悲の心が芽生えることでしょう。

この時点で、すでに凹む要素など微塵もないはず。

まぁ、めっちゃ怒ってるけど彼の生殺与奪はこっちが握っているわけですから。

「生きているうちに今を楽しんでくださいね」と、優しい心と温かい目で彼を見ることが出来るようになります。

でも、

「待てよ・・・それって人としてどーなのかしら?」

と、ホントは自分はそんなことをするわけがない優しい人であることに気付いちゃったりしてね。

「こう見えて彼も、ハエと同じようにこの地球上に生をうけた生命のひとつじゃないかっ!」

と考えると、ヒンドゥーの教えに背いてちょっとでも彼を地球上から抹殺しようとした己を恥じ、同時に彼の生殺与奪を握っているにも関わらずそれを行使しないことにしたオレって・・・

「人格者としても、こいつより上」

という結論に達するわけです。

「どう?! 凹む要素が何一つないどころか、自分の優しさも再発見できて超ポジティブになるよっ!!」

と言ったら、「そんな発想をする方が難しいわ!!」と一蹴されました。

そんなもんか?

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