『ホーム&アウェイ方式』との併用が可能な思考方法として、
『ブッシュドクトリン Lite』
もあります。
これも、海外生活の中で考え付いた思考方法でございます。
どんな思考方法か?と言うと・・・
スリが多い市場を歩くときは、「財布をすられないかな?」と心配になりますね?
治安が悪いところを歩くときは、「襲われないかな?」と心配になりますね?
・・・ん~
なんか・・・いちいち心配するの、だるくないっすか?!
なぜ心配になるのかを分析してみたところ、理由が分かりました。
それは、受け身でしか考えていなかったからですっ!!
そろそろ発想の転換をする時期に来ていると考えたオレは、『ブッシュドクトリン』を日常生活にスケールダウンさせた『ブッシュドクトリン Lite』を考案しました。
スリにすられると思うから、心配になるんです。
じゃぁ、すられる前にすっちゃえばいいじゃん!!
襲われると思うから、心配になるんです。
じゃぁ、襲われる前に襲っちゃえばいいじゃん!!
さぁ、専守防衛を捨て先制攻撃の思考へ!
一度、某国で試してみたことがあります。
町の市場はスリで多いことで有名でしたが、そんなもん関係ねー。
今日のオレは『ブッシュドクトリン Lite』モードをONにして出陣。
ONにしてみると、五感に加えて第六感までも研ぎ澄まされてビンビンです。
あの現地人の財布を盗ってやろうと狙いを定め、尾行スタート。
ターゲットの動向からタイミングを計るので、集中力がドーピング並みに半端じゃないことになります。
さらに、目撃されて騒がれては元も子もないもないので、周囲の人たちに対するアンテナも感度ビンビンです。
あれ?
オレの後ろにいる男のオーラが明らかに他の人と比べて異質・・・
異質でありながら、今のオレと同質・・・
同業者か・・・
ってか、明らかにオレが狙われておるし!!
その男に近づいて行って、
「なに?」
と話しかけたら、消えていなくなりました。
このように、『ブッシュドクトリン Lite』をONにすることによって、神経が研ぎ澄まされてスリを発見しやすくなるというメリットもあったわけです。
デメリットとしては、ターゲットを尾行しなきゃいけないので、いつまで経ってもオレが買いに来た物の売り場に辿りつかず、市場に来た本来の目的を達成できないというのと、
いつも以上にエネルギーを消費をするので、ムダに疲れるということです。
他の用途としては・・・
エチオピアで「ユー! ユー! ファックユー!」とやたら声をかけられるのがムカつくので、
言われる前に、こちらから初対面の人へ最初の言葉として、
「ファックユー!」
と投げかけてみるという使い方をしてみました。
まぁ~、これは・・・
こちらが思っていた以上に騒がれたのと、よく考えたら『ここはアウェイ』という基本的な事実もあり、あまりやらない方がいいでしょう。
この『ブッシュドクトリン Lite』を日常生活に取り込むことも可能です。
知り合いが、「わたし、あの人に嫌われてるかもしれない・・・」などと言っていましたが、そんなもん
嫌われる前に嫌いになっちゃえばいいじゃん!!
って話でしょう?
「意味が分からない」などと言うしょーもない反応でしたが、それはこっちのセリフだよって話です。
好きになる時は、相手に好かれる前に好きになっちゃう『片思い(好き編)』は許されるのに、『片思い(嫌い編)』は否定するって何なんだ?!
こっちが嫌いになって、相手からも嫌われたら相思相愛で素敵じゃん?
ただ、この『ブッシュドクトリン Lite』、日常生活であまり使用するタイミングはないです。
常にONモードで生活していると、ブッシュみたいに嫌われる可能性が大なので、伝家の宝刀として偶にONにするくらいの程度に抑えておきましょう。