チン切りより気を付けた方がいいこと

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話題はまだ続いている。

個人的な感想でしかないが、結局のところタイにおけるチン切りは「タイ女性の伝家の宝刀ではあるが、最近はそこまでビビるほどではない」のかもしれない。

最近の頻度としては、ニュースを見る限りだとチン切りの犠牲者は年に1~2人いるくらいで、昔と比べればなんとなく少なくなっているような印象。

昔のインパクトに引っ張られ過ぎてるだけで、実際にはそれほど切られないんじゃないか?

昔というのは、AP通信も報じた1997年のナコーンラーチャシーマーで起こった事件とか。

浮気した夫にアレルギー薬と偽って睡眠薬を盛り、眠ったところをナイフでチン切断。

激痛で夫が目覚めると、片手にナイフ、片手に切り取ったチンを持った妻が。

チンを持ったまま走って逃げた妻を追いかけようと試みるも失敗。

妻は切り取ったチンを風船に付けお空に解き放った、伝説のナコーンラーチャシーマーちん切り風船飛ばし事件。

日本だったら飛んできた風船に付いているのは園児が書いたおてがみくらいだろうが、タイでは飛んできた風船に見ず知らずの男の血だらけのチンが付いている可能性があるのか…と、色々な意味で心配しちゃっていたが、実際には“あまり切られない”し、風船で飛ばされることはほぼないし、飛んできた風船を拾ったら知らない男のチンが付いていて「うわっ!」となることは奇跡が起こらない限りない。

だから、どちらかと言えばチン切りの心配は今はそれほど必要なくて、もっとポピュラーな方法の心配をした方がいいだろうという結論に達した。

ニュースを見る限りだと…チン切りより心配した方がいいのは、刺される殺し屋を雇われる、主にこの2点だな。

たまーに毒を盛られるや、ガソリンをかけられて火を点けられることもあるみたいだが、まぁここら辺はチン切りくらいの頻度だろう。

刺されるパターンだと、こんなニュースとか。

仕事を早退してきた妻(20)が家に帰ってみると…なんと夫(19)が自宅に女を連れ込んで一緒に寝ていた。

激しい口論の末、夫はバイクで逃走。

妻もバイクで逃げた夫を猛追。

追いついた妻は、道路のど真ん中で刃渡り約22cmの包丁で夫を刺した。

駆けつけた警察は、倒れた夫の横で血まみれの包丁を手に泣いている妻を逮捕。

これは『浮気』が原因での刺殺。

ただ、浮気さえしなければ絶対安全というわけでもないのがタイ。

例えば、こんなニュース

61才の妻が39才の夫にセックスを断られ、「私と寝ないで他の女と寝るつもりなのか?!」と激怒して包丁で左胸を刺して殺害。

年齢差は置いておいて…これ、すげータイっぽい事件。

ニュースを読む限りでは断り続けられていた感じではなさそうだし、実際に違うと思う。

その夜、どんな理由かは知らないがたまたま断られて、刺し殺した。

断られたことそのものが原因ってより、断られた→他に女がいるんじゃ…と勝手に妄想して嫉妬の炎が燃え上がったのだろう。

変なところで嫉妬スイッチが入って激ギレするタイっぽさを感じる。

だから、ざっくり言うとこれは『(妄想上の)浮気疑い』での刺殺。

一方、こちらは酒の席での不用意な一言が命取りになったニュース

チョンブリー県で、家で友人たち4~5人と飲み会を開いた夫。

酔っ払って冗談で「ギックが欲しい」と言ったもんだから妻が激怒。

ナイフを胸に突き刺し、夫はその場で絶命。

ギック(กิ๊ก)は、友達以上恋人未満な関係の相手で、必ずしもセフレとは限らないけど、まぁセフレに近いような意味合い。

A「恋人(フェーン)いるの?」

B「いるよ」

A「じゃあ、ギックになる?」

B「いいよ」

みたいな使い方。

だから、これは『(願望を口にした)浮気未遂』での刺殺。冗談かどうかは関係ない。

嫉妬心が瞬間沸騰して衝動的に刺してくるのに比べて、殺し屋を雇う場合は計画的だ。

某有名企業のマネージャーだったスチャートさん(58)が射殺されたニュース

警察の捜査で容疑者たちが逮捕され、事件の背景が判明。

スチャートさんの運転手をしていたスラチャイ容疑者(39)と、スチャートさんの妻ピムチャノック夫人(46)は不倫していた。

夫は私たちの関係に薄々気が付いているのでは? 夫は妻の浮気相手のスラチャイを暗殺しようとするのでは?と心配になったスラチャイとピムチャノック夫人。

殺される前に殺そう!と、2人でスチャートさんの暗殺を依頼。

元殺し屋のカセム容疑者に依頼するも断られるが、カセム容疑者は自分の代わりに現役殺し屋ソンポン容疑者を手配してくれた。

報酬15万バーツ(約57万円)で、前払いとして7万バーツ(約26万円)を支払っていた。

報酬相場の仕組みはよく分からない。

森林警備隊員の夫を殺すために3万バーツ(約11万円)で殺し屋を雇った妻の事件もあったり、2020年にたった2500バーツ(約9500円)で殺しを請け負う殺し屋が捕まる事件もあったり色々。

ちなみに2500バーツの殺し屋は、借りた金を返さない人の殺害依頼を受け、債務者の頭を撃ち抜いて逮捕。

ちょっと古いが、2015年にアーントーン県で日本人のヨシオカ・カズオさん(83)が喉を切られて殺害された事件

ヨシオカさんのタイ人妻(48)が、新しい彼氏が出来た&財産狙いで殺しを依頼。

この時の報酬は4万バーツ(約15万円)で、前払い金が2万バーツ(約7万5千円)。

警察が押収し、日本大使館職員立ち会いの下で開けたヨシオカさんの金庫からは円とバーツで1000万円相当の現金が入っていたらしい。

男女の違いを問わず、やたら嫉妬深いくせに世界一浮気して、今日もどこかで血みどろの痴話げんかが起こっているタイだが…こういうのもいる。

今年に入ってタイでバズったオンダム一家。

彫り師のオンダムには妻が8人いて、妻同士も仲が良く9人で一緒に暮らしている。

ชำแหละโซเชียล EP.4 | องค์ดำ โสฬส | เปิดตัวพร้อมหน้ากับบรรดามเหสี!

最初の妻との出会いは友人の結婚式で、2番目は市場で、3番目は病院で、4番目はインスタで、5番目はフェイスブックで、6番目はTikTokで、7番目は寺で、8番目は妻たちと行った旅行先のパタヤで。

「彼の誠実な人柄に惹かれました」とか言われると、誠実さの概念が揺らぐよな。

なお、2番目以降の女性たちに「なぜすでに結婚している男性と結婚することにしたのか?」と質問した答えが一様に「彼に狂ったように恋をしたから」だそうだ。

なんだろ?新興宗教のカリスマ教祖みたいな魅力があるんだろうか?

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