419なメル友【５】

手間の割に微妙な金額

偽造されたEcobankの書類をきちんと読んでみると・・・

9つの質問の後に、こんなことが書いてありました。

おっ、ようやく請求されたっ！！

ここまでの前フリが長かった！！

エリック・モーガンという名前も・・・

マックプリンス・コジョナという名前も・・・偽名でしょうけど、

このオグエビリ・イグナティウスは本名である確率が高いですね。

なぜなら、送金の受取にはオグエビリ・イグナティウスのIDが必須だから。

まぁ、そもそものIDを偽造してたら終わりだけど。

ご丁寧なことに、オグエビリ・イグナティウスの住所は（本物の）Ecobank本店住所と同じという念の入れよう。

ただ・・・実際の送金手続きでウエスタンユニオンもマネーグラムも送金受取人の住所なんて必要ないんですけどね（笑）

「銀行の人間ですよ」と信用させるための小細工でしょう。

はぁー、ようやく9万円を請求されたし・・・めでたしめでたし！！

と、放置しておりましたら偽弁護士エリック・モーガンから「このままだと10億円の相続手続きが白紙に戻るぞ！！」と催促のメールが送られてきました。

せっかくの機会なので、こちらからエリック・モーガンに1通だけ返信をしてみました。

え～っと、全然返信来ないです・・・

仮に返信があったとしても、もう飽きちゃったので無視するでしょう。

ちなみに、419詐欺には色々とパターンがあるみたいです。

基本はアフリカが舞台なんだけど・・・

「某国の大臣だけど、国でクーデターが起こってしまって不正蓄財していた億単位の金を銀行口座から引き出せなくってしまったのであなたの名前を貸してほしい！！」みたいなパターンとか。

まぁ、これだってツッコみどころ満載なわけですよ。

そもそも、なぜあなたのような大物がワタクシごとき小市民の、しかも外国人に助けを求める？！という基本中の基本ツッコみは置いておいたとして・・・

アフリカで不正蓄財しているような大物が、国内の銀行に金を預けているわけねーじゃん！！って。

預けるならスイスの銀行だろっ！！って。

詐欺以外の弊害

最後に、今回ワタクシの実体験に基づいた教訓を言わせてもらうと・・・

下手に419詐欺団と連絡を取り合うと弊害が出ます。

もう出てます、ワタクシ。

なんか・・・

明らかに英語の迷惑メールが増えた気が・・・

しかも、なぜか「ペニスを今よりおっきくしよう！！」的な、薬だかアイテムだかの迷惑メールがハンパなく増えたっす。

もうね、ペニス増大系の迷惑メール数を合計したら、ワタクシのペニスは2mくらいになっちゃうんじゃないか？ってくらいの量。

なぜ、よりによってこのジャンルの迷惑メールが増えたのか？は不明・・・

エリック・モーガンに流したワタクシのなんちゃって個人情報にペニスのサイズは含まれていなかったはずだけど。