ナイジェリアのニュースを読んでいたら、『地元のハンターたちと民間JTFがムビを奪取』という記事がありました。
内容は?というと、悪名高いイスラーム原理主義武装勢力のボコハラムの支配下にあったアダマワ州のムビという町を“地元のハンターたちと民間JTF”が奪い返したと。
ボコハラムは、アメリカにテロ組織に指定されていて、学校を襲撃しては女子生徒を誘拐して奴隷として売りさばくような武装勢力で・・・
もう見た目からしてヤバい奴らなわけです。
そんなボコハラムから町を奪取した“地元のハンターたちと民間JTF”とは何だ?!
まず・・・地元のハンターたちって何っ?!と思うわけですが、記事には何も書いてない。
地元の猟友会みたいなイメージでいいんだろか?
それに・・・さらっと民間JTF(the Civilian JTF)と書いてあるけど、JTFって何の略だよっ!?と思うわけですが、記事には何も書いてない。
そこで、調べてみました。
ナイジェリアの『the Civilian Joint Task Force(民間統合任務部隊)』とは、ボコハラムから町を守るために組織された民兵組織だそうです。
ジョイントタスクフォース(統合任務部隊)と名乗るくらいだから、“地元のハンターたち”とは次元の違う装備なんでしょうね・・・
それに、あのボコハラムから町を奪取するくらいだから重火器も当然装備してるのでしょう。
普通ジョイントタスクフォースといったらこんな感じです。
ナイジェリアのJTFは、民間にも関わらずこんな装備をしてるのかな?
しかも、町を奪取した際にボコハラムから5台の装甲兵員輸送車を奪ったらしい。
装甲兵員輸送車を奪うくらいともなると、ロケット砲とか重機関銃くらいの装備はしてるのかな?
気になるので調べたところ、『民間統合任務部隊』の戦闘員たちの画像を見付けました。
その前にもう一度、ボコハラムの写真を見てみましょう。
そして『民間統合任務部隊』がこちら。
えっ!?
名前負けがハンパねーし、全然戦闘員に見えねー!!
他のサイトで調べたところ、『民間統合任務部隊』の主要装備は・・・パンガ刀(大型ナイフ)、木の棒、弓矢だそうです。
写真の戦闘員の装備はほぼ全員が木の棒ですけどね。
ドラクエですら最弱の武器だぜっ!!
よくこんな装備でボコハラムに戦いを挑んだな・・・
そして、よくこんな装備でボコハラムから町を奪ったな・・・
『民間統合任務部隊』が強過ぎるのか、ボコハラムが弱過ぎるのか、よく分からん。
ちなみに・・・“地元のハンターたち”をもう少し調べてみたところ、残念ながら猟友会ではありませんでした。
『ヤンバカ』と『ヤンタウリ』という地元の民兵組織のことみたいです。
ヤンマガみたいな名前ですが漫画本じゃありません。
民兵組織です。
他のニュース情報によると、どうやら『民間統合任務部隊』よりも『ヤンバカ』&『ヤンタウリ』の方がヤバいらしい。
実は、この“地元のハンターたち”・・・ブードゥー教の神秘の力で戦ってるらしいっす。
弾が当たっても神秘の力で死なないと思ってるらしいっす。
あと、銃を撃ったら神秘の力で弾が敵に向かって勝手に飛んで行ってくれると思ってるらしいっす。
そんなわけで、ブードゥーの神秘の力の前にはボコハラムも敗走するしかなかったと。
・・・なんか、ボコハラムも地元ハンターもどっちもヤバいな。
イスラーム vs ブードゥーみたいになってるし。