クルディスタンへの道

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幻のルート

かつてユーラシア大陸を西から東に横断をした時、トルコからコーカサス三国とイランを経由してトルクメニスタンに入った。

色々なルートを選択肢の中に入れていたが、正直言ってあの時は一切オレの中で選択肢として入っていなかったルートがある。

それが…

トルコクルディスタンイランコーカサス三国トルクメニスタン

…というルート。

どうなんだろ?当時は絶賛イラク戦争遂行中でそもそもムリだったのかな?あの時はこのルートが一切頭に思い浮かばなかったから、情報収集すらしていない。

今だったら、普通に検討しているルートなんだけどな。

問題があるとすれば、アゼルバイジャン(コーカサス三国)の首都バクーからトルクメニスタンのトルクメンバシに抜けるためにカスピ海を横断するカスピ海フェリーか…

片道30USドルという料金は別にいいとして、運行スケジュールが(今も)ぐちゃぐちゃらしく…縛りがきついトルクメニスタンのトランジットビザを考えると厳しいか?

イランのWエントリービザを取って、全部陸路で国境越えするのが無難かもな。

トルコクルディスタンイランコーカサス三国再イラントルクメニスタン

本当はアルメニアINのグルジア経由でアゼルバイジャンOUTがいいんだけど、逆ルートにならざるを得ないかと。アルメニアの入国スタンプがあったらアゼルバイジャンに入国できないという縛りは昔ほどじゃないと思うけど、ナゴルノカラバフのビザがあったら絶対にアゼルバイジャンに入国できないだろうから…アゼルバイジャンINでグルジア経由でアルメニア&ナゴルノカラバフを回ってイランに再入国するしかなさそう。

っていうか、ユーラシア横断ベースでルートを考えても今のオレには無意味!!

日本から普通にクルディスタンに行くとしたらトルコかドバイ経由だろうな。

クルディスタン

イラク領にあって、自治政府を持つクルディスタン地域。

発展が凄まじく、アルビールは“第2のドバイ”とも言われるほどらしい。

اربيل السليمانية دهوك تصوير جوي كوردستان – Kurdistan Iraq Erbil 2018 HD

こちらは、紀元前3000年から続く古代アッシリアの都市アマディアの街並み。

173606 The picturesque village of Amedye, Iraq in 2009U.S. Army photo by SGT Daniel Nelson, Public domain, Wikimedia

ビザ

在米クルディスタン地域政府代表のサイトによると…

日本のパスポートは到着時に30日間有効のビザがもらえるそうだ。

ただ、日本の外務省によると…

クルディスタン地域においては,同地域政府が発行する独自の査証にて滞在が認められているとの情報もありますが,同査証はイラク政府からの正式なイラク入国査証と認められてはおらず,同査証をもってクルディスタン地域以外のイラク国内に移動しようとする場合には,不法滞在となります。

クルディスタンIN&OUTで、クルディスタン地域政府が実効支配しているところだけ行く場合はクルディスタンビザだけでも行けるんだけど、名目上はクルディスタンもイラク領なんだからイラクビザを取得していないとダメと。

行き方

空路

ドバイのLCCフライドバイだと、ドバイからアルビールの往復4~5万円。

トルコのLCCペガサス航空だと、イスタンブールからアルビールの往復4万円弱。

他にもドイツとか、ヨルダン、サウジアラビア、イランなどの近隣諸国からも国際線が飛んでいるようだけど、日本からだとドバイかイスタン経由だろうな。

陸路

トルコイブラヒム・カリル

多分ここがクルディスタン的には一番メジャーな陸路国境。

Ibrahim Khalil Border Iraq August 2009 - 12Joaoleitao, CC BY-SA 3.0 or GFDL, Wikimedia

トルコの町シロピから国境イブラヒム・カリルを越えてクルディスタンの町ザーホーに入る越境ポイント。シェアタクシーで20リラか2万イラクディナールが相場だとか。

朝にシロピを出れば、国境を越えてその日のうちにアルビールまで辿り着けそう。

ただ、シリアとの国境も近いので最新の情勢を把握しないと。シリア側はYPG(クルド人民防衛隊)があの辺りを掌握してるようだから、トルコとYPGの関係次第だな。

イランハジュ・オメラン

イランの町ピーラーンシャフルから国境ハジュ・オメランを越えてクルディスタンに入る越境ポイント。

イランのウルミエから、この国境を越えてアルビールに行く朝9時発の国際バス(1日1便)が出ている様子。タブリーズからもバスがあるらしい。

何気にオレ、ウルミエもタブリーズも行ったことがある(首都テヘランは行ったことない)んだけど、そんな国際バスがあったとは知らなかった…当時はなかったのかな?

イランバシュマク

イランの町マリーバーンから国境バシュマクを越えてクルディスタンの町スライマニヤに入る越境ポイント。

イランのサナンダジュやケルマーンシャーから、この国境を越えてスライマニヤに行く国際バスが出ている様子。

他にも陸路国境はあるけど、外国人旅行者が通るとしたらこの3カ所くらいかと。

まぁ、もし今オレが行くとしたら…サクッとドバイかイスタン経由の空路でアルビールIN&OUTかな。イラクのビザは取らず、アルビール国際空港でアライバルビザで済ませる。

ただ…

そもそも面白いんかな、クルディスタンって?

ユーラシア横断の途中で立ち寄るとかならいいけど、わざわざ日本から乗り継いでまで行く価値があるのか…

それならソマリア・ツアーの方が惹かれる。

ソマリランドじゃなくて、本物のソマリアの方ね。「本物の」って言い方も変だけど。

来月13日からソマリアの首都モガディシュを巡る2泊3日の重武装護衛付きツアー(1250USドル=約14万円)がある。普通に“一般人向け観光ツアー”で、モガディシュのリド・ビーチで泳いだり…市内のバザールを観光したり…するらしい。

ただし、ソマリアのビザ代とモガディシュまでの交通費は別で自腹。ビザ代は50USドルだから全然いいとして、問題は交通費。

かるく成田⇔モガディシュの往復を調べたら20万円~(調子が悪いと片道40時間、調子が良いと片道21時間)だから、全部で40~50万円くらいかかりそうだな。

もう少し安かったらなぁ…

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