実はオレ、ここだけの話…タイに住んでいた時に、
「お母さんが病気になって手術代が必要」とか、
「私たちの家を建てましょ?」とか、
一度も言われたことがない!!
傍観者として眺めていたことはあるが、残念ながら当事者になった経験がない。
それが年齢によるものだとしたら、そろそろ当事者になり得る年頃になってきたとも言える。
まだ早いか?
ただ、いつ言われてもいいように、
今から言われた時のために、シミュレーションしておいた方がいいんじゃないか?ってことで、事前に心の準備をしておくことにした。
「รักคุณมากๆนะคะ」(と~っても愛してるわ~)と言われたら…
「จริงล่ะ? ผมก็รักคุณจ้ะ!」(マジで~?オレも愛してるぴょん!)←男が語尾にジャを付けると、「ぴょん」とか「にゃん」くらい気持ち悪くなる。女が付けるとかわいくなる。
ここまでは定型フォーマットでこなしたとして、問題がここからである。
「お母さんが病気になって手術代が必要」
これを言われたら、さすがのオレでも「あまりにベタ過ぎる!」と一気に警戒モードが発動してしまう。
逆に、変化球で来られると危うい。
「お母さんが屋台のおばさんとケンカになって、ドリアンで殴られて怪我したから治療費が必要」とか。
うむ…昔、屋台でドリアンを売ってるおばちゃんたちが、ドリアンで殴り合いしてる光景を見たことがあるだけに若干信じてしまいそうだ。
切り身じゃないよ、トゲトゲのでっかいドリアンそのままで殴り合ってた。
ドリアンは果物ではない、凶器だ。あれ、打ち所が悪かったら死ぬぞ。
お母さんが病気系は「嘘つけっ!!」とも言いづらいだけに、悩ましいところだが…
たぶん正解は「それは大変だ!」と心配しておいて…「今すぐお見舞いに行こう!」と言う。
それがどんなに田舎だろうが。
お見舞いを渋って、とりあえず治療費を急かしてきたら、もうそれでアウト。
ただ、高度なやつになると、お母さんもグルだったりする。
そうなったら、もはや勘で判断するしかない。
田舎にお見舞いに行ってみたら、家でお母さんが「マイ・サバーイ(調子悪い)」などと、嘘とも言い切れない絶妙なラインの病人風アピールをしてこられたら、むちゃくちゃむずい。
今日は体が重く感じるから「マイ・サバーイ」と言ってるだけかもしれん。
「治療費があれば病院に行って手術できて助かる。でも、このままだったら死んじゃうかもしれない!」と女に泣かれてみ?
ま、ほぼ嘘だろうけどな!
「この人でなし!鬼!悪魔!」と言われても動じないメンタルがあれば、思ってることをはっきり本人に言ってしまう手もある。
すっかり忘れていたが、一応は“愛し合っているふたり”という前提だから…
金額にもよるが、総合的判断で1回は出しちゃうこともあるかもしれん。
2回目があったら、それはアウト。
2回、3回と言われるがまま続けたら、お母さんは人造人間の道まっしぐらの可能性大。
お母さんが病気系は、けっこう対応がむずそう。正直、あまり自信がない。
「私たちの家を建てましょ?」はどうだろ?
私たちの家=愛の巣として考えると、ふたりで一緒に住めたらいいわけで…
オレなら「じゃあ、バンコクにコンドミニアム買おう」と言ってみるかな?
日本で言うところのマンション。
コンドは土地じゃないので、外国人でも所有権が持てる。
“ふたりで一緒に住むための愛の巣”と捉えれば、バンコクのコンドで達成される。
「いやだ、私の田舎に家を建てたい!」と言われたら、そこで一気に警戒モードが発動しちゃいそう。その時点で、かなり怪しい。
バンコクじゃなくても、チェンマイなら良いが…それ以外はオレが住みたくない。
ハジャイもイヤ。
それが、ローイエットとか、コーンケーンとか言われても…
それはオレがやだ、そんな田舎に住みたくない!って言う。
それが、ウボーンラーチャターニーとか、ナコーンラーチャシーマーとか言われても…
やだやだ、そんな長音符だらけのとこ、絶対やだっ!って女と別れる。
すっかり忘れていたが、一応は“愛し合っているふたり”という前提だから…
(本当は住みたくないけど)女の田舎に土地買って、家を建てて住む話で進めたとしよう。
外国人は土地の所有権を持てないので、女の名義で土地を買うのは絶対になる。
どうするかな…?
女の名義で土地を購入し(所有権は女)、その土地に対してオレが30年の賃貸借契約を結ぶ(借地権は外国人でも可)だろうな。たしか30年がMaxだったはず。
借地権もけっこう強力なので、土地所有権の上に借地権をかぶせてしまうイメージ。
あと、建てた家の所有権は外国人でも持てるからオレ名義。
土地所有権は女名義、借地権と建物所有権はオレ名義で登記してリスクヘッジ。
土地はタイ人しか持てないから絶対に女名義になるが、そのうえに借地権をかぶせて、もし所有権を誰かに売られても好き放題には出来ない保険をかけておく。さらに、土地の上の建物も所有権を自分にしておけば“法的には”けっこうガッツリ守られる。
一応は“愛し合っているふたり”という前提だから…本来は考える必要のない話だが、仮に後々トラブルになったとする。
トラブル時に現れる女の本性次第だが、最悪逃げるかな?
そもそもそんな女とは付き合わないが、仮に女の本性がアタオカ外道サイ女だったとすると…
土地所有権は女名義、借地権と建物所有権はオレ名義で登記してリスクヘッジしてることが、逆にオレ自身にとってハイリスクになる可能性も。
結婚したら相続人が女になるので、オレが死ねば借地権と建物所有権は女が相続する。
そう、オレが死ねば…
この女ならやりかねん!と危険を感じたら、オレなら国外逃亡する。
女からすれば、何も直接手を下す必要なんてないんだから。プロに頼めばいいだけ。
事故死に見せかけるとか、手はある。
ただ、財産トラブルで殺人は(日本も同じだが)ないことはないが、そこまで簡単に起こることでもない。それより嫉妬の方が遥かに危険。計画的ならまだしも突発的だから余計に危険で、酒を飲んで人格が変わる女、やたら嫉妬深い女は最初から付き合わないのは鉄則。
こんなタイ女もいる。
Court upholds woman’s acquittal for murder of Japanese husband日本人夫のシマトさん(79)、その前の日本人夫タナカさん(57)ともに保険金目当てで殺害した容疑のポーンチャノック(52)。
タナカさん殺害の件では無罪になったというニュース。バラバラにした遺体を遺棄したシマトさんの方では懲役20年で有罪確定。両方の殺人事件に関与したタイ人元夫ソムチャイ(52)は両方で有罪(無期懲役→自白したので33年4カ月に減刑)。
財産狙いの殺人もないことはないが、稀なのは日本と同じ。
結論、バンコクに…妥協してチャンマイにコンドミニアムを買って一緒に住むならOK。
それ以外の田舎に土地買って家を建てることにこだわる女は、別れる。
なぜならタイの田舎にオレは住みたくないから。
大結論、そもそもおっさんになって「あれ?なんか…モテる!」と勘違いするのは、その時点で危険という自覚を持つ。

