昔の記憶を記録

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今の今まで全然その気が起きなかったのだが、急な心境の変化で昔の南アフリカから陸路で日本まで帰って来た時の話をまとめてみることにした。

何だろ、この心境の変化は?

近々死ぬのかな、オレ?

大体、ジジイがやたらと自伝を書きたがるのはもうすぐ死ぬからである。

死を意識するお年頃になると過去を振り返って自分の歴史を記録として残しておきたい欲求に駆られるからジジイは自伝を書きたがるのだ。

自伝は末期ジジイの戯れ。

末期ジジイでもないし、近々死ぬ予定もないのだが、問題なのが記憶である。

やはり昔のことはどうしても記憶が薄れてゆく。

記憶を整理しながらあの時のことを文字化するという作業が出来るタイムリミットが近づいているかもしれない。

そもそも、なんで今まで書く気が起きなかったか?と言えば…

自分的にそこまで楽しい思い出でもないってところが大きいのかも。

「あっ、オレってしんどい移動が嫌いだ」という根本的な問題に気がついたのは出発した直後だったが、それからさらにあんなにしんどい移動が待ち受けているなんて…

楽しいとかじゃなく苦行だから、あんなもん。

もっと簡単で楽に行けると思ってめちゃくちゃナメてた…

南アから日本まで2年もかかってしまったのも、ちょっと移動したら数日、時には数週間の休みを繰り返していたら結果的に2年だったというだけ。

これは南ア→日本の旅だけじゃないが、オレが過去に泊まったことがある場所。

線ではなく点にしてみると、アフリカ大陸の最南端から細かく刻みながら中東→東ヨーロッパ→コーカサス→中央アジア→中国と移動しているのが分かる。

しんどいからなるべく長距離移動せずに細かく刻んでいたらこうなった。

あとは…

やはり10代で海外をブラブラしてた頃と比べると、危機回避能力が格段に向上しちゃっていて、大してネタになるような出来事もなかったし、危ない目にも遭ってないしな~

危機回避能力だけじゃない。

感受性も鈍化して、10代の頃だったら新鮮に映っていたかもしれない海外の風景とか出来事も、「なんかこんな感じの見たことある…」とか「どこどこよりしょぼい…」とか相対的な評価をしちゃうようになった。

いや、待てよ…

スロヴェニアで、パスポートを含むお金全部を忘れてきたことがあったな。

しかもしばらく失くしたことすら気がついてなくて、イタリアに行こうってなった時に「あれ?パスポートがない!」ってなってようやく気がつくという。

本当にオレの危機回避能力が格段に向上してたのか?は議論の余地あり。

とりあえず南アフリカから日本まで帰って来た時のことを書いて記憶を呼び覚ましてみよう。

今から始める認知症予防の脳トレみたいな過去の旅の話で、まぁ・・・末期ジジイの自伝と同じであまり面白くない気もするけど。

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