奥羽ナショナルパーク化

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深夜のNHKで「ニッポン観光新時代」とかいう番組をやっていた。

外国から来日する観光客は増えているけど、東北にはその2~3%しか来ていないという。

インバウンドの波に乗れていないわけだ。

番組を観ながら、前に秋田の友だちと話していたことを思い出してしまった。

秋田県は、秋田市以外の全ての自治体が「消滅可能性自治体」になっている。

現状が続けば、日本で真っ先に消えるのは秋田県だ。

だったら、いっそのこと秋田県を全部フェンスで囲って野生のクマが跋扈するナショナルパークにしちゃえばいいんじゃね?ということになった。

幸か不幸か、秋田に生息する人間の個体数は減少しており消滅の可能性も現実味を帯びる中で、クマの個体数は増加傾向にある。

消えゆく人間どもに取って代わらんとするクマの反撃ののろしか?近年はクマが市街地にまで進出し、襲われる人間が続出。

ということで、秋田県を全部フェンスで囲ってナショナルパーク化。

現在、秋田県に住んでいる地元民は強制移住させる。

どうせ将来的に消滅するんだから、別に今いなくってもいいだろう。

“日本の大自然”を満喫できるクマ王国としてクマ・サファリを売りにすれば、訪日外国人観光客にも大人気。

かつてはきっと秋田県にもいたであろうニホンオオカミは絶滅してしまっているが、秋田ナショナルパークにはハイイロオオカミを再導入してオオカミも復活させよう。

世界最大級のブナ原生林が広がる白神山地からレンジャーと一緒に秋田に入ってゆくと、そこはクマ、オオカミが自由に歩き回る野生の王国。

秋田で大自然を感じよう!

ナショナルパーク外の人間界とは、緩衝地帯としてゲームリザーブを設置。

ナショナルパーク内での狩猟は厳禁だが、ゲームリザーブ内ではクマ狩りをビジネス化。

秋田ナショナルパークにサファリで訪れる一般観光客と、秋田ゲームリザーブにクマ狩りに訪れるハンター客とで、それぞれから金を落としてもらうシステムで、今は全体の2~3%しか東北にやって来ないインバウンド客たちも爆増必至である。

一見すると過激な内容のように思えるかもしれないが、実はそんなことはない。

すでに実績があるし、インバウンド客にはすんなり受け入れられる。

アフリカと言えば野生動物と大自然というイメージだが、特に有名なところと言えば…ナミビアのエトーシャ、ボツワナのチョベや中央カラハリ、タンザニアのセレンゲティ、ケニアのマサイマラあたりか?

こんなにも有名で、多くのインバウンド客を寄せ付け魅了している実績があるわけだから、秋田で同じことをやっても全く問題ないってことを示していこう。

まず、秋田県人を強制移住させてナショナルパーク化するのは問題?!

そんなの、どこもやってるだろ。

タンザニアのセレンゲティも、ケニアのマサイマラもマサイを強制排除して作ったし、ナミビアのエトーシャもボツワナのチョベや中央カラハリもサンを強制排除して作ったわけだから、秋田県人を強制排除して秋田ナショナルパークを作っても全く問題ない。

日本人観光客がセレンゲティやマサイマラに行って「アフリカの大自然を満喫♪」と言っているのは聞いたことがあるが、その“大自然”を作るために人間のマサイを強制排除したことを気に留めるやつなんて誰もいないのと一緒。

インバウンド客だって、秋田ナショナルパークで「アジアの大自然を満喫♪」と喜ぶが、秋田県人を強制排除したことなんて誰も気にせん。

良い例をひとつ。

2022年6月、タンザニア政府は“セレンゲティ全体の生態学的完全性”を実現させるために、セレンゲティの東に位置する1500平方キロをゲームリザーブにすることを決定。

該当地域に住んでいたマサイを強制排除すべく、催涙弾とゴム弾を撃ち込み、家を燃やし、家畜を殺し、女はレイプし、約2000人のマサイが逃げ出している。強制排除成功である。

もはやゲームリザーブ化された土地にマサイが出入りすることは許されない。

そのうち観光客がやって来て「大自然が残るアフリカ♪」と写真をインスタにあげて♡いいねが沢山ついて終わりだ。

多少騒がれても「もともと動物たちのいた自然界に後から入り込んできた秋田の人間たちの方が悪いんだから強制移住させても問題ない」という、極めて人間的な発想の先輩後輩の縦序列を自然界にも持ち込めばいける。

エトーシャやチョベや中央カラハリを“作る”ために追放されたサン。

現生人類のなかでは最も古くから存続するサンは、南部アフリカには少なくとも2万5千~4万年前からいるとされている。

「もともと動物たちのいた自然界」なのか「もともと動物たちとサンのいた自然界」なのか、答えを知りもしない20~21世紀にポッと出の新参人類のくせにサン追放を正当化できるなら、秋田県人追放の正当化など朝飯前だ。

少なくとも2万5千年間は「動物たちとサンのいる自然界」が普通で、サンのいない動物たちだけの自然界なんてたったのここ数十年の話なのだが、そんなエトーシャやチョベや中央カラハリに行った我々は「わぁ、これが本物のアフリカの大自然♪」と喜ぶ。

どうせインバウンド客だって“本物とは何なのか?”なんて知るわけもないんだから、秋田県人を排除した秋田ナショナルパークで「本物のアジアの大自然♪」と喜んで終わりだ。

我々がマサイやサンを気にしないのと同様、他者も秋田県人など気にしないから問題ない。

心配なのが、クマの楽園と化した秋田ナショナルパークでクマ人口が急増することだ。

人間という天敵のいなくなった“アジアの大自然”秋田で、クマ個体数が急増すると当然色々と問題が出てくる。

ナショナルパークに隣接して設置する緩衝地帯ゲームリザーブで、クマ狩猟による間引きで個体数を調整しようとしても、緩衝地帯を突破して人間界に進出してくるクマを駆除しようとしても…どちらも騒がれるだろうな。

同じ日本においてですら“駆除”に敏感に反応するのは身近にクマの脅威がない第三者というのが定石だが、特にアフリカのやつらが騒いできそうである。

何しろアフリカにはクマがいないから、クマと言えばプーさんである。あんな可愛らしいクマさんを殺すなんて…ひどい!!と、急に動物愛護に目覚めたアフリカのやつらが騒ぎ出しそうだ。

身近にライオンやゾウがいない日本人にとって、ライオンさんやゾウさんに特別感があるように、クマがいないアフリカではプーさんだろう。

まず「ツキノワグマは絶滅危惧種だ!それを駆除するのはおかしい!」と言ってきそうだ。

「アジアのツキノワグマは…」という主語で話されると、絶滅危惧種なのは事実である。

秋田ナショナルパークでクマが激増してしまい緩衝地帯を突破して人間界に進出してくるクマを駆除しても、韓国のデータを見せてきて「アジアでは絶滅しかけてるのに…」と責められそうである。

「アフリカのゾウは…」という主語で絶滅の話をして、アフリカゾウが激増(13万頭!)してヤバいことになっているボツワナ人が「ほへ?」となるのと一緒だ。

2カ月前、ゾウの狩猟を巡って論争があったボツワナとドイツ。怒ったボツワナ大統領が「冗談ではなく、ドイツにゾウ2万頭を送るぞ」と脅迫。その前の月にはイギリスにも「ゾウ1万頭送るぞ」と脅迫している。お前らもゾウと一緒に生活してみろと。

秋田ナショナルパークも将来的に今のアフリカと同じような問題に直面する可能性がある。

「アジアのクマ」という一括りで、キルギスのヒグマ問題を秋田ナショナルパークのツキノワグマにも押し付けてくるみたいな話である。

このAFPによる「アフリカのゾウ」の記事なんか良い例だ。

絶滅の恐れあるゾウの狩猟権、500頭分販売へ ジンバブエ

アフリカ・ジンバブエの野生生物当局は26日、収入を確保するため、ゾウの狩猟権を今年は最多で500頭分販売すると発表した。アフリカゾウの1種は数週間前、絶滅の恐れが最も高い「深刻な危機(CR)」に分類されたばかり。

いやいや、「深刻な危機(CR)」に分類されたのってマルミミゾウで、そもそもジンバブエに生息してないんですけど。

そんな“ジンバブエと全然関係ない話”を敢えてこのニュースで触れるって、「絶滅の恐れが最も高い深刻な危機にあるゾウを500頭も狩猟?ジンバブエはなんてひどいんだ!!」って読者をミスリードしようという意図が見える。

一応、サラッと「ジンバブエでは過剰気味で、一つの環境下で生息可能な最大値を示す「環境容量」は5万頭とされるのに対し、推計8万4000頭(いる)」とは書いてるけど。

間引き目的の狩猟の是非は別として、アフリカを見ている限りクマ狩りの炎上リスクは高い。

「野生動物を守ろう!」という、それはそれで正義なだけに対応が難しい。

アフリカでは下手に間引きすると欧米のインフルエンサーを含めた“国際世論”がフルボッコしてくる。無名なゾウが殺されても誰も興味を示さないが、観光客に有名だったゾウが殺されでもしたら大変である。

秋田ナショナルパークもそこら辺の対応が難しいぞ…と思って、ふと周りを見てみたら、青森県があった!!山形県があった!!岩手県があった!!

キャー、消滅可能性自治体だらけじゃん!!

秋田ナショナルパークの規模を拡大させて、どうせ将来的に消える青森、山形、岩手も取り込んで奥羽ナショナルパークにしよう!!

日本が世界に誇る巨大自然保護区の誕生である。

タンザニアのセレンゲティが良い例になる。

青森、山形、岩手の地元民たちを催涙弾とゴム弾で駆逐し、家を焼き払う。

間引き目的で野生動物を狩ると1匹でも世界的に炎上する可能性があるが、自然保護の名目でマサイをどれだけ強制排除しても何も炎上しない。

ジンバブエで有名ライオン1頭が殺されて署名活動やら何やらで大炎上したことがあるのは知っているが、強制排除でマサイが何人か殺されたからって世界は騒がないことは証明されている。

クマが増えたら狩るのではなく、クマを守るという大義の下で住民を排除しながらナショナルパークを広げてゆくのが正解!

ニッポン観光新時代の東北は奥羽ナショナルパークで決まりだな。

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