前々から「行ってみたいなぁ」と思ってるところがありまして…
一度も『秘境百選』に選ばれたこともないし、『行ったみたいところランキング』に入ったこともない場所なんですけどね。
行ってみたいんだけど、なかなか簡単には行けない。
そんな歯がゆい場所でございます。
秘境か?といえば、秘境化しているとも言えなくもないかな。
そこで「どうやったら行けるんだろ?」と、行く方法を調べてみました。
とりあえずは情報収集の基本で、電話です。
電話する先がよく分からなかったので、お客様相談室にかけてみました。
もう一度説明させられ、しばらく保留にされた後に丁重な言葉遣いながらも丁重じゃない感じにお断りされました。
ジャーナリストでも何でもないただの東京電力のユーザーですもんね、オレ。
福島第一原発
どうやったら行けるんだろか?と考えてみたところ、「作業員になれば入れるじゃん!」という素晴らしいことを思いついたわけです。
さっそく情報収集です。
『福島第一原発 求人』で検索すると、おぉ色々出てくる!!
まずは「こんな人はお断り」の条件からクリアしていきましょう。
刺青のある方: よかったー、ないよっ!! 若気の至りで股間にゾウさんの刺青を入れてみようか?と思ったことがあったけど、今回のためだけで考えても入れなくてよかったわぁ~
指に欠損のある方: 大丈夫! 手と足と合わせて全20本有。
暴力的な方: 素行優良児で当てはまりませんっ!!
酒癖の悪い方: 大丈夫だけど…
あれ?なんか…どれも普通の求人情報では見ない次元の「お断りな人」の条件!!
っていうか、逆にこんな条件を出さないといけないくらいの方たちが応募してくるからなのか?
なんか…清原みたいな見た目の方たちが瞼に浮かぶ…
同僚が全員が清原とか…イヤだな。
「お断りな人」の条件には当てはまらなかったのは良かったけど、ちょっとビビりはじめるオレ。
次に募集している仕事内容を見てみると、
重機の運転、土木経験者、配管経験者、解体経験者etc
持っている資格が『普通自動車免許』のみのオレではお役に立てなさそうな内容。
ただ…
ありました!!
経験不問のお仕事がっ!!
でも…何やるんだろう?って、一番気になることが何も書かれていないっ!!
なのに待遇だけはきちんと書いてある。
日給1万8千円~2万5千円
そしてその後に(作業場の放射線量に比例します)との注意書き。
1日7千円の賃金差で、どれだけの被ばく量の差が出るんだろ…
仕事量じゃなく、被ばく量を貨幣換算して賃金に差がつけるって、よく考えたらすごいな。
さらに、定められた量を超える被ばくをしたら契約期間満期前に契約終了だって。
使い捨てじゃん!!
正直いうと…働いて、中を見て、1週間くらいしたら逃げて来ようかな?とか色々考えたわけです。
そもそも逃げれるのかな?とか。
1度でも原発内に入ったら、その後はどうなるんだろ?とも。
帰ってきた後は「やーい、おまえベクレてるぅ~」などと皆にいじめられて、仲間外れにされて肩身の狭い思いをするのか?とか。
中は見てみたいけど、やっぱりよくよく考えたら怖いな…とか。
実際の作業員にインタビューしたニュースで、作業員の「東電は神で、請負業者は王様で、作業員は奴隷」ってコメント見て「奴隷はイヤだなぁ、神がいい!」と思ったり。
と、こんなことを他人と話したらですね、「そんなナメた気持ちで行ったら迷惑だ」とか何とか怒られちゃって…
ある意味で至極真っ当なことを、東電とは何の関係もない人が東電目線で言ってくるんでビックリしちゃいました。
気持ちはナメてるとしても、(途中で逃げるまでは)普通に働こうとしているのに迷惑になる意味が分からん。
「あそこで働いている人は全員が未来のため、地球のために自己を犠牲にして働いている人たちだから、『ちょっと中を見てみたいから』とかそんなナメた気持ちの人間は行くだけで迷惑」という妄想からくる考え方なのかしら?
勝手に理想として崇高な動機を当てはめて考えるのは自由だけど、ナメてようがナメてなかろうが動機ってそこまで重要なのかな?
「途中で逃げる気だったら、それは迷惑だ!」と言われたら、激しく同意するけど。
同意するけど…「長期間いたら怖いじゃん」って話。
まぁ、迷惑どうこうの話をするのであれば原発事故それ自体が迷惑そのものなんですけどね。
結論から言うと、1~2日なら是非行きたいけどそれ以上となるとビビッてます。
コメント
原発そのものは入れませんがゴーストタウンそのものな
楢葉~原ノ町の6国は竜田駅から原ノ町駅までの代替バスから見ることができます
18マイクロシーベルトとか未知の数値の線量計を見ながら「原発は未来のエネルギー」看板を見れたりします
もう看板は取り外されたみたいですね・・・
ダークツーリズムでツアーも幾つかあるようなので、色々検討してみます。
「いちえふ」読んでみるのもいいかも