忘れ去られた人々

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最近ちょっと気になったニュースが2つあって、今回はその1つ。

2010年だからちょっと古いニュースなんだけど・・・

フランスのNHK World的な国際ニュースチャンネルFrance24が報じた『Katanga’s Forgotten people』。

『カタンガの忘れ去られた人々』というタイトルで、舞台はアフリカのコンゴ民主共和国のカタンガ州。

1970年代だから今から40年前(当時はコンゴ民主共和国ではなくザイールという国名)・・・ここには日本人が沢山いました。

日本鉱業(現JX金属)が主になって開発したムソシ鉱山という銅鉱山で働く従業員や家族の他、日本人医師や看護師もいる病院や、学校で働く人をいれると少なくとも600人ほどの日本人が住んでいたようです。

“少なくとも”600人だから1000人いたという話も。

その鉱山で働いていた日本人の男たちが、鉱山近くの村に住む娘たちの間に多くの子供を作ったと。

このムソシ鉱山、コンゴ国内の問題や隣国アンゴラの内戦などの問題で操業が困難になり巨額の損失を出して1983年に撤退することになるわけですが・・・

撤退する際に、現地の女との間に作った子供たちを毒殺処分して日本人たちは帰国していったと。

そんな内容のニュースです。

動画の01:00辺りからは日本人との間に生まれた子供たちの墓。
01:35辺りからは「日本人医師のいる病院に子供を連れて行ったら子供が死んだ」、「日本人との間に生まれた子供だけ死んで、それ以外の子供8人は今も生きている」、「私も日本人との間に生まれた子供だけ死んで、それ以外の7人の子供は今も生きている」といった母親たちの証言。
02:35辺りからは『生き残り』とされるンナナ・カミサワさん(表記はンハハだけど、ナレーターはンナナって言ってる)の話し。カミサワさんはトラック運転手相手に売春をして生計をたてているようです。
08:00辺りからは当時病院に勤務していたコンゴ人看護師などの話し。
要は、日本人は帰国時に不都合な事実として子供の存在が邪魔だったので毒殺したと。

んー・・・どうなんだろ?

一応、France24以外のソースがないか?『japonais, katanga』とか『japono-zairoise, enfants, katanga』とか関連しそうなフランス語ワード(コンゴはフランス語圏)で検索をかけてみたけど、見付けられなかった。

大体ヒットするのはこのFrance24の記事を元にして書かれたもので、2010年以前にアップされたもので関連するようなネット情報はなし。

今から40年前の話となると物証はないだろうから、証言のみか・・・

コンゴ人看護師の証言も、「子供を手に日本人医師が室内に入っていき母親は外に待っていた。翌日子供は死んだ」とか状況証言だから微妙っていったら微妙。

本当にあったのか?なかったのか?

断定できるほどの情報がないけど、あくまで個人的な印象でいえば黒に近いグレーかな?

残念ながら希望的日本人善人説は持ち合わせていないので「日本人がそんな恐ろしいことをするわけがない!」とは思わない。

ただ、コンゴ人同士の間で生まれた子供と比較して、日本人・コンゴ人の間に生まれた子供の方が免疫力で差はないのか?とか・・・

コンゴの内陸ならでの風土病のリスクと、免疫力の差で、コンゴ人との間に生まれた子供は生き残り、日本人との間に生まれた子供は死んだという可能性はないのかな?

そもそもの具体的な数字がないから他と比較しての死亡率の異常さとかの判断のしようがない。

でも・・・

なんか・・・

やってそう!!

仮にやっていたとしても、現地法人の上層部の一握り(1人とか数人とか)が立案して内々に医師と共謀して実行した可能性が高いだろうな。

実際に女との間に子供を作った日本人も知らなそう。

ひとつはっきりしている事実。

それは、遠いアフリカのコンゴの内陸カタンガ州に日本人の血をひく人たちがいるということ。

そしてその人たちの存在を日本人は知らないってこと。

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