西アフリカのガンビアで22年間にわたって権力の座にいたジャメ氏。
去年の大統領選で対立候補に負けたものの「大統領の座は明け渡さない!」と駄々をこねはじめ退陣を拒否。
周辺国が「退陣しないと軍事介入する」と脅したところ、「おぉ、かかってこいよ!」と受けて立つ構えを見せるも・・・
肝心のガンビア軍総司令官が「戦力差があり過ぎてムリ」と防衛を拒否。
ついにジャメ氏は権力を手放し、国庫の有り金全部5億ダレシ(約12.5億円)を持ち逃げして亡命したのでした。
その亡命先というのが・・・赤道ギニア!!
22年のジャメなんてかわいいもんで、すでに37年も権力の座にいるテオドロ・オビアン・ンゲマ・ンバソゴ大統領が治める国。
それが赤道ギニア。
恐怖政治を敷いた独裁者・初代ンゲマ大統領をクーデターで倒し、2代目大統領として権力の座についたンゲマ大統領。
名前が一緒なのは・・・初代ンゲマが叔父さん、2代目ンゲマが甥っ子だから。
叔父さんは甥っ子に処刑されるも、妻と娘は北朝鮮に亡命。
なんなの、この独裁国家ネットワークw
娘モニークは北朝鮮で育ってるので母国語が朝鮮語らしい。
インタビューにも朝鮮語で答えてる。
さて、2代目ンゲマ大統領に関するデイリーメール紙の記事タイトルが、今回のブログのタイトル。
ンゲマ大統領に命を狙われて亡命した政敵セベロ・モトヌサのインタビューを元に書かれている記事なんだけど・・・
警察長官はンゲマに食べられました。
その証拠に長官はキンタマと脳ミソがない状態で埋葬されたのです。
他にも政敵を生きたまま皮をはいで、脳ミソを食べました。
それによってンゲマは精神力と精力を高め、神になったと思われています。
精力が高まると神になんの?
その証拠に、国営ラジオはンゲマを神だと宣言。本人も同様の発言をしているそうで。
ちなみに、処刑された初代ンゲマ大統領も「オレは神だ」と宣言していたそうなので血筋なのかな?
まぁ・・・政敵を喰うって話はウソでしょうけどね!!
アフリカあるあるっていうか・・・
スーパー独裁者になると、大抵が「人を喰ってる」ってことになっちゃうんだよね。
中央アフリカ帝国のボカッサ1世も、ウガンダのアミンも、人喰いのウワサで有名だったようだし。
ンゲマの独裁政治は反対勢力を拷問することで有名なので、キンタマを切られて、頭をかち割られた人がいる=ンゲマが食った!という発想になったんだろうと。
プチ情報ですが、赤道ギニアは石油で潤っている国で、アメリカの石油メジャーとべったり。
ンゲマはそれによって巨万の富を得て、アメリカとwin-winの関係。
当分は権力の座に居座り続ける様子のンゲマでした。