帰ってきたケニア音楽入門

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昔書いた記事が消えてしまったので、再びのケニア音楽ネタ。

同じスワヒリ語圏の隣国タンザニアのポピュラー音楽『ボンゴフレーバー』に押され気味な感もありますが、言うまでもなく東アフリカの大国としてポテンシャルは十分。

DK Kwenye Beat

消えた記事ではゴスペルシンガーDK Kwenye BeatことDavid Kilonzoが、同じくゴスペルシンガーであるJimmy Gaitと2011年に出した曲を紹介しました。2018年にもなって再びこの曲を取り上げるなんて世界でもオレくらいかと・・・

髪を編み込んでいるのがDKで、ケニアの笑福亭笑瓶こと黄色いメガネくんがJimmy Gaitです。

Furi Furi(フリフリ)

フリフリの言葉自体に意味はないですが「私の人生を主に捧げます」という歌詞で、神に対する喜びや祝福を表してるそうです。これでもゴスペルソングなんですね。

この曲はJimmy Gait名義で手に入ります。

あれからすでに7年の歳月が流れ、その後はどうなったのか?というと、フリフリ発表の翌年にDKは次の曲をぶち込んできます。

Sari Sari(サリサリ)

確実にフリフリのヒットで調子に乗っちゃってる彼は、サリサリ、ピキピキ、フリフリ、グリグリゆうてます。

1年前のフリフリの頃と比べるとサリサリの頃の方がちょっとポッチャリしたのかしら?

でも、まだかわいらしい顔をしてますね!

やがてDKはセレブへとのし上がってゆきます。

そしてセレブになったDKの姿にケニアのネチズンがざわつきます。

ネットではあまりの変貌ぶりに「妊娠したのか?」と大騒ぎに。

どうせなら「主への愛が胃に満ち溢れる体質なのさっ!」とか、「マナ超まいう~!」と旧約聖書の出エジプト記で神が天から降らせたという食べ物を使って“ゴスペル”シンガーらしい返しをして欲しかったところではありますが、ネット上の騒ぎにDK本人がただただ傷つくという・・・

がんばれ、DK!!

さて、ケニアのラップにはゲンゲカプカというジャンルがあります。
どちらも伝統的アフリカンスタイルやダンスホールスタイルとラップをミックスさせた音楽ですが、カプカの方がよりレゲエ感が強いのが特徴かな? 両方とも首都ナイロビ発祥のジャンルですが、ケニア第4の都市ナクルを発祥にしたナックスベガスと呼ばれるジャンルもあり、こちらもレゲエのベースラインが特徴です。
カプカとナックスベガスの違いは・・・アーティストの出身地。

Mr.Googz

彼は神に目覚めたのか?近年はゴスペル・カプカ(そんなジャンルはないけど)に走ってます。

Redemption(贖罪)

元々信仰が強かったのかもしれませんが、こちらとしては急に「ジーザス・クライスト!」言われても・・・

ゲンゲ&カプカアーティストのコンピレーションアルバムには、ゲンゲのスターNoniniの曲『ケロロ』も収録。

Nameless

彼も有名カプカアーティストですが、2017年はアフロポップな曲で大ヒットを飛ばしました。

Inspire(刺激)

2009年のMTVアフリカ音楽賞(MAMA)で、最優秀男性アーティスト賞を取っているだけありますね。

続いては、ゲンゲやカプカ以外のアーティストを・・・

Muthoni Drummer Queen

ラッパー兼太鼓叩き兼社長で、女ボスとも呼ばれています。

自らBlankets&Wineという会社を立ち上げ、ケニア屈指のイベントオーガナイザーとしての一面も持つやり手です。

Turn On The Lights(電気点けて)

Kenyan Message(ケニアのメッセージ)

2014年に出したアルバム『MDQ』はDQNみたいな名前になっていますが、彼女のステージ名の頭文字を取ったものです。

Sauti Sol

最後は、ケニアの実力派4人組アフロポップグループSauti Sol

ナイジェリアのダンスホールレゲエシンガーPatorankingを迎えた彼らの新曲は、YouTubeの視聴回数が5日で100万回を超え現在は850万回オーバー。

アジスの『Hop』の視聴回数を超えられるか?!

Melanin(黒色素)

メラニンソーダって何?!って思ってたら、melanin so darkでした・・・

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