ラクダ隊商
エチオピア高原にある町メケレを出発し、アファール盆地まで一気に2000m近くを下ります。
高原の麓にある村ベルハアレから先に広がるのがダナキル砂漠です。
これからダナキル砂漠へ向かおうとしているラクダの隊商の背後には、エチオピア高原が見えます。
ベルハアレ村の郊外にはエリトリア難民のキャンプもありました。
ダナキル砂漠に入っていく前に、ベルハアレ村で一服。
個人的にはこの写真が今回の旅で一番のお気に入りで、左手前の女性がコーヒーを淹れる『コーヒーセレモニー』はすごく“エチオピアっぽい”光景です。
ベルハアレ村を発ってダナキル砂漠に入っていくと、まずは岩砂漠が続きます。
そんな不毛な景色の中をラクダ&ロバの隊商が長い列を作って歩いている姿が見えます。
これから砂漠に向かう隊商と、砂漠から帰ってきた隊商が交差します。
大抵の隊商は砂漠とベルハアレ村の往復らしいですが・・
偶に標高2080メートルのメケレまで塩を運ぶ隊商もいるそうです。
21世紀なんだから、塩くらいトラックで運んだ方が効率的だと思うのですが・・・
トラックで運ぶと資源としての塩が枯渇するという迷信を信じている人は、古から続く方法であるラクダ&ロバで片道1週間かけてメケレまで運ぶらしいです。
ちなみに・・・
隊商は『水』を欲しがります。
そのくせ、飲みかけのペットボトルの水は「いらない」と拒否してくるという謎。
アサレ湖
初日の夜はハメッド・エラに泊まり、翌日の朝からアサレ湖に行きます。
アサレ湖の最も低いところで海抜マイナス120m。
塩湖になっており、アファール族が塩を採掘しています。
塩はブロック大にカットされ・・・
まとめて・・・
ラクダやロバの背中に載せます。
塩湖というと南米ボリビアのウユニ塩湖が有名ですが、あそこまで鏡張りにはならないです。
水位が低すぎて、地表部分が出てしまってる箇所が多いせいですね。
ただ、真っ白な大地が地平線まで続く景色は単純に美しい。