「とるく」と入力するだけで予測変換1位に「トルクメンバシュ」が出てくるオレのパソコン。
Photo by Kremlin.ru [CC BY 4.0] via Wikimedia
皆さまご存じ、トルクメニスタンの初代終身大統領だったニヤゾフ。
通称トルクメンバシュ(トルクメン人の長)。
バシュ様が亡き後、通称アルカダグ(庇護者)様こと2代目大統領ベルディムハメドフは着々と脱トルクメンバシュ化を図り自分への個人崇拝を強化。
一昨年5月25日には、首都アシュガバードに全高21メートルの自分の黄金騎馬像を完成させた模様。
ロイター通信『トルクメニスタンに金色の巨大な大統領像、崇拝強化が狙い』
アルカダグは馬好きだからね・・・
かつてはバシュ様の黄金像が回転していた中立門も、今や郊外に追いやられた上にもはや回転しないタダの像。
かつてアシュガバードのど真ん中にあった中立門と、回転するバシュ像を見たオレはまさかの歴史の証人になってしまった・・・
回転するバシュ像を見てみたい!!
叶わぬと知りつつもそんな夢をお持ちの皆さま。
回転バシュ像を生で見ているワタクシから朗報です。
似たようなものが見れる場所を特別にお教えしましょう!!
東京メトロ半蔵門線、もしくは都営地下鉄大江戸線で清澄白河という駅を目指すべし。
小名木川と隅田川の合流地点、住所でいうと江東区常盤1丁目1−3にそれはあるのだ。
それが・・・バショ像!!
通称バショ様こと、松尾芭蕉の像。
トルクメン 金の銅像 うらやまし
あの有名な俳句を詠んだ人ですね。
芭蕉庵史跡展望庭園に建つこのバショ像、普段は隅田川を見つめております。
しかーし!!
17時ちょうどにバショ像は回転し、青い清洲橋を見つめるのだ!!
常に太陽を向くように回転するバシュ像とは違い、わずか45度と貧弱な角度ながら回転するバショ像には変わりない。
17時になると・・・
回転するとライトアップまでされる!!
す、すごい・・・のか?
いや、猛烈に地味なんだよなぁ~
アゴの部分を可動式にして、回転しながら日替わりでバショ作の俳句を一句詠むとか・・・
目からレーザー光線を出すとか・・・したら面白いのに、地味!!
だって・・・これ見てるのオレだけだったし。
周囲に人っ子ひとりいないから、バショ像を連写しても全然恥ずかしくない!!
回転するバシュ像無き今、もう残っているのは回転するバショ像しかないのか!?