選挙後のジンバブエ

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7月30日(月)に行われたジンバブエ総選挙(議会選&大統領選)。

翌31日(火)のジンバブエ時間15時(日本時間22時)からジンバブエ選挙管理委員会(ZEC)が選挙結果を発表する会見をするというので、会見の様子をリアルタイムで見ようとストリーミング配信待ちをしていたのに…全然会見が始まらん!!

配信待ちの人たちとチャットしてたんだけど、開始予定時間が全く守られていないことに「“アフリカ時間”は止めろ!」とか皆イライラ。「Facebook上で配信してるっぽい」という情報を仕入れて確認してみたものの、結局は会見自体が始まっていなかった。

配信待ちしていたのはほとんどが欧米在住のジンバブエ人と思われ、そんな中で数少ないジンバブエ在住のジンバブエ人が「みんなジンバブエに帰っておいでよぉ~」とか言ってるから、オレも在日ジンバブエ人のふりして「ヤダ」とか言って。

結局、この日の結果発表は「やらなそう…」と諦めたんだけど実際になかったらしい。

翌8月1日(水)になって、ようやくZECが議会選結果を中間発表。

議席の過半数を与党ZANU-PFが獲得したという内容で、「ウソだ!!」と抗議のため首都ハラレで集まった野党MDCの支持者たちに軍が発砲し6名死亡。

血の水曜日となった。

映像の最初には、実弾を水平発砲して上官に怒られてる兵士が…そりゃ死人が出るわな。

そもそもなぜ警察じゃなくて軍が出動したのか?という点に関して、ジンバブエ警察のスポークスマンは「選挙のために全国に警察官71,000人を配備していたため我々では対処できないと判断し、軍に対応を要請した」とコメント。

MDC党首のチャミサは「選挙結果をなかなか公表しないのは虚偽の数字を捏造しているからだ」と、なかなか結果を発表しないことを非難。

ZECは最終的に、議会選の結果は与党ZANU-PFが144席、野党MDCが64席、ムガベ派が立党した国民愛国戦線(NPF)が1席だったと発表。

翌2日(木)、警察が野党MDC本部を閉鎖し16名を拘束。

未明にはZECが2日遅れで大統領選の結果を発表。現大統領ムナンガグワが50.8%、野党MDC党首チャミサが44.3%の得票率で、ムナンガグワの得票が過半数を超えたため決選投票をせずにムナンガグワの勝利が確定。

ムナンガグワはこれを受けてツイッターで「ジンバブエありがとう!これは新しい始まりです。平和に団結し、愛し合って新しいジンバブエを作りましょう!」と勝利宣言。

一方のチャミサは「選挙にいんちきがあった」と裁判所に訴えると発表。

というわけで、“結果”として公表された上では与党ZANU-PFの圧勝。

まぁ、不正してるかどうかで言ったらしてるでしょうね…証拠はないけど。

そもそも選挙結果の公表が2日間も遅れた理由がハッキリしていないだけに、色々と憶測を呼ぶのは必至かと。

これ、ムガベが「今まで私はこんな不正をして選挙に勝ちました」と過去の不正手法を突然告白したら面白いのに。

自分の右腕だったくせに裏切ったムナンガグワが憎ければ、ついでに具体例を挙げて今までやってきた悪事を告白したらムナンガグワとZANU-PFにとっては大打撃を与えられるのに。

1980年代のマタベレランド大虐殺(グクラフンディ)は、北朝鮮で訓練を積んだジンバブエ軍第5旅団が約2万人を虐殺したとされる事件。ムガベの側近で、当時国家安全担当大臣だったムナンガグワもこの事件に関与しているとされるが…この事件の真実をムガベが吐いたら、ムナンガグワは吹っ飛ぶだろうな。

それをやったらムガベも今のように無事には済まないと思うけど。確実に軍を敵にまわすことになるし。

さて、ジンバブエ最大の労働組合によると先月のジンバブエの失業率は90%だったそう。

あまり信用できないけどね、こういう数字。

今回の選挙でムガベの負のイメージを払拭させて“自由で公平な社会”を実現させたとアピールすることで国際社会からの資金援助を取り付けたかったジンバブエだけど、かなり胡散臭い結果になってしまったことで援助してもらえるかどうか微妙な状況に…

そうなると、高い失業率も改善せず相変わらず世界の底辺をウロウロしたままなんじゃないか?と…

結局、ジンバブエって『独裁者ムガベの国』だったわけじゃなくて、裏でジンバブエ軍が牛耳る国で、表向きの顔をムガベからムナンガグワに変えただけで中身は何も変わってないんだろうな。

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