少し前に、久しぶりに警察沙汰になった。
記憶を遡ってみたが…日本での記憶がないから、ぼったくりカフェきっかけで上海警察と絡んだのが“直近”の可能性大。
警察に通報された。
記憶を遡ってみたが…日本での記憶がないから、自称国家・南オセチア共和国(内の飛び地グルジア領)で村人に通報されたのが“直近”の可能性大。
そう考えると、かなりお久しぶりなこと。
警察に通報されたと言っても、全然大した話ではない。
残念ながら、タイの刑法に触れることを知らずにお坊さんのコスプレをしたTKO木下みたいな面白い話では全然ない。
日本語は話せるのだが、イントネーションが明らかにネイティブではない男とトラブルになった。
第一印象としては、日本在住の中華系かな?と。
大陸なのか、台湾なのか、シンガポールなのかまではわからないが、そんな印象。
連れの女は、スーツケースを引いた白人。
どこの人なのか?まではわからないが、彼女は日本語が話せないようで英語を話していたが、英語が母国語ではないのは確か。
ずっと無視していたのだが、しつこいので「うるせー、バーカ」と伝えてあげたところ…
なぜか、一段階ギアを上げてしまったようで…
「バッカヤロウ!!」
と、大声で叫び出す始末。
うむ、「バッカヤロウ」を大声で連呼する奴にあまりお目にかかったことがないから珍しいな!と思いつつ、こういう奴は放置すると調子に乗るから「トラブル化」してあげた方がいいだろう…という、謎の親心が生まれてしまった。
一般的にはトラブルになるのを避けて、無視もしくは変な奴から離れるものだが…
日本語ネイティブに向かって「バッカヤロウ」を大声で連呼したらそれなりにトラブルになることを学習させた方がいいかな?と思って。
ということで、引き返して口論してみた。
そして気がついた。
オレ…
口喧嘩めちゃくちゃ弱い!!
弱いというか…語彙力がしょぼい。
バカ、ハゲ
ほぼ小学生じゃん。
言いながら、自分自身のレベルに愕然としちゃって…
口論しながら、「あれ?口論したのっていつ以来だ?」と記憶を遡ってみたのだが、全く記憶にない。
“したことがない”ってことはないのは確か。
覚えていないというだけで、したことは絶対にあるのだが、常日頃から罵詈雑言を口にし慣れていない結果、小学生レベルの口喧嘩しかできない現在の自分に愕然。
これ、後で友だちとも話したのだが…
ある程度の大人になってからちゃんと罵り合いしたことある?って話。
普通はそうそうないわけで。
長いブランクがあって、急に罵り合いしようとすると、小学生の口喧嘩みたいになっちゃう。
おじさんが急に全力疾走すると、気持ちは前に行っているのだが足の回転が追いつかなくて、転ぶ…みたいな感じ。
他にも、チビとかデブとか思い浮かんだんだけど、対戦相手がチビでもデブでもなかったので出番なし。
ハゲもな…広義のハゲではなかったが、生え際が微妙に後退していて本人的に気にしちゃってそう!と思って、生え際をジッと見ながら「ハゲかかってんじゃねーか!」って。
やばい、罵詈雑言のレパートリーが少ない!!
ちょっと焦って来ちゃって…
ここは日本語ネイティブ代表として、罵詈雑言の圧倒的語彙力で相手を凌駕すべきなのに、
頭に浮かぶワードと言えば「バカ、アホ、ハゲ、デブ、チビ」と小学生レベル。
「ウンコ」とかも思い浮かんだんだけど、ちょっと小学生過ぎない?って思って脳内却下。
ネイティブとしての自信を喪失する危機だ。
ふと隣をみれば、白人女。
いや、普通は自分の彼氏だか連れが大声で騒ぎだしたら「まぁまぁ」みたいになだめて、第三者としてストッパーの役割を果たせよ!と。
ところが、一緒になってオレに「Stupid!」とか言ってくる始末で、えっ?!となって。
だれがStupidだ!ビッチなブスのくせに!
はい、戦線拡大!!
新たなワード「ビッチなブス」を捻り出せて、少しホッとする。
と同時に…
ハゲ、デブ、チビ、ブスって、要は外見いじりなわけで、コンプライアンス的にどうなんだろう?ってのが気になってきちゃって。
決して間違ったことを言ったわけではないんだけど。
ブスはブスだったから。
でも、よく考えたら時代の最先端の令和版罵詈雑言をオレは知らない…と不安になってきた。
オレの頭に浮かぶ罵詈雑言は、昭和臭漂う古いボキャブラリーなのか?
最先端の罵詈雑言ってコンプライアンス対応?
時代に取り残されてるんじゃないか?って急に心配になってきた。
「殺すぞ!」は、令和版罵詈雑言リストにもあるのかしら?
でも、これもどうなのかな~?と、最近はかなり否定的に思ってる。
だって、殺意を宣言しちゃう奴って、その時点でアホっぽくない?
ケンカになります→何かしらのきっかけで、相手の手を振り払うシチュエーションが生まれます→振り払った手が何かにぶつかって、ピタゴラ装置が発動して、上からコンクリートが落ちてきて相手の頭に当たって死にます
普通なら「事故です」と殺意を否定できるが、もし「殺すぞ」って殺意を宣言しちゃってたら圧倒的に不利だぞ。自らを不利な状態に置いちゃう時点でアホじゃん。
仮に殺意を抱いていたとしても、己の心の中にそっと留めておくべきで、決して対外的に宣言するものじゃない。万が一のために殺意を否定できるようにしておかないと。
そんな感じで、「殺すぞ」もアホっぽいから言わない方がいいな…と考えていると、
警察を呼ぶぞ!
えっ?!とは思った。
オレが呼ぶならまだ話はわかるが、おまえが呼ぶのは意味不明だし、警察を呼んだところで全く意味なくね?だって警察には関係ないから、どうしようもないぞ?と。
日本の警察を何だと思ってるんだろ?
ということで、110番してもらったんだけど…警察が到着するまでまぁまぁ時間かかるのね。
これが困った。
こっちはもう罵詈雑言の弾が尽きちゃってるわけ。
かと言って、無言の時間が続くのも手持ち無沙汰感がすごいので、“頑張って”口喧嘩を続けてみようと試みるんだけど、自分でもわかっちゃうくらい“頑張って捻り出してる感”があるから全然盛り上がらない。
早く警察来てくれないかな~、そろそろこの時間に耐えられなくなってきた…
限界を感じた頃に、ようやく到着。
警察が来てホッとするってこういうことなんだね!!
やって来た警官は、「お互いに離れて」と距離を取らせて、それから双方の身分証チェック。
当然、ただの口喧嘩に警察が介入したところで何かなる話でもないのだが、警官は「私から彼(=オレ)にじっくり注意しておきますから」と相手をなだめすかして、その場を離れさせ…
相手の姿が見えなくなったのを確認してから、オレに近づいてきてこっそり。
「日本人でした!」
マジっすか?帰化ですかね?みたいな話を警官として終了。
たぶん、警官も少し話して「外国人だな」と思ったけど身分証チェックしたら「えっ?日本人なの!?」ってなって、オレに“意外でしょ!”と教えたくなっちゃったっぽい。
個人情報ではないが、トラブル相手に言わない方がよくね?とは思ったけど。
結局なにが一番ショックって…
小学生レベルの罵詈雑言しか出てこなかった自分。
ラップバトルとかに参加して、常日頃から相手をディスる練習しておいた方がいいのかしら?
開示請求されちゃうくらい常日頃からSNSで誹謗中傷を繰り返して、練習しておいた方がいいのかしら?
という話を友だちとしたのだが、そういうことじゃないらしい。
口喧嘩なんて何も頭で考えずに感情のままに行うもので、口喧嘩中に語彙力とかコンプライアンスの心配をしちゃってる時点でダメらしい。
「そもそも怒ってないでしょ?怒りの感情に身を任せてツバ飛ばしながらやるのが本来の口喧嘩だから」って言われた。
そっちか!!
怪しい自己啓発セミナーに参加して、洗脳的手法でオレの潜在能力を解放させて次なる口喧嘩に備えておいた方がいいのかしら?
とりあえず、無理に口喧嘩すると罵詈雑言ワードのレベルの低さにショックを受けるから、自分が感情に支配された状態にいることを確認できてからじゃないと口喧嘩はやらない方が無難。

