全国的にクマの出没が多発してる、というニュースは知っていた。
でも、正直なところ全然身近じゃないのでそれほど興味を持っていなかった。
ちなみに、人身被害で全国ワーストは秋田県。
ある意味で納得ではあったけど…
県内の市町村の96%は消滅可能性自治体という秋田県。
秋田市以外は全て消滅する可能性がある。
日本で真っ先に消滅する可能性が高い県。
すでに過疎り具合がえぐい。
人間の数が減って活動範囲が狭まれば、当然ながら野生動物の活動範囲が広がる。
クマ世界と人間世界の緩衝地帯になっていた里山が機能しなくなってるんだろうな。
そんなわけで、人間世界に進出をはじめたクマたち。
秋田県全域に、現在もツキノワグマ注意報が発令中だ。ちなみに、青森県全域、岩手県全域、山形県全域にも注意報が発令中。もはや東北の田舎はすべてクマに侵略されてる。
秋田県の北東、岩手県との県境近くに八幡平(はちまんたい)という高原地帯がある。
地元のウワサでは、ここにツキノワグマと(本来は本州に生息していない)ヒグマが悪魔合体したハイブリッドクマが生息しているという…
かつて、ここに八幡平クマ牧場というのがあったらしい。
驚くほど杜撰な管理をしていて、自分たちで飼っているクマの頭数すら把握できていなかったらしく、ここから逃げ出したヒグマが山中で繁殖しているというウワサ。
ちなみに、八幡平クマ牧場は従業員3人の零細クマ牧場で、2012年に逃げ出した6頭のヒグマに3人中2人の従業員を殺されて潰れた。
6頭は射殺されたけど、その前から脱走ヒグマはいたというウワサ。
八幡平の辺りは入山禁止になっているエリアがいくつかある。理由はクマ。
もはや秘境化してる!!
わざわざ海外なんか行かなくても、国内が秘境化してる。
ここは、クマに人間の恐ろしさを知らしめてやらねばなるまい。
ワナも使わないし、銃も使わないし、網も使わないから、狩猟免許が必要ない画期的なクマとの戦い方を思いついた。
ゲートボールを魔改造して…
ゲートクーマ
みたいな新スポーツを作ったらどうだろう?
語尾をゴニョゴニョっと「ゲート&ー$」と言えば、おじいちゃんとか「ゲートボールかっ!?」と勘違いして参加者が増えるかもしれん。
ほぼ詐欺的手法で、ゲートボール愛好家をゲートクーマに誘導。
どうせ人間がゲートボールを原因として同じ種同士で殺し合うんだったら、せっかくだからクマとの異種対決に持ち込んでみたらどうだろ?的な、極めて安易な発想である。
Pandaramajp, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons
今のスティックはボールを打つ前提で打撃面が平面になっているけど、これを鋭角に尖らせる。
武器として改造して、殺傷力を各段にアップさせよう。
見た感じ、シャフトが頼りないので、振り回しやすいようにカーボンファイバー製にして軽量化と強度を両立。
バトルフィールドは、山の中。
そもそものゲートボールのルールを知らないので、全然イメージが湧かないが…
お互いの陣地にゲートを立てて、クマを狩りながら山の中を進軍して、相手チームのゲートにクマを沢山いれた方が勝ち!みたいなルールにするか?
でも写真を見ると、ボールに番号が振られてるな…ビリヤード的な要素もあるのか?
どうやったらゲートボール愛好家を勘違いさせて、自然な形でゲートクーマに誘い込むか…ルール作りに少し頭を使わないといけないかも。
ゲートボールだと思って参加したら、ゲートクーマだった!というのが理想。
ゴルファーが「キャロウェイのエリート・サンドストームが欲しいわぁ」とドライバーを欲するみたいに、道具をブランド化させるって大事である。
ゲートクーマも、道具に名前を付けてブランディングすることで、プレイヤーの所有欲を刺激する。
戦槌UrsicideⅡ
ちなみに、Ursicideはクマ殺しの古語。
Ⅰを知らんが、Ⅱと言われるとカッコよさげ。
ま、簡単に言えばクマ殺し用の戦槌だが、はっきり言うと怖いからムダに英語を使って、ゴルフのドライバー風なブランド化戦略。
「あそこのジジイ、ニューモデルの戦槌UrsicideⅢを買いおった!!」
ただの道具だが“使う”という本来の役目以外に、所有欲、虚栄心、嫉妬心を刺激する。
ところが…である。
ネットで読んだのだが、クマの頭蓋骨はめちゃくちゃ硬いらしい。
鉄の棒が曲がるくらい叩いても、かまわず突っ込んできてシャーされたとか。
今さらながら、ビニール傘なんてなんの意味もなかったということだ。
終わった。
ゲートクーマ、終わった。
戦槌Ursicideくらいじゃ、クマと戦えなさそう。
クマ側のワンサイドゲームになって、ゲートクーマの競技者人口がすぐ減っちゃうのは確実な模様。
もうひとつ考えたのが…
ウォーズマンのコスプレをしたファンを集めて、山に放つ。
君のベアクローで本物を超えろ!!
とか言って。
ベアクロー vs ベアクロー
とか言って。
超人ウォーズマンのファンに、クマと戦わせる。
ウォーズマンのコスプレをすると、こういう格好になるんだけど…
お腹を剥き出しは怖ぇーぞ!!
お腹をシャーやられたら、中身が出ちゃいそう。
あと、マスクね…
こういうの着けると視野が狭められて、キョロキョロするために首を振らないといけなくなる。
山の中では圧倒的に不利だが、しょうがない。
これがウォーズマンだから。
ただ、クマって頭部を執拗に狙ってくるらしいから、クマ対策として考えるとウォーズマンって鉄壁ともいえる。
防御力ゼロのお腹をシャーやられたら終わるけど。
ウォーズマンのファン自体は、それなりに数を揃えられるだろうな。
年齢層は中年より上の気がするから、ウォーズマンみたいなムキムキボディのやつなんかほぼいないだろうけど。
問題が、どうやっておびき出して、山に向かわせるか…
ファンミーティングを山中で開催すれば、おびき出すのは何とかなりそう。
ダミーではなく、殺傷力のある鋼鉄製ベアクローの装着を参加条件にして。
そういえば、ウォーズマンの技にこんなのがあった。
【スクリュー・ドライバー】
ウォーズマンの代名詞とも言える技。片手のベアークローを突き出し、錐揉み回転しながら相手に突っ込み刺し貫く。
人間が自力で“錐揉み回転”するのはムリだから…
スクリュー・ドライバーができなきゃ、君は真のウォーズマンじゃない!
って、ファン心理を上手く刺激して…
錐揉み回転を生むゴムの発射台にファンをセットして…
山に向けて飛ばすっ!!
錐揉み回転しながら山中に飛ばされたら、「スクリュー・ドライバーできた!」とファン冥利に尽きるだろうし、こっちとしてもそのままクマと戦ってもらえばいいからWin-Win!!
ゲートクーマ同様、狩猟免許が要らない。
あとは…なにかあった時に企画者の法的責任を追及されないように、逃げの一手を事前に考えておくだけ。