前回、いつこの話題でブログを書いたっけ?と振り返ってみたら・・・
2012年に『次世代の映画の中心地を考える【2】』以来だから、実に3年ぶり。
アフリカ内陸部にあるウガンダの映画、ワカリウッド(自称)が知らない間にちょっとグローバルになっておりました。
なにやら、ニューヨークの映画産業で働いていたアラン・ホフマニス(45)なる人物がワカリウッドの『Who Killed Captain Alex』(ウガンダ初のアクション映画、製作費2万円、製作期間1カ月)をYouTubeで観て衝撃を受け、2週間後にウガンダに移住を決意。
このアラン・ホフマニスの存在が、ワカリウッドをちょっとグローバルにしていると。
まず、製作費をクラウドファンディングで調達するようになってます。
映画製作費のために160ドル(約1万7千円)を集めようとしたところ、全世界から13,181ドル(約138万4千円)も集まったみたい。
まぁ、映画1本作ろうっていうのに1万7千円しか集めようとしなかったところが凄いけどね。
そして現在もクラウドファンディングで資金を調達中。
今、募っているのは映画会社ラモン・フィルム・プロダクションズの月々の経費450ドル(約4万7千円)を賄ってくれるパトロン。
月々2ドル(約210円)か、5ドル(約525円)か、15ドル(約1575円)でパトロンになれます。
もちろん、パトロンになったら特典あり。
月々2ドルのパトロンだったら・・・
毎週、ラモン・フィルム・プロダクションズの最新情報をゲットできる。
・・・い、いらねー!!
月々5ドルのパトロンだったら・・・
2ドルの場合の特典にプラスして、現在撮影中の映画の撮影シーン写真をゲットできる。
・・・い、いらねー!!
でも、それだけじゃない。
次回作のクレジットタイトルに、パトロンは『エグゼクティブ・プロデューサー』として名前が載るのだっ!!
す、すごい・・・のかな?
月々15ドルのパトロンだったら・・・
次回作だけではなく、ラモン・フィルム・プロダクションズの全作品(過去も含めて)のクレジットタイトルに名前が載るのだっ!!
さて、ラモン・フィルム・プロダクションズが現在撮影中の最新作は、その名も『EBOLAAAALLAAAA』(エボラ)!!
ストーリーとしては、エボラに感染した人が咳を3回すると頭が爆発するという・・・
そしてエボラのパンデミックを阻止するためにウガンダ軍が世界で活躍するという・・・
ムチャクチャぶっ飛んでること極まりないストーリー。
『ウガンダ軍が世界で活躍』するということは、ウガンダ人だけでなく多国籍な俳優陣が必要になってくるわけです。
そこで・・・この動画を見ていただきたい。
来たれ、外国人!!
君もウガンダ映画に出演して、頭を吹っ飛ばされてみないかい?
予約不要。
スラム街なので住所なんてないけど・・・ウガンダの首都カンパラの西側にあるアルバートクック通り沿いにあるワカリガというスラムに行って「ラモン・フィルム・プロダクションズ」を連呼していれば誰かが連れて行ってくれると思う。
ウガンダはアフリカの中では治安が良い部類に入るから、スラムと言ってもそんなに心配する必要もないだろうし。
出演料なんて当然でない完全ボランティアだろうけど、YouTubeで再生回数200万回を超えるヒット作を連発する“あのラモン・フィルム・プロダクションズ“作品に出られるチャンスだぜっ!!
ちなみにウガンダの取り柄って『人の良さだけ』ってくらい、とにかく人は良いです。
どうせカンパラなんか行っても何もすることがないんだから、旅行に行ったついでに映画デビューしちゃいましょう。
ん?
映画には出たいけど、ウガンダには遠くて行けない??
そんなワガママなあなたのために、ラモン・フィルム・プロダクションズでは映画『EBOLAAAALLAAAA』で使うための動画の投稿を待っている。
現在、すでにインドネシア、北アイルランド、ベトナム、スペインから動画が届いているそうだが、まだまだ受け付け中だぞっ!!
どんなシーンが必要か?は、スカイプで連絡してくれるらしいぞっ!!
クラウドファンディングで映画製作費を調達し、海外からの投稿で映画のワンシーンを調達し、それをオンラインで流す。
ネット時代だからこそ実現が可能な面白い取り組みだと思う。
地域住民をエキストラとして『雇える』くらいの規模になったら、さらに経済的にも面白くなるかも。
VICEがワカリウッドを特集してて、ラモン・フィルム・プロダクションズのスタジオの様子とか撮影風景とか、『ウガンダのカンフーマスター』ことブルース・ユーが子供たちにカンフーを教えてる場面が出てました。
ボロいパソコンを使ってるから、映画を1本編集すると壊れるらしい(笑)
動画の編集は大容量のメモリがないとつらいしな・・・
パトロンになるか、ちょっと迷い中。