SNSでリア充アピール(南スーダン編)

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アフリカ大嫌いなアフリカ好き」という共通点をもつ友人が、独立直後の南スーダンに行った時のブログ。

ゲームセンターコミネ『独立である!!

最後に「行くなら今」と書いてあるけど、今は2017年だからね!!

良い子のみんなは『2011年現在の今』と間違えないようにね!!

オレはもちろんスーダンに行ったことはない。

オレがいた頃は、まだ南スーダンは独立していなかったし、今の南スーダンと国境を接するウガンダ北部にはまだ『神の抵抗軍』というカルト系反政府勢力がいたし、同じく国境を接するケニアのリフトバレー州も日常的にポコット族が襲ってくるって言うんで近づかず。

名前はかわいいんだけど・・・あ、神の抵抗軍じゃない方ね。

リフトバレー州のお隣の東部州は縦断したけど、そこですら前年にカラシニコフと手榴弾、ナタで武装した500人のボロナ族の集団がガブラ族を襲撃して100人を虐殺した事件があったばかりの町を通り抜けないといけない(砂漠で道がそこしかないから)うえに、道中には盗賊が出るっていうんでドキドキしながら通ったほどなのに・・

ちなみに襲われた側のガブラ族の一部が激怒、報復としてボロナ族をみつけたら斧でメタメタにしたとかで、未だにちょっと緊張状態だった覚えがあるけど、それよりもスーダン国境周辺に近づく方がヤバかった。

今は知らんけど。

オレの勝手なイメージでは・・・イレミ・トライアングルを中心とするあの辺り、南スーダンの東側と、ケニア北西部、エチオピア南西部、ここら辺は「水」と「牛」を巡って武闘派な部族たちの対立が日常的にあってちょっとヤバいとこ。

だって南スーダンで、今は同じ反政府勢力に属している『ヌエル白軍』と『コブラ派』。

もともとヌエル白軍は、ムルレ族に奪われた牛を奪い返すために結成されたヌエル族の自警団的武装勢力。

もともとコブラ派は、ヌエル族に奪われた牛を奪い返すために結成されたムルレ族の自警団的武装勢力。

末端はね、牛の奪い合いの延長で戦ってるんですよ、末端は。

じゃあ、上の方は何をやってるかって?

やっぱSNSでリア充アピールでしょ!

キール大統領 vs マチャル元副大統領の権力闘争に、民族が混じって民族対立が全面に出てるけど・・・

まぁ、マフィア同士の利権争いみたいなもんですよ。

石油が生み出す巨万の富を巡っての。

下々の牛争いは忘れて、フェイスブックで上の方がどんな感じが覗いてみましょう。

Lawrence Lual Malong Yor Jr. の投稿なんかいい例ですね。

うざいほどリア充アピールをする写真の数々と・・・

自分のことをYoung Tycoon(若き大物)と名乗るウザさ加減。

素敵です。

オレの友達にはいないタイプだけど。

彼は何者か?というと・・・

南スーダン軍参謀総長であるポール・マロン将軍の息子(正確には嫁の連れ子)だよ。

ポール将軍は、キール大統領の側近で過去に虐殺に関与した疑いがもたれている大物。

今はちょっと病気みたいで体調よくないみたいだけど。

で、その息子は南アフリカのヨハネスブルグに住んでて、プライベートジェット機を持ってたり、ラスベガスに豪遊旅行したりって生活をフェイスブックで「若き大物であるオレ様が・・・」的なノリでアップしてコメントで炎上してたりするわけ。

国際援助の横流しとか、石油とか、自分の懐を肥やす方法は色々ありますからね。

このローレンスJr.以外にも、大統領側近の娘がオーストラリアにプール付豪邸を建ててBMWに乗ってたりというのがちょこちょこあります。

あっ、念のため言っておくと金の亡者キール大統領と戦う清廉潔白なマチャル元副大統領とかじゃないから。

マチャルの方も似たようなもん。

やっぱマチャル側もSNSでリア充アピールしたいだろうし。

ただただ純粋にマフィア同士の利権争い。

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