カメルーンの道は酷いとはよく聞きますが、映像をみると納得。
地盤の柔らかい道を何度も車が走るから、どんどん沈下していって半地下道みたいになっちゃうという。
こんなアフリカのジャングルを走破する話をドキュメンタリーにしたのが、中東の衛星テレビ・アルジャジーラ。舞台はカメルーンからDRCに移ります。
『Risking it all – DRC』
これ、なかなか面白かったです。
25分あって英語字幕だけど、映像みてるだけでも理解可能かと。
ザンビアとの国境に近いDRC南部にある国内第二の都市ルブムバシ(A地点)から、650km離れたブカマ(B地点)までの物流のドキュメント。
出てくるトラックが、オレがケニアのナイロビからモヤレまで乗ったトラックと全く一緒!! 荷台にかぶせてる緑色のカバーまで一緒!!
違うところは、ケニアが砂漠なのに対して、DRCがジャングルってとこですかね。
DRCじゃなんと呼んでるか知りませんが、ケニアではあのタイプのトラックはローリーと呼びます。
未だに『ローリー』と聞くと、すかんちのボーカルよりもケニアのトラックを思い出します。
ちなみに、オレが乗ったナイロビ⇒モヤレの850kmは、出発前に24時間で着くと聞かされていて実際には55時間かかった、未だに最悪の思い出なのですが・・・
ドキュメンタリーの舞台であるルブムバシ⇒ブカマの650kmは、出発前に運ちゃんが4日かかると言っていますが、実際には1か月かかったそうです。
実際には24時間走り続けてるわけではないけど・・・1か月で650kmって、
平均速度0.9km/h!!
ケニアとはレベルが違いすぎる・・・
最初の250kmを走破するのに、9日かかってますわ。
4日の予定が遅延して1か月になったら、毛細血管切れちゃうんじゃないですかね?
ちなみに、昨年の2月にオーストラリア人のライダーがバイクでブカマ⇒ルブムバシの逆ルートを走っているようで、彼はドキュメンタリーと同じルートを33時間で走破したらしい。
2月って雨季なのにね。
この区間を旅するとしたらバスなんて走ってるわけがないだろうから、間違いなくこのローリーの荷台で旅をする羽目になるはずですが・・・
絶対に乗りたくないっ!!
「旅してるぜっ!」気分になれるのは、最初の2時間くらいですからね。
あとは苦痛以外の何物でもない。
しかも、ルブムバシ⇒ブカマのローリー代は20USドル/人らしいじゃないですか?
20ドル払って1か月間ジャングルの中で苦痛を味わうのイヤだ。
あと、ドキュメンタリーで密着したドミンゴのローリーはイヴェコでしたけど、絶対にカマースかタトラの方がいいと思うんだけど・・・
ヨーロッパの中古トラック市場に出回らないんだろうなぁ。
こちら、タトラのセールスPV。
完全に自然破壊マシーン。