通勤用にキックスクーターを買った

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会社の最寄駅から会社までは、歩いて10分もかかる。

帰る時はウキウキしていて気にならないが、朝の10分は大きい!

本当は10分長く寝られていたはずなのに、会社のせいで早起きしているのだ。

貴重な睡眠時間を返せ!と思う。

そこで通勤用にキックスクーターを買ってやった。

朝の満員電車に持ち込むことを前提に選定条件を考えると…

折畳時のサイズ

重量

ここら辺は優先条件だろう!と、熟考に熟考を重ねた結果…

条件とあまり合致していないやつを買ってしまった!

Frenzy 205mm Kaimana

イギリスのブランドFrenzy Scooterを見ていたら、気になるモデルを見つけたのだ。

それが…Kaimana(カイマナ)

サイズ:H103cm×L92cm×W44cm

折畳時サイズ:H36cm×L78cm×W16cm

バーの高さは94cm・98cm・103cmの3段階。

耐荷重は100kg。

色はブルーとグレーの2色。

なかなかシックなデザインで大人用である。

ところが…

日本では売られていない!!

しかたがないので…

イギリスから個人輸入してやった。

Amazon UKは日本に送ってくれなかったので、prolineskates.comというサイトで購入。

110ポンドに送料が50ポンドで、計160ポンドであった。

当日の外国為替市場は129円を切っていたが、クレジットカードで適用された換算レートは132円で、21,000円ほど。

なお、実際には日本でも売られていることを知るのは後の話である。しかも、2万円ほどなのでイギリスから個人輸入するよりちょい安。

日曜日にポチッとしたら、月曜日にDHLからメールが届いて「木曜日に配達します」だと。

イギリスから配達日数4日!!

オレの中華スマホなんて、中国からユーラシア大陸を横断してムダにオランダを経由して、再びユーラシア大陸を横断して、結局22日もかけて届いたというのに…

これが送料無料と送料50ポンドの違いか?

いやぁ、木曜日に配達されたら金曜日の通勤でさっそく使おうかしら?

それまで数日あるから、駅から会社までの所要10分の内訳を調べておこう!と、電車のドアが開いた瞬間からストップウォッチで計測してみた。

“出来る男”の緻密な計画性はこういうところに表れちゃうのだ。

3:53 駅構内

1:25 徒歩

1:30 信号待ち

0:27 徒歩

0:40 信号待ち

2:03 徒歩

…あれ?

実質“外”を歩いている時間が4分しかないということは…

キックスクーターにする意味がほぼないんじゃ…

いや…絶対に買って良かったと思うはずっ!!

ポジティブ・シンキングだ。

届いたキックスクーターは、20インチ折り畳み自転車と比較するとこんな感じ。

キックスクーターの性能どうこう以前として、モノとして見るとマットな質感が高級感を出していてなかなか良い感じ。

ハンドルは折り畳んだ時にパチッと留められるようになっているのも良い。

問題が…大きさである。

手前のJD Razor MS-105R-Bと比較すると、一回り大きいのが分かる。

重さは4.7kgで、パッと持ってみた感じ重いとは思わないのだが、これを持って駅の階段を上り下りしていると段々と邪魔になってきてうっとおしく感じてくる。

そりゃそうだ、乗るためのものであって持ち運ぶためのものじゃないから、そもそも。

さすがにタイヤを剥き出しで電車に持ち込んだら、ある程度の混み具合だとタイヤが人に当たっちゃうだろうからと、合うカバーを探して辿り着いたのがこれ。

バックパックカバーのXXL

開口部がゴムになってて伸縮性があるから、前後のタイヤと板を包み込んでキュッと閉まるからちょうどいい。それでいてキックスクーターに付いているストラップはそのまま使えるというメリットがある。

早速、通勤時の駅から会社までの10分を短縮するという野望を叶える時がやってきた。

ちなみに、家から最寄り駅までは20歩くらいなのでキックスクーターの出番はゼロである。

なるべく空いている車両に乗り込み、電車での移動問題はクリアした。

いよいよ会社の最寄り駅から会社までの移動で、キックスクーターの真の実力を発揮する時である。

これまで9分58秒もかかっていたのが、なんということでしょう!!

↑大改造劇的ビフォーアフター風

キックスクーターという匠の技によって9分45秒と、13秒も短縮できたではありませんか!?

な…なんということでしょう…

4.7kgというほぼダンベルの重さの物体を持って駅の階段を上り下りし、他の乗客に気を遣って電車に乗り、そして何といっても2万円もの大金を払って…

13秒の通勤時間短縮に成功ですっ!!

こうして、通勤デビューと同時に引退を決めたキックスクーターであった。

近所のコンビニに行く時に使うわ、多分。

投げ銭Doneru

書いた人に投げ銭する

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