ナゴルノ・カラバフがどうこう

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これってどうなんだろ?

最新のダウンロードされた順で写真が並んでいるが、オレの写真で一番の売れ筋が『タティクパピク』って…

なんかイヤ。

上から3番目の場所名が表記されていないのは、マップ上でみると位置的にアルメニアのようだ。あくまで勝手な想像だが、欧米からダウンロードしているのもアルメニア系ディアスポラで、だから破壊された町並みの写真とかネガティブな風景写真は全く売れず、“我らが民族のシンボル”であるタティクパピクだけ需要があるのかも。

さてさて、ナゴルノ・カラバフの紛争はどうなるんだろ…

開戦からそろそろ2週間経とうとしているが、現時点での個人的な感想を言うと「当初思っていたよりも、巷で言われているよりも、アゼルバイジャン軍が攻め込めていない」感じがする。

ぶっちゃけ苦戦してるんじゃね?

単純な軍事力の比較で言えば、アゼルバイジャンの方に分がある。

そもそも人口からしてアゼルバイジャンの方がアルメニアより3倍も多く、人口に比例してマンパワーとしての兵力もアゼルバイジャンの方が約3倍も大きい。

装備の近代化の面でも、カフカス山脈の貧乏な国アルメニアと比べちゃうと、石油バブルで成金なアゼルバイジャンの方が進んでいるのは確かだろう。自国の観測衛星Azerskyを持ってるというのも軍事的に大きなアドバンテージ。

一方、アルメニアの中でもナゴルノ・カラバフからは最も遠い地域のひとつギョムリからやって来たという義勇兵たちの映像がこちら。

おじいちゃん!

杖ついてる人までいるし!

さすがにこの義勇兵たちは戦力としてカウントしないとしても、どう考えても戦力的にアルメニアの方が劣勢で、アゼルバイジャン軍の方が優勢なのは揺るがないんだけど…

アゼルバイジャン軍は奥に進むほど動画のような山の中に入ってゆくことになる。

いくら相手より3倍の兵力があっても、山の民を相手の山岳戦は面倒くさいぞー!

イエメン北部の山岳地帯や、アフガニスタン北東部の山岳地帯を見れば山の民を相手に戦うことの面倒くささは良く分かる。イエメンやアフガニスタンの山岳地帯ほどは険しくないし、あの人たちほど武闘派ではないとしても、アルメニアもなかなかのもんかと。

山から下りてきてイランに入って、アルメニアを振り返ったらこんな感じ。あの山から向こうがアルメニアで、それまでコートを着てブルブル震えていたのに、下山してイランに入った途端に暑くてTシャツになった。

アルメニア本国ほど平均標高は高くないにしても、ナゴルノ・カラバフ(山岳カラバフ)だってその名に恥じない山っぷり。

Mary from Verginia / CC BY-2.0

ナゴルノ・カラバフに入っていく時の中継地になるアルメニアのゴリス(上の写真)と、ナゴルノ・カラバフの景色(下の写真)。

Sonashen / CC BY-SA

アゼルバイジャン軍が谷間の一本道を奥に進もうとしても、道路に地雷を仕掛けられたり、山腹から砲撃されたりすれば進軍速度も落ちるだろうな。

アゼルバイジャンのアリエフ大統領がツイッターで、やれ「マダギズを奪回したぜぃ!」とか「ジャブライルを奪回したぜぃ!」とか言ってるけど、まだアルメニア高地の麓っていうか、山岳地帯の“淵”で戦ってて、深く中に入っていけてないじゃん。

一応、ナゴルノ・カラバフ最高峰のムロヴ山(標高3,724m)もアゼル軍が押さえたとは言ってるけど…

これからやって来る冬がどう影響していくのか?ってのもある。

ちなみに、昨日のステパナケルトの気温はマイナス1度だったようだ。

個人的には、長期化すればするほどアゼルバイジャンにはマイナスに作用してゆくかと。もちろん軍事的にアゼルバイジャンが有利で、ナゴルノ・カラバフ軍(裏にいるアルメニア軍)が劣勢というのは変わらないとしても、取り巻く“空気”は変わってゆく。

今はまだ大本営発表を信じてアゼルバイジャン国民も連戦連勝ムードでキャッキャッしてるからいいだろうけど、長期化して国民が「あれ?アリエフ大統領は調子いいこと言ってるけど、もしかして口だけで実はナゴルノ・カラバフを奪回できないんじゃね?」とか思い始めると、スーパーカリスマ大統領を目指すアリエフ的には良いことがない。

国民の期待が大きければ大きいほど、期待に沿えなかった時の反動は怖い。

正直“長期”がどれくらいのスパンを言うのか?までは分からないけど、来年2月26日までにナゴルノ・カラバフを含めてアルメニアに占領されている全領土を奪回できれば、ホジャリ虐殺の記念日を『ホジャリの敵討ちを果たしたぞ記念日』として「さすがスーパーカリスマ大統領!」的な演出もできそう。

劣勢なアルメニア側は「交渉してもいい」と言ってる記事が出ていたが、アゼルバイジャンは拒否。そうなると、アルメニア側も冬の山岳ゲリラ戦に持ち込んで泥臭く戦うしかないだろうな。

さて、本物の戦場でもドンパチやっているけど、ネット空間でも両陣営による工作活動がお盛んなようで。

なんか…キム・カーダシアンが絡まれてるしww

インスタで自分の補正下着ブランドSKIMSの宣伝をしたら、アルメニア人から「この時期にトルコ製の下着を宣伝するとは、このビッチがっ!」的な絡まれ方されてプチ炎上してる。

まぁ、彼女もアルメニア系とはいえ飛び火もいいとこだな。

ネット工作で使われているハッシュタグは、

#StopArmenianAggression(アルメニアの侵略を止めろ)

#StopAzerbaijaniAggresion(アゼルバイジャンの侵略を止めろ)

#KarabakhisAzerbaijan(カラバフはアゼルバイジャンのもの)

#KarabakhisArmenia(カラバフはアルメニアのもの)

#TurkeyTerroristState(トルコはテロリスト国家)

#RecognizeArtsakh(アルツァフを認めろ)

#DontBelieveArmenia(アルメニアを信じるな)

あと、なぜか#JusticeForMingachevir(ミンゲチェヴィルの正義)のハッシュタグを付けているツイートの多くは日本語でアゼルバイジャンのプロパガンダを垂れ流してる。

日本人がミンゲチェヴィルに興味持ってると思われてんのかな?

興味を持つ以前の問題として、誰もしらねーよ、そんな町!!

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