いつも南アフリカの電子音楽に関しては紹介するけど、それ以外のアフリカ諸国に関してはあんまり。
それは、自分が住んでいたことがあるという親近感からくる「いや、アフリカ大陸で一番レベル高いのは南アフリカっしょ!」という完全えこひいきである。
あと、そもそも南アフリカは電子音楽市場が大きいので需要にあわせて供給側も発展してるってのもあるし・・・
白人比率が大陸で一番高い国っていうのも、音の幅が広がる要因のひとつってのもある。
今回は、南アフリカ以外の電子音楽を紹介してみようかと。
エレクトロ・シャービとか、クドゥロからのカルガーとか、シャンガーン・エレクトロとか、アフリカ的な電子音楽と言っても色々ある。シャンガーン・エレクトロは南アフリカだけど。
例えば、エジプトのエレクトロ・シャービ。
ラッパーこそサウジアラビア人のクサイ(←名前ね)だけど、音はエレクトロ・シャービ。
エチオピア人のミカエル・セイフとか、エチオピア・エレクトロというジャンルを自称してるけど、まぁ・・・思ったほどアムハラチックじゃないし、とりあえず無視。
で、結局どれがカッコいいのよ?!ってなるんです、アフリカだから。
カッコいいの基準が人それぞれとして、個人的にカッコいいと思うものを選んでみた。
まずは・・・ガーナのレッドレッド。
ガーナ人のM3NSAとハンガリー人のELOの2人組ユニット。
彼らがいうところの”アフリカンEDM”にのせて、トウィ語のラップが炸裂。
一方、レッドレッドと同じガーナのアンブレイは暗め。
基本的に彼女の曲はガー語だけど、これは英語。
西アフリカから東アフリカに変わって、ケニアのムソニ・ドラマー・クイーン。
ケニア人ラッパーのカリグラフと、ナイジェリア人ラッパーのM.Iを迎えて、ラップと太鼓を電気な感じにミックスさせた曲とか。
再び西アフリカに戻って、コンゴのンボンワナ・スター。
7人のグループで、内2人はスタッフ・ベンダ・ビリリの元メンバー。
スタッフ・ベンダ・ビリリは、確かメンバー全員がポリオで障害をおって車いすだったような・・・それプラス路上生活者だったような・・・聴かないからあんまり知らない。
ンボンワナ・スターは、スタッフ・ベンダ・ビリリと比較して、リンガラ音楽をより電気でビリビリさせた感じですね。
こちらは、砂漠くらいしかイメージできないチャドのアフロトロニクス。
チャド人のサレブ率いるプロジェクト名だけど、トゥアレグ音楽を電気でビリビリさせてます。
セネガルのイバーク。
アフロフューチャリズムなサウンドと映像。
宇宙にいっちゃいましたね。