空き家のセキュリティ対策

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とある事情で、地方にある空き家の防犯を考えることになった。

南アフリカに住んでた時みたいに、家の目立つところに「Armed Response(武力対応)」の看板を貼り出しておくか?

ケープタウンでよく見かけたセキュリティ会社の看板といえばADTやChubb(現National Security)あたりだったが、あの国も広いから各地に色々な会社がある。

押し込み強盗の通報を受けてKZN VIPプロテクションの武力対応チームが急行。慌てて逃走を試みた犯人たちだが、逃げられないと知って反撃に出るも制圧された時の写真。

社名にKZNが入ってるってことから予測はついたが、やはりクワズールー・ナタール州の会社だった。

民間のセキュリティ会社のくせにSWATチームも持っている謎。会社のサイトを見たら、暴徒鎮圧、爆弾処理、覆面捜査も請け負っているらしい。

よーし、KZN VIPと契約するか!と思ったが、どうやら彼らのテリトリーはフェニックス(インド人タウンシップ)周辺のみで極東の日本までは来てくれないっぽい。

日本には「Armed Response」以外の選択肢が色々とある。

窓にシャッターを取り付けるとか…防犯カメラを設置するとか…ホームセキュリティシステムを導入するとか…

ただ調べてみると、けっこう初期費用が掛かる。

窓シャッターでも数十万円、セコムやALSOKのホームセキュリティシステムも設置機器の買取タイプだと数十万円は掛かる。

もちろんホームセキュリティシステムには、初期費用ゼロでその分だけ月々の料金が高くなるプランも用意されていて、ALSOKの場合だと(家のサイズによるが)8500円/月くらいか…

2年で20万4千円。

まぁ、一言で『防犯』と言っても完璧を求める必要があるのか?というところで、何を妥協できるのか?と引き算で考えていくと、最終的には「勝手に知らない人が住みついてたらイヤ」くらいのレベルであった。

その程度なら、気休め程度のホームセキュリティでも試してみるか!と、IoTを使ったホームセキュリティ『leafee(リーフィー)』を試してみることに。

とりあえず14日間の無料トライアルを自分の家で試してみて、使えそうだったら空き家に導入するか。

2種類あるセットで選ぶ方を間違えてしまった…

本当は人感センサーも試したかったのだが、開閉センサー2個の方を頼んじゃったが…まぁ、いいや。

箱の真ん中に入っているスピーカーが付いている四角いやつがハブ。

右のツルツルした四角いやつが開閉センサーで、重なって2個入っていた。

ハブだけがAC電源で、開閉センサーはボタン電池(CR2032)なのだが…まずここがネックだな。

電池の寿命は約6カ月らしいが、東京から遠く離れた空き家に半年に1回は行かないと電池が切れた後は無用の長物になる。

ハブ⇔開閉センサー&人感センサーの通信はBluetoothで、

ハブ⇔インターネットへの接続は Wi-FiもしくはSIMを使った 携帯回線になる。

今回は自分の家なのでWi-Fi用だが、空き家で使うとなると携帯回線になりそう。

2個ある開閉センサーをベランダの窓と玄関ドアに付けてみた。

まずは窓に…

カギのところにマグネットを貼り付けて…ガラスに開閉センサーを貼り付ける。

カギを閉めると、マグネットと開閉センサーが接近して[閉鎖状態]に。

この方法だと、窓の開閉というよりカギの施錠有無が分かることになる。

一方の玄関ドアは、これが[閉鎖状態]。

ドアが開くと開閉センサーとマグネットが離れるので[開放状態]。

この場合は、ドアの開閉は分かるがカギの締め忘れは分からない。

ちなみに下にピロンとベロみたいに出ているのは引っ張ると簡単に剥がれる両面テープ。とりあえずのお試しなので機器の返却を前提で取り付けている。

あとはスマホの専用アプリで操作する。

『警戒モードをONにする』を押すと、警戒モードに。

玄関ドア、ベランダの窓とも[閉鎖状態]の緑色のままだが…

警戒モードのままベランダの窓を開けてみると…

即アプリで[異常を検知]と通知が出る。

同時にハブからはなかなかの大音量でアラームが鳴って、ワタワタする羽目に。

ほほぉ~、これなら全然いいかな!と思っていたのだが、問題点も。

数日間、ベランダの窓をいくら開け閉めしてもアプリ上は[閉鎖状態]で緑色のまま。玄関ドアは開け閉めしたら反応するのに、ベランダの窓だけ反応していない。

アプリでベランダの窓の開閉センサーを見てみると…

3日前から反応しとらん!!

一定期間以上センサーとハブの間で通信が途絶えたら、アプリ上で通知なり何なりの注意を出さなきゃ気が付かなくね?

自宅で試しているから「あれ?開け閉めしているのに反応しないな」と気が付いたわけで、遠隔の場合は気付けないじゃん。

で、開閉センサーとハブ間のBluetooth接続を回復させるためにハブの電源を一度落として再起動させたら直ったのだが…遠隔だったらその再起動ができない!!

通信の安定性の問題はしょうがないとしても、アプリからハブの再起動を出来るようにしないと厳しいな。

約1週間使ってみた感想。

基本的には自分が実際に住んでいる家のセキュリティを考えた時の選択肢としては、月額1,000円前後という料金も考えると『あり』かと。

あとは、ドアの開閉通知で「今、出掛けたな」とか「帰ってきたな」というのが分かるから、一人暮らしの年寄とか、子供がいる場合なんかも使い道はありそうな気がする。

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