ついに、未踏の地に初上陸!!
今回のルートは三軒茶屋→下北沢→笹塚と、人気のエリア(笹塚以外)を南北に縦断。
三軒茶屋、略して「三茶」とか言うとこでしょ?
へ~、これが三茶なのぉ?と思いながら、三角地帯を歩く。

あれ?来たことあるかもしれん……
朧げな記憶ながら、オレは過去に三茶の三角地帯で飲んでいる可能性がある。
景色で、とかではない。
こんな飲み屋横丁なんて他にもたくさんあるから、これぞ三茶!という景色でもない。
『三角地帯』という名称で、具体的に誰と飲みに行ったかも頭に浮かんできた……
なんだか初上陸じゃない気もしてきたが、かなり曖昧なので初上陸ということにしておこう。
とりあえず三茶のランドマークであるキャロットタワー26階の展望台に登って、予定ルートが坂になってないかチェック。

富士山が見えた。
富士山と満月って、思わず写真を撮っちゃうけど二度と見返さない。

新宿副都心も見える。
こういう写真も、二度と見返さないやつ。
三軒茶屋から、茶沢通りを北上して下北沢へ向かう。

後で、茶沢通りについてwikiを見たらこんなことが書いてあった。
シティガイド『タイムアウト』のグローバル調査で、2024年、世界で最もクールな30のストリートで、日本から唯一ランクインし9位に選ばれた。選考理由は、気さくなレストランや居心地の良いカフェが並ぶ市街と、住宅地が融合しているのがその理由。
世界で最もクールなストリート9位だって!!知らんかった。
へー、あれがクールなんだ……
残念ながら全く気がつけなかった。
歩いた感じ、何のクールさもなかったが、これはオレの問題なのか?ランキングに選んだ人の問題なのか?はわからない。
ただ、「気さくなレストランや居心地の良いカフェが並ぶ」とか言われても、お散歩くらいじゃ“気さく”かどうかなんてわからないし、“居心地が良い”かどうかもわからない。
それは店に入ってみないと判断できないことだが、こっちは通りを歩いただけだから。
ちなみに、通り沿いのレストランやカフェについて特に「多いな」とか「お洒落だな」といった印象はない。
普通っちゃ普通。
『世界で最もクールなストリート9位』と知らずに茶沢通りを歩いたオレが撮った写真を見返してみよう。

家がクールなことになってるっ!!
と、思わず撮ってしまった一枚。寝ぐせがひどい。

『家相・方位・運勢鑑定・テルミー治療』
…テルミー!?なんか久しぶりに聞く言葉!!
と、思わず撮ってしまった一枚。
どちらの写真も茶沢通り沿いである。
こうやって写真を見返してみると、『世界で最もクールなストリート9位』に選ばれたのもわからなくはない気がしてくるな。
やがて茶沢通りは下北沢に入ってゆく。
略して「下北」とか言うとこでしょ?
三茶は初上陸じゃないような気がしてきているが、下北は初上陸のはず!!
シティガイド『タイムアウト』のグローバル調査で、世界で最もクールな地域に、2019年に2位、2022年に7位に選ばれた。
この『タイムアウト』って何なの?
ついに気になり出して見てみたら、最新2025年の『世界で最もクールなストリート』ランキング1位は東京・神保町、『世界最高の都市』ランキングは1位がケープタウン、2位はバンコクだった。
さて、世界で最もクールな地域のひとつにして、サブカルの街・下北沢といえば……
救いの光教団でしょっ!!
総本山は、下北沢駅の南西口から徒歩1分のところにある。

外観を見たがあまり興味を惹かれなくて、中に入ってみたい気にはならなかった。
まったくもって奇抜な外観の建物ではないし、中小企業のオフィスビル然としていて、オレの興味範囲外。
へー、普通だな……
と思いながら眺めていると、ちょうど信者と思わしきおばあちゃんが建物から出てきた。
一度は普通に帰って行ったのだが、ビルの前で佇むオレが気になったのか(もしくは怪しんだのか)、戻ってきて声を掛けてきた。
あら?そうですか?
おばあちゃんに誘われるがまま建物の中へ。
おばあちゃんは教団の職員を呼び出して「この方を2階を連れて行って、神様を見せてあげて」と一方的に伝え、困惑する職員を尻目にオレに「お茶でも飲んでゆっくりしていきなさい」と言うと、さっさと帰っていった。
そんなわけで、中に入る気は全くなかったにもかかわらず、教団職員に説明を受けながら建物内を案内してもらうことに。
三茶で“気さくなレストラン”には出会わなかったが、下北で“気さくな教団”と出会った。
これが、教団本部の2階にある神殿。

神様って言ってたから、もうちょっと違う感じのを想像してた。
掛け軸が一番大きくて、右にちっさい木彫りの像が置いてあるが、それが神様だって。
柱と重なっていて、写真だと少し見えにくい。
ちっちゃくね?
掛け軸に対してちっちゃくね?
しかも、真ん中じゃなくてちょっと隅に置かれてね?
とは思ったものの、口に出さないようグッと堪えた。
神殿の上に掲げられている写真は、教祖の岡田茂吉。
掛け軸には岡田茂吉筆で「大光明」と書いてあるらしい。
『明』の字だけクセ強くて読めなくない?
とは思ったものの、グッと堪えた。
ちなみに、掛け軸の横のちっさい木彫りの像が、宇宙の創世神「大光明(みろくおおみかみ)」だって。
宇宙の創世神なのに、左端の大黒天みたいなのよりちっせーのが気になる!
ハチ公像も、みろくおおみかみ像も、でっかい方が絶対にいいって!!
教祖は岡田茂吉ってことで、いづのめ教団とか、世界メシア教と祖を同じとする、いわゆる手かざし(浄霊)系というか世界救世教系らしい。
職員が「世界救世教の分派です」って自分で言ってたし。
すごく色々と説明をしてくれたのだが、勧誘みたいなことは一切されていない。
ただ……
「こういうのお好きなんですか?」
と聞かれた時は困った。
「こういうの」が“どういうの”を指すかで、あなたとオレの間には相違がありそうだし、
あなたの「好き」と、オレの「好き」、同じ好きでもまったく違うものだが、そのギャップを失礼にならないように上手に説明するのは非常に難しい。
ここは下北だし……「サブカル好きなもんで」と答えておいた。
たぶん、変に波風立てない一番無難な回答。
【サブカルチャー】主流の文化や価値観から外れた、またはそれに対抗するような異端的な文化や趣味のこと
“異端的な趣味”などと言うと甚だ誤解を与えること必至だが、『サブカル』と言っておけば大体のことは丸く収まる。横文字にするだけであっという間に便利な言葉に。
職員のおじさんは怪訝そうな顔をしたが、それ以上は何も言ってこなかった。
おかげでこっちも助かった。
これ以上話を広げようとされてたら、オレも困るとこだった。
「ファッション、音楽だけが“サブカル”だなんて誰が決めた?!オレはそんな他人が決めた枠なんかにはまらない!オレにとってのサブカルは総本山だ!下北万歳!」みたいな、若者でもないくせにめちゃくちゃ変な尖り方してるイタいやつになって、その場を乗り切るしかないとこだった。
でも下北って、そういう人たちが集まるサブカルの街なんでしょ?

知らんけど。
三軒茶屋→下北沢だけだと距離が足りないから、笹塚まで歩いて距離稼ぎ。
笹塚は……特にこれと言ったものは何もなかった。

井の頭通り沿いに、宗教法人イスラミック・センター・ジャパンがあるくらいか。

現在は内装工事中。
この日は、13km、15,000歩を歩いた。
三茶童貞じゃなかった可能性が高いが、下北童貞からはついに卒業した。
もし誰かと下北の話題になっても、話についていける自信がついた。

